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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

サメ顎・標本作りPart2の1

またまた、じゅりあさんの超御厚意でサメ頭をゲッチョ(+∀+)!!
今回は、気仙沼産の最高級ネズミザメの頭。
気仙沼と言えば....モノを知らぬむっちんプリンなワタクシでも、
世界有数のフカヒレ系の産地、ダイナミックな景観のリアス式海岸、
ダイナミックな耳のマギー審司生誕の地である事くらい知っております。

クロマトヤネコから「明日午前中に届けるから絶対に家にいろよニャ!」とメールが入りました。
今朝、ワクドキ待っていると、年末業務で疲れきった顔見知りの配達員さんが、
土気色の顔...というか泥人形の様に玄関先に立っていました。
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重さは感じますが、思ったよりも大きな箱ではないので安心しました。
今回は冷蔵なので早速作業にかからなければなりません。まず、包丁をキンキンに研ぎます。
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包みを開けると氷に包まれたネズミザメ様が見えます。
氷を除けると血と粘液でドロドロのドロネズミ様....。
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ネットで画像検索した時にも「いつも血まみれのサメですね...(+∀+;)」
と思っていましたが、前回のアイちゃんに比べてスプラッター度は高いです。
ブラシで擦りながら、ゴロンゴロン回転させて状態を確認します。
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口の中には長さ3cm径0.5mmほどの黒いヒモ状のものが数本見えました。
「ははーん。これは寄生虫ですね...」
前回全く見つける事が出来なかったので期待が高まります。
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ゴロンゴロン....。「ウッ(+∀+;)!!!!!???」
豪快な包丁さばきにイャな予感はしていましたが、上あごの一部にキズがついていました(涙)。
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アイちゃんに比べて目が怖いですね...と思っていましたが、本物はなかなかカワユイです。
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試しに自分の手を噛ませてみると...頭の重さで自然にパコッ...と閉じました。
「イーーータタッタタタタタッ(+∀+;)!!!」
本気で刺さるかと思いました。アイちゃんと大違い!!ラムナ系いとヤバシ!!!
力いっぱい噛まれたらシャレになりません。
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解体を開始します。アイちゃんよりも肉も骨も皮も柔らかく、
どんどんカットが進みます。エラには寄生虫があまり無い様です。
一匹、それらしいものを見つけたのですが、水道の強い流れに消えてしまいました。
口の中の寄生虫採取にとりかかります。
5,6匹ほどの節足動物が顎の裏側にかなり深く潜り込んでいます。
ヒモ状に見えたのは長い2本の尾毛の様です。慎重にピンセットで摘み引き抜きます。
ほぼ完全体が2匹。即ホルマリン漬け。
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今回は顎標本だけを作るつもりなので、一気に解体を進めます。
アイちゃんは待機している歯が殆ど露出していたのに比べ、
ネズミザメは肉の中に埋没しています。除去するか迷ったのですが、
後ろに並ぶ歯も見えなければ意味が無いかしらん?とサクサク切り落とします。
その形状から、最近見慣れたサメの歯ゾーンのクレトラムナを思います。
白亜紀もあまり変わらない姿で泳ぎ、摂餌していたのでしょうか。
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今日はここまで。しばらく水にさらし血抜きをします。
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by motoronron | 2014-12-29 22:40 | その他 | Comments(12)
Commented by jurijuri555 at 2014-12-29 22:59
どしぇー!!
相変わらずキレイに処理していますねー。(^_^;)
ワタクシ、そのまま血まみれ解体ですよ。(笑)
明日、続きを見た80%の方が失神すると思います。
もう赤しかない真っ赤な世界です。(^_^;)
寄生虫は気づきませんでしたね~。居たのかな?
裸眼でやってたので・・・。エラにも居なかった(見えなかった)気がします。
顎もキレイ・・・。
もう赤肉で顎もスプラッターでしたよ。
肉だらけで取るのに苦労しました。
なんでこんなに違うんでしょうね。(^_^;)
明日、続きを載せるのが恥ずかしくなりました。
サスガです!!!!
Commented by アンモナイト少年 at 2014-12-30 10:14 x
やっぱりサメの歯はかっこいいですね~!
僕もメガロドンの歯とかすごい憧れます!
北海道では取れないらしいので残念です
寄生虫はきもちわるいですね(^-^;
Commented by motoronron at 2014-12-30 13:08
じゅりあさん、おこんぬつわん(+∀+)!
いえいえ〜...じゅりあさんも、相変わらずナイス・スプラッター(+∀+)!じゅりたんプログを開いて期待通りの惨状に爆笑しました〜(笑)。昔の東北系では"紅鮫"は縁起物でしたからね〜。朱漆を塗った鮫の木彫を三が日玄関に飾るそうです。不思議なのはそのモデルとなった鮫が日本近海にはいない南方系の鮫なのだそうです。尾の辺りに描かれる文様はサモアの男性のタトゥによく似た幾何学模様です。日本民族の起源のひとつにポリネシア等の南洋から渡って来たという説があります。また古来日本では鮫の事を"ワニ"と呼びます。日本にワニなんていないにも関わらず。そんなことからも何らかの関係があるのかもしれません、な〜んて...全部テキトーに書いたウソンコです(+∀+)テヘペロ!!
Commented by motoronron at 2014-12-30 13:08
アンモナイト少年さん、どぅもも〜(+∀+)!!!
はれ〜、アンモナイト少年さんもサメ歯お好きですか〜??ケッコー皆様好きなのですね。これまでサメの歯はどれくらいゲッチョされましたか?? メガロン....ホッカイローでも出ちゃう様な話しですよ!! 寄生虫はキモキモに思えるのですが、焦点を寄生虫にあててみてください。俄然興味がわくかもです。 たとえば食べようとした栗に虫が入っていたら超ビビラッチョですよね(+∀+;)?でも...虫を探して一生懸命クリを割っているのに出て来てくれないとガッカリ...出て来たらウレシーですよね。やっと出会えた虫、よくよく生態を観察してみたくなるです。 な〜んて、意識的にチャンネルを「カチャッ!」と変えられると楽しいことが増えるかもです(+∀+)。
Commented by P at 2014-12-30 14:47 x
お節料理の作り方かな?
むむーー!!ぜんぜん違いますなぁ!
完成品を楽しみにしています。
Commented by fossil1129 at 2014-12-30 20:51
もうサメの顎標本づくりでは、全国レベルですよ~(^^)//""""""パチパチ
わが子に“らむな”ちゃんと名づけたコアなサメファンがいると聞いていたので
この解剖記を複雑な思いで拝見しました。

これが、イタチ君やホホジロ君やアオ君となると、もっとコワイでしょうね。
Commented by アンキロ at 2014-12-31 03:07 x
お疲れ様です(^ー^)
素晴らしいのが出来そうですね♪
俺は典型的なO型のおおざっぱ、こまけーことはいーんだよ的な作業なので一杯アラが有ります(泣)
同じ寄生虫がついてましたがばらけてたので、本体と髪の毛みたいのは別な虫だと思ってました。
Commented by ZX9-R at 2014-12-31 10:51 x
またまた顎標本作りが始まりましたね。職人もとろんさんが作業すると、解体というより手術のような丁寧さですね。顎骨の形状が頭に入っていないと、綺麗に解体でき無さそう。
寄生虫はひも状のものが本体かと思っていたんですが、尾毛でしたか! 血抜きをしたら、もう完成品のように見えますが、ここからがまた一仕事なのでしょうか。
ホホジロなんてどこかで入手できないんでしょうかね?
Commented by motoronron at 2014-12-31 15:31
Pさん、どうももにちは〜(+∀+)!!
あ、バレちゃった〜(笑)。今回はお節にもサメを使いますよ〜。どんな料理にするかは考えていませんが〜。ネズミザメは歯が鋭く、引っかかるとめっさ痛いです。アイザメに比べるとより鮫らしい標本になりそうで楽しみです。
Commented by motoronron at 2014-12-31 15:37
fossil1129さん、どぅももものも〜(+∀+)!!ふも〜!!
いぇいぇ...テキトーなワタクシによるテキトー系な作業ですので現物はダメダメです。 "らむな"ちゃん、ラムナがなんであるか知らなければ、かなしカワユイと思うがです〜。 「ラムナちゃんを解剖....(+∀+)ふふふふふふふふ!」みたいな猟奇的行為は...ジュリアさんのバスルームにて夜な夜な行われておりまるす。誰か通報してあげてっ!!!御自身ではもぅ歯止めがきかないみたいですっ!!次の悲劇が起こる前にっ!!
Commented by motoronron at 2014-12-31 15:45
アンキロさん、きゃ〜!(+∀+)こんぬつは!!!
慣れたので、顎までにする作業は早かったのですが、細かい点に違いがあり手探りになるです。ワタクシはA型ですが、どんな時も「こまけーことはいーんだよ」イズムを心に生きておりまるす(+∀+)!! あ、アンキロさんのサメにも寄生虫いましたか〜。あのピロピロしたシッポ、邪魔じゃないでしょうかね?サメが獲物を飲み込む時に引っかかって切れてしまいそうです(笑)。次回、完成品を見せて頂けるのを楽しみにしております〜。
Commented by motoronron at 2014-12-31 15:52
ZX9-Rさん、どぅもにっちは〜(+∀+)!!大晦日も大晦日!正真正銘の大晦日の大安売りですよ〜!! そーなのです。ワタクシめも「手術」気分で解体しているです(笑)。鉗子とか剪刀とかメスとかオスとか欲しくなってきちゃうです〜。 寄生虫はもっと他にもいないか...よく見たのですが、思いの外少なかったです。肉眼で見えないレベルだと沢山いるのかもですが。。。 この後の作業は細かい部分をキレーにしたり漂白してみたりホルマリってみたりです。仕上がりを左右するとても大切な作業ですが、テキトーに行くです(+∀+)v!!!