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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

穂別・入門編・その1

2011年 9月上旬

「おことわり」
今回はいつにもましてヒドイ記事です...(+∀+;)。
くれぐれも期待して読まれぬ様お願い申し上げます。

初めて穂別へ行く事にしました。
じわじわと広がる様に新地開拓をするワタクシたち、
夕張すら殆ど未採集なのですから当然穂別には辿り着けませんでした。

「今回は初めてですから、少しずつ調べて歩きましょう(+∀+)」
「了解!!」
「ですから...」
「了解!!」
「...(+∀+;)。そうです...採れなくても、文句を言ってはいけないのです」

国道274号線を夕張から穂別へ。登川トンネルを抜けると穂別です。
「いよいよだね。初めての所ってワクワクするな〜」
「いろいろ調べて来ましたが、ポイントが多く、全部は回れなそうです。しばらく、こんな感じで通いましょう」
「穂別はどんな化石が出るのかな?」
「まず、ワタクシたちがよく採取している新生代・幌内層(ぽろないそう)があります。白亜紀はレンジが広いので様々な時代の化石が出る様です」
「じゃ、これまでと違うアンモ出るんだ!?」
「そうなんですが...。今回、行きやすそうなのはサントニアンが多い気がします。ダイスキノ川みたいな感じですかね?」
「そっか。ま、アタシはコザコザ系がイッパイあれば、どこでもイイんだけどね」
「さて、もうそろそろ、右手に林道への入口があるはずです...」
わからないまま過ぎてしまいました。二度Uターンし、やっと見つけました。

<±ぬUゅ∧〃川支流>

「国道に平行して林道と川があります。そして流れに沿って狭くサントニアンがあり、枝沢の上流は函淵層〜幌内層になります」
「えぇ〜...ハコブチ?それいらないな〜...」
「まぁ、ハコブチには期待していませんが、出ないゾーンに達した時、分かり易くて良いでしょう?」
古い橋から川を覗き込みましたが降り難そうです。駐車スペースもありません。
しばらくウロウロした後、林道に入ってすぐの製材場の脇に車を置かせてもらいました。
脇には支流があり、そこから目的の川へと出ました。
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「ここは下流に行くとハコブチなので上へ行きましょう」
足元の石を丹念に見ながら進みます。
「コザコザ系あんまし見つからないね」
「石の感じからして、ありそうな雰囲気なんですが...」
「あ、これはポリプチの破片が入っています」
その後、ノジュールひとつ見つけられず、500m程歩くと分岐していました。
「どっちにしましょう...」
「どちらでも〜」
「では、今日は左にしましょう(+∀+)!!」
この選択は完全に間違いでした。
細い沢をしばらく行くと高い砂防が現れました。
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「右側から上がりましょう」
笹を掴んで急斜面を登ります。足場は悪く、隠れて深い溝もある様です。
砂防ダムの横を過ぎても、降りられず、川に近づく事が出来ません。
薮こぎに慣れてきたとは言え、笹薮の中の移動は重労働です。
先頭を歩くワタクシはすっかり息があがってしまいました。
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15分程かけて、やっと抜けましたが、すでにグッタリです。
「こりゃ、帰りも大変だな...」
「ですね。ハァ〜...気持ち悪くなっちゃいました...(+∀+;)」
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数十メートル歩いたところで、やっとノジュールが出てきました。
「Ryoさん、アンモですよ〜!!」
「ホントだ、結構コザコザしてるね。ここのは茶色っぽいのか〜」
この後、大小5つもの砂防ダムが現れました。
時折、破片は見つかるのですが、良い成果が得られず、
つい奥へ奥へと進んでしまいます。
そして、急に傾斜がきつくなり、沢の様子もなんだか険しくなってきました。
階段状の流れが続き、最後は滝登りの様相を呈してきました。
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「Ryoさん、ここまでにしましょ〜(+∀+;)」
「これはもうムリだね。化石もぜんぜん無いしさ」

戻る途中、状態の悪い二枚貝の化石を幾つか見つけました。
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地質図では函淵層ですが、もう少し新しい時代の化石の様です。

再び、砂防と笹薮を越え、やっと沢の入口に戻ってきました。
「こんなに辛かったのは初めてですね...」
「もう、ここ二度と来ないからね」
「ワタクシだって(+∀+;)!!」
大した距離ではないのに、2時間半もかかってしまいました。
「右側の流れは次回探検しましょう」

<カナカナカナ....の沢>
先の沢で粘ってしまったため、3時近くなってしまいました。
「ここは白亜紀層が短いのでササッと見ましょう」
川へはスロープがあって降り易いです。
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アンモやイノセラの破片が入ったノジュールが転がるも、まともな化石は出てきません。
「おっ、なんか出たよ!」
Ryoがノジュールを割るとスナモグリの爪が出てきました。
「これは、上流の幌内層からの転石ですね」
300m程でまたもや憎き砂防ダム。幸い林道が横にあるので上がります。
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再び川に降りて50m程でまた砂防...。
「なんだよ〜....」
「...ま、イイでしょう。そろそろ白亜紀ゾーンは終わりなのです(+∀+;)」
「短っ!!!」

穂別ダムの方へ移動します。
「この辺りも白亜紀層が出ているはずなんです。護岸もしてあって、民家があって、ちょっと川に入るのためらいますね」
「工事もしてるね。ほら、あそこなんて川の中にユンボ入ってるよ。スゴイな〜」
豊進のキャンプ場を過ぎ、稲里に入ります。
「この地名、化石のお店の産地説明でよく見ますよ」
「いっぱい化石出るのかな?」
「でも、地図で見ると「稲里」って、すごく広くて、どこが良い産地なのか、さっぱり分かりませんでした(笑)」

つづく
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by motoronron | 2013-02-24 23:01 | 穂別 | Comments(4)
Commented by P at 2013-02-25 11:42 x
穂別に行きたいんですよ。有名どころのひとつですよね。
穂別の博物館に知り合いがいるので、いるうちにとは思っているのですけど・・・。
仕事上、寒い時が暇なんです。寒いし、水が冷たい! 超チキンヤローなんです。
Commented by もとろん at 2013-02-25 12:06 x
Pさん、どもまいどもですも〜(+∀+)!!
穂別、是非×2、いらしてくださいね〜。ワタクシたち大したモノを採取していませんが、穂別に行って初めてゲッチョしたものが多いです。アルビアンさんのスーパーコレクションを拝見するにつけ「やっぱし穂別は良産地なんだ〜(+∀+;)」と思うです。真冬の巡検...ワタクシたちインナーつき長靴を買う前は寒い事もありましたが、今はバッチリ、つま先までホコホコです〜。個人的には夏の1000倍快適です(笑)残念なのは....化石が埋もれているコトどえす(+∀+;)...意味がありません(涙)。
Commented by fossil1129 at 2013-02-25 22:31
穂別では、あまりいい目をしたことがありません。
素晴らしい化石が採れるのですが、
元々、量も多くないのかもしれません。

何より、早い時期から地元の方がいっぱい入っているので
私たちには分け前が回ってこないのでしょう。

春休みに行きたい産地です。
Commented by もとんろ at 2013-02-26 12:29 x
fossil1129さん、どもにつわ〜(+∀+)!!本日晴天ナリ
fossil1129さんは、±ぬUゅ∧〃川支流を歩いた事がおありでしたよね?その際、今回の横沢に進入しなくて大正解です(+∀+;)あまりの採れなさと苦痛で「うあ〜πøˆ˚∆ !!!」ってなりました。穂別、拙い経験では、コザコザ少なめ、な〜んにも無くて、トートツにウレシイのポン!という感じです。ただ、どこもしっかり人が入っているので、タイミングが重要な産地と思います〜(+∀+)。ゴールデンウィークに是非是非〜!!