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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

奈井江・第三紀〜白亜紀

2010年10月上旬

ワタクシの妹さんが旅のお土産に「塩原化石が入っているかもしれない石」を送ってくれました。
栃木県・那須塩原はレリーフの様に美しい植物化石を産出するので有名です。
お土産の頁岩にも小さいですが葉っぱの化石がいくつか入っていました。

休日の遅い朝食を食べながら、塩原化石を眺めていたRyoが
「どこか植物化石出るトコないの?」と言いだしました。
「塩原のとは大分違いますが、結構、あちこちありますよ。幾春別、冷水、美唄、砂川...」
「この前の砂川のはコザコザばっかりだったじゃん」
「ん~、場所によってはキレ~なのもあると思うんですけど...」

この頃は、新十津川・砂川方面を重点的に回っていたので、早速、その辺りの地質図を開いてみます。
美唄~滝川まで国道12号線の東側は細く短冊状に色分けされマーブル模様になっています。
殆どは第三紀ですが美唄山の付近が中部蝦夷層群~上部蝦夷層群であるのに気付きました。
美唄山から流れる美唄川と奈井江川の上流は白亜紀なのです。
上流へ向かう途中、第三紀の植物化石や貝化石は間違いなく採れるでしょう。
そして、最後に白亜紀のデザートとは...なんだか、お得感のある川です。
「決まりました(+∀+)!!今日は奈井江に行きますよ!!」
「よしっ!!お弁当がいるな!!」
「........(+∀+;)?...じゃ、ま、作ります。Ryoさん用意の方を....」
ワタクシはお弁当を作りながら、本を片手にニワカ勉強をします。

美唄・奈井江の白亜紀化石の記述をあまり見た事がありません。きっと産出が少ないのかもしれません。
レアなデザートへの期待感は募りますが...今回のメインディッシュは植物化石です。
思えば、これまで植物化石を探すために出かけた事はありませんでした。

奈井江市街を抜け、高速道路をくぐり、クスッてしちゃう名前の橋から下を見下ろします。
「ん~...コレハアリマスヨ(+∀+)いきましょっ!!」
ここのところ、砂川で植物化石が出る地層を目にする機会が多かったので、
ワタクシ珍しく自信ありげです。
いそいそとお弁当を食べ...出発です。川に沿った林道があり
川縁のスロープは途中から護岸されて川へ降りるのは容易です。
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晴れた秋の気持ちのよい日です。斜光を受けて水面は輝き、色づき始めた葉が鮮やかに透けます。
ひだの様に幾層も泥岩が覗いています。無数の黒い線が走り、間違いなく植物化石です。
チゼルハンマーを打ち込むと剥離し、びっしりと入った植物化石が現れました。
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泥質の母岩は柔らかいので、キレイに端まで割る事は難しいです。
また、特定箇所をキレイに出すのも難しいです。ある程度、偶然に頼らざるを得ません。
タイルタガネの先を少し薄く研磨した道具があったらイイかもと思いました。
1時間ほどで、化石は大量に収穫出来ました。


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思ったよりも早く目的を達成し、上流を目指します。
600mほど先まで川は林道から離れてしまいます。
ようやく近づいてきた所は川が下の方にありましたが、ここを逃すとまた離れてしまうので
斜面を慎重に降りて行きます。
先ほど植物化石が出た地層はありませんでした。代わりに荒い砂岩が目立ちます。
なんとなく...臭います(+∀+)すぐに、ひと抱えもある大きな砂岩にシジミの様な小さめの貝が密集しているのを見つけました。
上砂川で採取した子に似ています。
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少し大きめの二枚貝も2種類見つけました。
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いずれも岩質は硬く割るのが大変な上、分離も悪く状態も良いとは言えません。
同一種ばかり出るので、また上流へ移動します。
「ほら、キノコキノコ!!知らないキノコがあるよ!!撮って撮って!!」
この頃、Ryoはキノコとクモの写真を沢山撮っていました。
目に入ったキノコは片っ端からカメラに収めます。
でも名前には全く興味がなく、存在や造形が好きなのです。
ワタクシもつられる様に沢山撮ります。キノコは形も生態もなんだか不思議で好きです。

そんな、キノコのシーズンとあってか、道路脇に車がよく停まっています。
ニコニコと会釈をしても「チロッ」と一瞥し、皆そそくさと車に乗り込んで去って行きます。
アヤシ~(+∀+;)。。それとも特別なキノコがあって、その存在を知られたくないのかしらん?
昔から、身内でも教えないなんて言いますものね...。

急に対向してくる大型トラックが多くなりました。
広い林道とは言え、さすがにトラックは避けられず、アワアワと急いでバックします。
一台避けると、また一台...。そしてまた...一台。
「ナンダ?この道、やたらトラックが多いですね(+∀+;)....」
「工事やってるのかな?」
「だったら奥まで行けませんね~...どわっ!!また来た!」
「なんかイッパイ積んでるよ」
「黒い...。石炭?この奥でまだ石炭を掘ってるんでしょうかね~?不老の滝は一応景勝地となっていますし、途中、美唄山への登山道もあったハズなので、入れると思うのですが...」
(後から知りましたが、奈井江には石炭による火力発電所があるそうです)

少し大きめの橋を渡り、しばらく行くと右手にぽかんと小さな広場がありました。
「あ、なんか建ってるよ」
「記念碑ですかね...ちょっと降りてみましょう」
「東奈井江小中学校跡だって...昭和46年に児童数皆無のため閉校、だってさ」
「...こんな所に学校があったんですか~。大分奥ですよね...(+∀+;)」
「子供がいたんだね昔は...今はな~んにも無いのにね」
碑の周りは草を刈った様ですが、あとは自然のままです。
この林道に沿って、そんなに沢山の民家があったのでしょうか。
ワタクシは、当時の生活を今の風景に重ね合わせ想像してみました。
五十年前の今時分...。
夕餉の香りが漂いはじめ、友達を呼び合う子供達の明るい声も響いていたでしょうか。
先生は子供達に声かけながら街へと帰ってゆき、父親たちは炭坑作業を終えて湯の香りをさせながら玄関をくぐり家人に声をかけたでしょうか。
草を掻き分けながら、ワタクシたちは当時の校舎を想像しながら散策しました。
湿地っぽい場所にはキノコが多く、ワタクシたちはまた夢中で写真を撮ります。
広場の突き当たりは川です。川縁には大きな木が生えています。学校裏にあったものでしょう。
川へは少し落差がありますが降りる事が出来ます。
大きな石炭の塊が散見され、地層にも分厚く入っています。
割ると黒光りした内に若い琥珀が輝いています。
岩を割って生える木々は川を覆い鬱蒼とした感じですが、とても気持ちのよい場所です。
学校が建っていたと思われる場所を見上げます。斜面を怖々降りてくる子が見えます。
そんな子をまわりは囃し立て、上級生は自慢げに一気に飛び降りてみせます...。
子供達は大人に注意されながらも学校裏の川で遊んだ事でしょう。
もしかしすると先生と一緒に石炭や化石の勉強をする事もあったかもしれません。
笹舟が流れ、七夕飾りが流れ、時には荒れ狂い...
それでも人々の生活の側に沿って川は流れていたはずです。
古い古い琺瑯引きの調理器具が川底にありました。彼らの生活の一部だったものでしょうか....。
遠くからザブザブと飛沫を上げて元気にRyoがやって来ました。
「こんなトコの学校がイ~よね!!」
「本当ですね。とても気持ちが良いです」
「こんなトコに、お家もイイね」
「本当に....」

やや行くと、右手に出来たばかりと思しき新しい立派な橋が架かっていました。まだ工事中の様で
入りませんでしたが、美唄の方へ抜ける道でしょうか。
この橋の前後100mくらいの範囲では化石を見つける事が出来ませんでした。
西日を浴びてセロファンの様な羽をきらめかせアキアカネが飛び交います。
探査中のワタクシを待つ間、Ryoは橋の上でトンボを捕まえたり、写真を撮ったりしていました。
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2号橋の下では巻貝がびっしりと密集した石を採取しました。他には見当たりませんでした。
転石なのかもしれません。
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3号橋付近では貝化石を見つける事は出来ませんでしたが
砂岩に挟まる薄いた炭層とサンドパイプ様のものを見つけました。
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これ以降、段々と炭層ばかりが目立ち、化石は見当たらなくなってしまいました。
しかし、景色は素晴らしい場所が多かったです。
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最初の橋から約9km。石炭採掘場への道と不老の滝への道の分岐に来ました。
どちらにも、看板があります。
「ココから、6.2kmですか...結構ありますね....」
「なんだか道も急に細いね」
「うっわ~(+∀+;)道が悪いです~。ちょっとコワイかも。そっち側よく見ておいてくださいね~」
「やっぱり、さっきの道は作業道だから立派だったんだね」
「待避場所も少ないし、こんな道で対向車来たら泣きます~。不老の滝は観光地なんですから、こんな道悪くてどうするんでしょ?」
「ダレも知らないんじゃないの?」
「そんな事はないと思いますけど、ちょっと荒れ過ぎですね。この道を6kmは酷です~。あ~ぁ...崩落しかけてるし~。ちょっと石を退けて来ます...」
何度か大きな岩を脇へ寄せ、少しずつ進みます。
今日は午後からのスタート、川は思ったよりも長く、おまけにキノコに時間をとられました(笑)。

川は随分下を流れています。山奥に来たという感じがします。
「距離と方角からして、この辺りからが白亜紀だと思うのですが...ひとりで降りてみますね」
ロープを使って急斜面を下ります。ザラッとした見覚えのある砂岩です。
見下ろしているRyoに声をかけます。
「この感じは~なんとなく函淵層っぽいです~」
「ゲッ、ハコブチ~!?やめやめ、つぎつぎ~!!」
ワタクシたちは函淵層から何も採取したことがないため敬遠してしまいます。
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砂防ダムは、なかなかご立派で近距離に複数あるようです。
これではあまり化石は期待出来ないかもしれません。
現れる小さな橋はどれも雪でボロボロです。
ガードはひしゃげブドウのツルがわんさと巻き付いています。

「この辺りの川の雰囲気はかなりイイですね。もうあまり時間がありません。急ぎますよ...」
「ん~...。砂防ダムの下、イイ感じの泥岩だけど....深いよ~....」
「わ~、コレはなかなか...(+∀+;)ちと、そのまま降りる訳には行きませんね。今、ロープを繋ぎます...」

ふたり急いで川へ降ります。辺りはどんどん薄暗くなります。
谷の中はさらに暗く、これ以上暗くなってはノジュールなど見つけられません。
ましてや、今来た道を真っ暗な中帰りたくはありません(涙)。
「なんでもイイので、痕跡だけでも見つけて下さいね」おなじみのセリフです。

「暗くてよく見えないよぉ~...」Ryoは腰を屈め殆ど手探りです。
間もなく、ワタクシが15cmx20cm程の大きめのイノセラムスの破片を見つけました。
「ありましたよ~(+∀+)!!イノセラさんです!!!大きいヤツです。きっと他にもあるので、
頑張って~!!!」
しかし、その後なかなかな見当たらず、時間ばかり過ぎます。
「Ryoさん...そろそろ終わりです...」と言いかけた時
アンモの破片を見つけました。そして、その側に小さなノジュール。割るとグズグズのアンモが入っていました。

「素敵なデザート」にはありつけませんでしたが「たしかに白亜紀があり化石もあった」ということで満足でした。
この後、不老の滝近くまで行き、本日の探索は終了です。
すっかり暗くなった中ソロソロと帰りました。
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この記事を書きながら、来月になってRyoが仕事から帰って来たら、
また奈井江に行こうと考えていました。しかし、奈井江町のHPによると...。
不老の滝への林道は現在、法面工事中(そらそ~です。ヒドかったですもの)。
そして、引き続き冬期封鎖で2013年6月まで(予定)「通行止め」との事です。

がび~ん(+∀+;)ザンネン!!!
by motoronron | 2012-08-27 16:36 | もろもろ産地 | Comments(14)
Commented by fossil1129 at 2012-08-27 19:40
三紀から始まって
デザートの白亜までの巡検記、楽しく読ませていただきました。
美唄の白亜、奈井江までつながっているのですね。

石の性格は悪そうですが、
当たれれば、面白いものが出そうですね。
Commented by アルビアン at 2012-08-27 20:11 x
こんばんは、素晴らしいアタックですね、わたしも、美唄、奈井江、砂川はアタックしました、先ず、美唄ですが、アンモナイトの多産地域です。美唄川上流はカンパ~セノマまで、順番に白亜紀があります。アタックされて下さい、素晴らしいアンモナイトが採集できます。奈井江川はサントの地層から、素晴らしいパキやハウエリ、等が採集できます。あまり皆さんアタックしない産地ですから、当たれば素晴らしいです。砂川は、たしかにシジミがありますね、淡水と海水が混ざる地域の化石が多産しますね、植物は素晴らしいです。滝川や夕張冷水、三笠、そして、芦別、炭鉱近くには、沢山産地があります。素晴らしい植物は、然別付近もよいです。(^○^)
Commented by ZX9-R at 2012-08-27 20:49 x
奈井江、美唄は知識では白亜紀層があるとは知っていましたが、アタックされたのですね。本当に守備範囲が広いです。植物化石も美しいですね。私は最初の化石が植物でした。ハードなアタックをされるだけあって、ロープを常備されているのですね。私も最初の頃は持っていましたが、最近は持って行きすらしません。
今更ですが写真が美しいですね。しかもレンズもいろいろお持ちのようで、結構凝っているのではありませんか?
Commented by もとろん at 2012-08-27 22:31 x
fossil1129さん、こんばんは〜(+∀+)。
奈井江川は下流から上流まで楽しい川でした〜。
当分、上流へは行けなくなってしまいましたが、来年夏にでも再訪したいと考えています(+∀+)。
Commented by もとろん at 2012-08-27 22:33 x
アルビアンさん、おこんばんはです〜(+∀+)。
やはり、全て歩かれているのですね〜(笑)。
美唄は沢山でますか〜(+∀+;)!?奈井江川の次に行こうと考えていたのに、
すっかり後回しになっています...。
ワタクシが行った時の奈井江川は、とてもキビシイ感じでしたが、
時折、足を運んでみたいと思っています〜。
植物化石もキレイにでると良いものですよね(+∀+)。
Commented by もとろん at 2012-08-27 22:57 x
ZX9-Rさん、まいどさま〜(+∀+)!!
ワタクシ、すぐ降りたい派なので(笑)ロープは必需品です〜。
それにRyoさんもロープがあるとグンと行動範囲が広がります。
カメラですが...。2012年以前は、6年ほど前のモデルの、
FinePixS9100というレンズ一体型デジタル一眼で、
現在は、PentaxのOptioWG2という防水コンパクトです〜。
コレはGPSロガーが付いてて大活躍です〜(+∀+)!!
Commented by トシプ at 2012-08-27 23:07 x
私も美唄川上流が気になっていました
今、いろいろと忙しくて巡検行きたいのですがお預け状態です。
私の地元にも葉の化石が採れる場所がありますよ!
かなり新しい時代の化石の様です。
シダ類やメタセコイヤの様な化石を採って見たいです。
この時期の蒸し暑さにすっかりやられてダルダル状態です
Commented by もとろん at 2012-08-27 23:18 x
トシプさん、こんばんは〜(+∀+)。CDどーでしたか?
本当になんだか...今更、暑いですね(苦笑)。
わ〜!!やっぱり美唄川、気になっていますか〜!?さすが、お目が高い(+∀+;)!!
植物化石、そちらも沢山ありそうですね。採取されましたら、
是非、アップなさって下さいね〜(+∀+)楽しみにしています〜。
Commented by はにわ at 2012-08-28 18:15 x
狙った獲物を見事にGETされてなによりです
植物化石綺麗にでてます。結構大量に産出ですか?
白亜紀も確認できて産地開拓進んで楽しそうです
Commented by apogon2 at 2012-08-28 23:28 x
今回はノスタルジックな記事でしたね。小学校跡のところの記事でじ~んと来てしまいました^^;。
昔は夕張も三笠も奈井江も多くの人で賑わっていたのでしょうね。

植物の化石も面白いのがありますね。
アンモの新種はもう出尽くした感がありますが、植物はまだまだ未知のものがあるそうです。こまめに集められていくと、新種登録が出来るのが採れるかもしれないですよ^^。
Commented by もとろん at 2012-08-29 01:17 x
はにわさん、おこんばんは〜(+∀+)!!
植物化石、も〜、たっくさん出ます〜。写真の枚数制限がある様ですので、
写真掲載出来ないものもありましたが、また、別の記事の時に載せます〜。
沢山でるかわりに、キレイに出すのは難しかしいです。
塩原のはカリカリとした頁岩中、あまり重ならずキレイに出ました。
ココのは落ち葉を固めた感じです〜(笑)。
Commented by もとろん at 2012-08-29 01:24 x
apogon2さん、いつもありがとうございます〜(+∀+)!
小学校跡...ワタクシも感慨深かったです〜。いつもの妄想に拍車がかかります(+∀+;)!!
新種登録(+∀+)....。考えた事も無かったです〜。
その場合自分が「コレはアヤシ〜...」と思って鑑定依頼するのでしょうか?
だとすると、ムチムチプリンのワタクシにはちと難しいですね〜(笑)。
いつか、ワタクシの化石がどこかに寄贈される日が来て...
さらに、奇特な方がそれを開封鑑定して下さった時ですね〜。
Commented by kaseki at 2012-08-29 11:12 x
初めまして、栃木に住む化石好きのkasekiです。
塩原は私は3,4回は行きました。化石が採れる所は化石館と称した博物館になっていて、原石を購入して、割るという感じです。学校の理科野外実習で行くぐらいポピュラーな場所です。葉はもちろん、ネズミやカエルも出ています、、、植物化石のように平面な化石で、もし、塩原みたいに層理が発達している場合はナイフや包丁を使うと綺麗にスパッと割れてくれるらしいですよ。私は試したことがありませんが、、、。
しかし、地質図広げて、産地を見つける!というのは凄いですね~私には到底真似できません。植物化石の中にはセコイアもあるようなので、中新世ですね(確か、、、)塩原は更新世なので、また違った化石が出て面白いと思います。白亜紀の植物はあまり研究が進んでいないようですね、、、日本の新生代の植物は三木博士が比較的記載を進めたので、新種は望めないのかもしれません。現生種と重なる部分も多いので、、、。でも、いつかは新種も!
ちなみに私自身、北海道に行ったことはありません。いつかは行きたいと思っているのですが、、、。
長く書きましたが、これからも何卒宜しくお願いします。
Commented by もとろん at 2012-08-29 11:34 x
kasekiさん、いらっさいませ〜(+∀+)!!
他の皆様のブログでお名前拝見しております〜。
塩原情報ありがとうございます〜。ネズミ&カエル!イイですね。昆虫化石なんてのも気になります。
地質図広げて化石を探しに行くっていうのは〜(+∀+;)ワタクシの場合〜...
「あ、ここ白亜紀って書いてある!!行くぞ(+∀+)!!」なので小学生レベルです〜(汗)。
あ「化石風土記」お持ちですか。あの本好きなんです〜。
アマチュアの採取エピソード満載で、ドキワク感があって
ワタクシの様に化石の知識の乏しい人間でも楽しめました。
皆様のお力を借りて、この第二部を出したいな〜...(+∀+)と考えた程です。
化石好きっ子を育てるには入口として凄くイイと思うのですが〜。
あの本の感じなら、ムチムチプリンのワタクシでも書けるかしらん?と思っての拙ブログスタートでした〜。
kasekiさんのプロフにBeatlesと古書とあり、超引っかかりました〜(笑)。
ワタクシも大好きです〜。
コレからも、よろしくお願い申し上げます〜(+∀+)!!
北海道にも是非いらしてくださいね〜。