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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

岩見沢・朝日・その1

2009年 12月上旬

前回の記事で初めての「ボウズ」を経験したワタクシたち。
気を取り直して、岩見沢・朝日町にある露頭に向かいます。

道々38号線を岩見沢から美流渡(みると)・万字方面へ。
「これから行く朝日層の化石は中新世前期だそうです。いつも行く望来も中新世ですが後期で、ずっと新しいのです」
「白亜紀以外だったら、コレまで採った中で一番古いってことか」

旧朝日駅を通り過ぎ、3番目の橋を渡ってすぐ右手に露頭がありました。
「あ、あれだ....。ココはすぐに分かったね」
「なかなか大きな崖ですね。こんな崖を見るとテンション上がってきますね(+∀+)」
「ウニ、あるかな〜...」

↓この写真はちょっと拡大します。
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橋を過ぎてすぐに右折し小道へ入ります(不法投棄が酷く現在は封鎖されています)。
本では「作業道は分岐しているので左へ」とありますが、その道は廃道となり直進しかできません。
約200mの幅で露頭があります。まず、向かって右(西側)の露頭から調べ始めました。
12月の曇り空、3時を過ぎると薄暗くなって来ます。
「Ryoさん、早めにチェックしましょう」
「雪も降りそうな感じだもんね」
ふたり、一生懸命斜面をよじ登ります。
「今は枯れていますが、夏に来たらイタドリがヒドいでしょうね」
「笹やぶよりはイイけどね〜」
しばらくすると斜面はきつくなり、岩が露出した辺りからはさらに角度が増しました。
「Ryoさん、ここでちょっと待ってて下さいね。あの上の方が怪しいので見て来ます。足元の石に貝殻の破片や痕跡が無いか調べていて下さい」
行ける所まで登り露頭をチェックします。
いかにもありそうな雰囲気なのですが、どうしても見つける事ができません。
岩にへばりついたまま横移動します。しかし、今度は無さそうな感じの岩質になってしまいました...。
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「Ryoさ〜ん。無かったです〜......」
後ろ向きで崖から降りてくると、Ryoがいませんでした。
辺りを見回していると、遠くの岩の隙間からチラチラと帽子が見えます。
どうやら東側の露頭へ移動中のようです。

ポキポキと軽く乾いた音を立てて折れる錆色のイタドリを踏みながら早足で追いかけます。
「お〜い、Ryoさ〜ん」
「ど〜ぉ?何かあった〜?」
「全然無かったです...」
「なんかさ、こっちの方ありそうじゃない?」
「Ryoさんの勘は当たりますからね。それにしてもココは雰囲気があってイイ崖ですね」
「雪があるからますますクッキリしてキレイなんだよね」
「...あ、あそこの岩に何か入ってますよ(+∀+)!」
Ryoは一辺が2mもありそうな大きな岩に駆寄りました。
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「入ってる入ってる!!!イッパイ入ってる! たぶん二枚貝だよ!!」
「層になって、ビッシリ入っていますね」
「ね〜、だからこっちの方がイイって言ったでしょ〜。アタシここでカンカンしてるから上見て来てイイよ」
ワタクシはまた岩登りを始めました。岩角はかなり鋭利なので
ゴム長靴が裂けない様、用心しなければなりません。
薄暗くてハッキリ見えませんが、そこかしこに化石はある様です。
けれど、崖の上まで登ったところでタイムアップです。
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Ryoもよじ登って来ました。
「Ryoさん、どうでしたか?暗くなってきて手元が見えないでしょう?」
「ん〜、もうムリだな」
「さっきのは採れましたか?」
「意外に石が硬くてさ〜、なかなか割れないんだよね。見てよ」
「あ〜、たしかに粉々にしちゃってますね(笑)」
「折角、良い場所みつけたのになぁ〜...。ね...明日も来よ〜よぉ〜」
「もちろん、そのつもりですよ(+∀+)!!」
「やった!!」

下に降りた頃には、すっかり暗くなってしまいました。
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つづく。。。。
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by motoronron | 2013-02-13 20:26 | 岩見沢 | Comments(6)
Commented by ZX9-R at 2013-02-13 21:46 x
油断してみていましたが、この崖は結構な大きさで斜度もかなりきつそうですね。もとろんさんの最初の崖ネタを思い出しました(笑)
それにしてもハードな冬巡検ですね。しかも日が暮れるまでなんて・・・。ちなみに私は夏でも昼過ぎには切り上げていますよ。
つづくって書いてありますけど、さすがに夜巡検じゃあないですよね? もとろんさんならやりそうです(笑)
Commented by もとろん at 2013-02-13 22:32 x
ZX9-Rさん、どもばんは〜(+∀+)。
前回のボウズ記事は"フリ"ですよん。アルビアンさんの2月5日の記事でZX9-Rさんが、朝日の崖の事を質問されていたので、今回の記事を書かせて頂きました〜。これもコラボかしらん(笑)?次回、詳細を掲載致します〜(+∀+)。夜巡検は〜モーライに☆を観にいったついでに、いつもの崖下をヘッドライトをつけてウロウロしました〜。夜行性の生物とかいないかな〜?と。バラバラになった人形の首や手足が落ちてました〜(+∀+)。
Commented by もーりん at 2013-02-14 00:33 x
こんばんは。お二人の巡検は冬が似合いますね。しかし、くれぐれも無理をしないようにしてくださいね。この先、何ジュー年も長く続けるためにも・・・(^_^;)
滑落事故が本当に心配です。元旦に栗城史多さんのエベレストでの過酷で無謀な挑戦をテレビで観てから、ワタクシ、ますます弱気な心境になっています。(^_^;)
夜の巡検は賛成します。(*^_^*)
Commented by もとろん at 2013-02-14 00:55 x
もーりんさん、こんばんわん(+∀+)!!
冬の探検が大好きです〜。でも収穫が少ないのがカナシイ〜(涙)ご心配ありがとうございます。これからも出来る限り気をつけます。でも、ワタクシたちは二人とも...挑戦とか克服とか頑張るとか、そういうのキライなタイプですし、コワイとか疲れるとかも超イヤンな極めてナンパな生態なのです。ワタクシのブログを見て「コワイ」と感じたら、きっとそれはワタクシの忍法にかかっておりまする(+∀+)にゃははははは。「写真は嘘つき」が信条なのです。
Commented by アルビアン at 2013-02-14 13:16 x
こんにちは(^○^) 懐かしさ広がる産地です。私が通った10年以上前とは、やや変わりましたが、見下ろす景色は、思い出します。私は、11月アタックと真夏のアタックがありまして、真夏の時は、喉がカラカラになり、下山し近所の自販機でjuiceをがぶ飲みしました~崩れた岩を、ひたすらカンカンしました~ 確かに硬いですよね、夕暮れ画像は、なにか、寂しさや神秘さを感じます。あの、チカノさんが大量の壁面は、有りましたか~ 懐かしいです。(^.^)もとろんさん素晴らしい
Commented by もとろん at 2013-02-14 18:59 x
アルビアンさん、どもばんは〜(+∀+)!!!
アルビアンさんはめっさ御存知の場所ですよね〜。やっぱり当時とはちがった感じなのですね。真夏はたしかに日を遮るものが無いので辛いものがあります〜。イモートさんをつれて3人で行ったときはワタクシはグッタリになってしまいました(涙)。最近は春に一度行くことが多いですが、記事にしたくらいの季節が一番イイと思うです〜。
先程、その2と追加写真をアップ致しました〜。よろちぇけおねがいします〜(+∀+)。