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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

小平・雨のミドメモ川

6月中旬


ワタクシ達的には相当ガンバって…。なんと11:00に小平着(+∀+;)ゴゼンチューデスヨ!!

この日、全道的に雨であるのは知っていました。目的地が工事中なのも知っていました。

でも、久しぶりに行ってみたかったのです…ミドメモ川に。


産地に着くまで雨は降らず「これは…なんとかもつのでは(+∀+;)!?」と期待するも

川に降りてすぐに雨が降り始めました。

昨年訪れた時もドロドロの濁流で、ぬかるみから足が抜けず歩くのに四苦八苦しました。

有名川の楽チンゾーン。6月半ばともなれば取り尽くされて殆ど何も残っていないでしょう。

それでも、ツヤツヤの美しいスカフィをはじめ、未知のアンモの痕跡だけでも見てみたい。

あまり期待せずに、まず下流へ向かって歩きました。


「結構、割り跡あるね~…」

「大物狙いの様ですが、あまり出てはいないみたいですね」

「ハイエナ狙いも出来ないし、コザいのも少ないな~」

「まぁ、そう言わずに、前みたいにユーボ密集とか採って下さいよ(+∀+)」

「あぁ…。あ~いうのもういらない。クリーニングめんどくさいもん」


降ったり止んだり、雲間から日が射したり、目まぐるしく天候が変わります。

ミキサー車が林道をひっきりなしに往き来します。

ミドメモ川は、ワタクシが知る限り3カ所林道が崩落しているので、

それを補修しているのでしょう。規模が大きい為、工事期間も長い様です。

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「あ、なんか出たよ。プゾかな。でも、ちょっと切れてる…」

「おぉ~(+∀+;)!!でも保存はイイ感じじゃないですか?」

思ったよりあるのかも…と、ワタクシも一生懸命河原を探しますが、

服が濡れているため少し俯いただけで蒸気でメガネが曇り視界が遮られます。

シャツの裾で拭いても水滴がつくだけで改善されません。


ようやく川縁の泥に埋もれたノジュールを発見し

覗いた部分を力一杯叩くと、カーン!!とツルハンマーが軽く跳ね返されました。

掘り出して見ると、予想より遥かに大きいノジュールでした。割れないわけです。

ふぅふぅ言いながら転がし、どうにか河原まで運びました。

化石の入っている部分は一部に寄っている様で殆どは空でした。

残念に思いながら小割りしてゆくと、プゾシアが出て来ました。

こんな良いモノが採れるとは思っていなかったので喜びも一入です。

それでも、いつもに比べると化石が少ない様に感じました。


結局、この後、Ryoは何も採れず。 川が深くなってきたので戻る事にしました。

途中、ワタクシは2カ所の露頭から、それぞれプゾシアを掘り出しました。

「いゃ~、この辺りは結構プゾがあるんですね~!!」

「………………」

「…………(+∀+;)。。。」


一旦、車に戻って着替え、今度は上流へと向かいます。

こちらは、さらに化石が薄く割る石を探すのも大変です。

コザコザもパッとせず、見つけた大ノジュールにもめぼしいものは入っておらず、

露頭からも何も出てきません…。

雨脚はどんどん強くなり、雨粒が葉を叩き森は痺れた様な音を立てて揺れます。

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「久しぶりの土砂降りですね(+∀+;)。。。」

「ダイスキノ川に通ってた頃は、雨の日も当たり前だったね」

「あの頃はどうかしていたのです(笑)」

「いつ行っても化石があったから楽しかったな~」

「ところで、Ryoさん寒くないですか?」

「全然!! 虫も来なくていい感じよ」

「ワタクシ、ウェーダーの中に雨水が溜まってきましたし、カッパを着ていないので体が重いですよ」


いつもチェックする横沢に入りました。

入口付近には比較的新しい割り跡がありましたが、しばらく進むとそれも少なくなりました。

気付くと後ろから付いて来ていると思ったRyoがいません。

少し心配になりましたが、ここはRyoもよく知る川ですから、

問題はないだろうと早足で先に進みました。


露頭を覆っていた表土が雨で流されはじめています。これは期待大。

しかし...化石に出会えません。ガッカリしながら歩いていると大きめのアンモの破片が…

「おぉ!! こんなトコにアカントの破片がっ(+∀+;)!! …って、知ってる! このアンモ去年も見たっ!」

昨年の夏から殆ど状況が変わっていない様です。

流れは見る間に泥流へと変わり、川底は全く見えなくなってしまいました。

視界はますます悪く、何度も転びそうになりながら本流へと戻りました。

遠くからRyoが石を叩く音が聞こえたので追いかけます。


「沢どうだった~?」

「ダメです。この雨が終わった後がベストなのでしょうね。Ryoさんの方は?」

「全然だね」


水量も増し、諸般の事情からこれ以上は進めないため、折り返す事にしました。

川縁には、昨年、植木鉢にしようと持ち帰った巨大プゾシアの破片がまだ残っていました。


泥の中から手頃なノジュールを掘り出すと、またしても端にプゾシアが覗いています。

下の余分な部分をガンガン叩いているとパカッと外れて、テトラが出てきて慌てました。

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先程、ワタクシが入った横沢から濁った水が勢い良く吐き出されます。


「あ、Ryoさん、それアンモですよ!!」

ミドメモ名物の巨大アンモナイトが埋まっていました。

破片だろうと思っていても、ついつい確認してみたくなるものです。二人で掘ってみました。

「あんまりスレてないのは珍しいね」

「ツヤツヤと飴色で綺麗ですね。おや、結構マルッと残ってますね」

ハンマーの長さが30cm程なので70cm以上はあります。

「持って帰れないかな?」

「え゛っ!? バラバラにすれば何とかなるのでしょうが...(+∀+;)今日は放置ということで...またの機会にしましょうよ」


「今日はプゾシアの日だったんだね」

「いつもあんなに出るスカフィとユーボはどこに行ったんでしょうね…」


暗い昼下がり、ずっと雨に濡れながら帰りました。










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by motoronron | 2015-07-15 22:22 | 小平 | Comments(12)
Commented by コニアシアン at 2015-07-16 07:02 x
こんにちは!
プゾシアがたくさん登場しましたね。
割りあとがあると、思うように化石がでない!と覚悟しないと気持ちが落ち込んでしまいます。
僕ならあの大きなアンモを頑張って持ち帰っていましたよww
Commented by motoronron at 2015-07-16 09:50
コニアシアンさん、おはにしあんさんどえす(+∀+)!!
ワタクシレベルが行くトコには必ず誰かの割り跡があるので諦めています。
この時は短時間でしたし、距離にして1kmに満たない採取でしたから
ワタクシ達的には十分な成果だと思っています。
昨年は同じ場所で虫化石、ゼランのミポリン、
異常巻き密集などを採っているので、ミドメモには良い印象があるです。
デカアンモ様お持ち帰りしますか〜(+∀+;)。。。
そーですよね。ワタクシもしてみたい気もするのですが、
出来るだけ汗をかかない寒い季節にでしょかね〜。
まだ他の川でもデカアンモ様を陸揚げしたままにしてあります〜(笑)。
大物を採った!!というよりも、こんなに大きな殻を持つ頭足類がいた!!という事実に感動します。
Commented by アルビアン at 2015-07-16 11:06 x
こんにちは、更新が続いておりますね(*^_^*)
人により、ここは無いな~なんてお話もありのすが
沢山見つかりますね、ノジュールをしっかり見つけられ
プゾシアもいい保存ですね~
わたしは、かなり行ってませんので、歩いてみたいです
大きなプゾ、綺麗な色合いですね、そこまで出たら
誰かが御持ち帰りしそうな、私も今年は大型アンモナイト
を見ていますが、現地に放置しています
 
雨の増水が画像から凄く伝わりました
上流の砂が流されて、新しい化石が繰り返し
洗われる~ですね(*^_^*)

さらなる不思議化石発見に期待しています。
Commented by jurijuri555 at 2015-07-16 13:36
なかなか良い物を見つけられていますねー。
ああ、アンモって、どんなのだっけ~?
ってぐらい触れていないです。(笑)
そろそろ暑くなって来たので川に入水ですよね。
そーですよね。
でも夏のウェーダーって・・・。(^_^;)
結局汗ダラダラの熱中症なんでーすーよーねー。
ま、いつもの事ですがー。
やはり、水着巡検ですね。(笑)
Commented by motoronron at 2015-07-16 13:44
アルビアンさん、おこんぬつは(+∀+)!!
今日も涼しくてイイ系の日ですね。
そーなのです。ミドメモは行けば何か採れちゃうので、
なかなか他の産地までまわれず、この川だけで終わっちゃいます。
はやく工事が終わらないかな〜と思うてます。
大型アンモ、このサイズになるとさすがに林道横でも厳しいですよね。
あまり壊したくはないのですが、少人数ですと分割しか無いです(涙)。
さらなる不思議化石....。アレが出ます...もちろん途中ですが...(+∀+;)。
Commented by motoronron at 2015-07-16 13:50
じゅるりあんさん、おこんころぬつは(+∀+)!!
アンモナイトというのは大昔の生き物でサザエさんの一種ですよ。
育てのママはフネさんですが本当のお母さんはマチコさんですよ。

夏はウェーダーでなく、沢靴や沢足袋が良いのではないですか?
涼しいだけでなく、俄然、軽く動きやすくなりますから、
無駄に体力を消耗しなくてイイと思うがです。ぜひぜひ。
Commented by ZX9-R at 2015-07-16 19:58 x
もとろんさんの言う、デルデルの沢ですね。私は完敗の沢と呼んでおります(笑) いいプゾ君が出ますね~。たぶん沢山人が歩いた後だと思いますが、それでもこんなに出るとは、産出量が多いんですね。保存も素晴らしいです。それにしても雨が凄いですよ。私だったら完全に逃げ出しているレベルです。本流はコワ~!!
Commented by motoronron at 2015-07-16 20:37
ZX9-Rさん、つづけましてはどぅももえす(+∀+)!!
そうなのです、ワタクシ達的にはデロデロでデルデルの沢なのです。
ZX9-Rさんが、あんまし良いイメージないと仰っていたので
絶対にいつか御一緒したいと思っていますよ〜(+∀+)!
早く工事終わらないかしらん?
Commented by apogon2 at 2015-07-17 22:41 x
雨にも関わらず、お疲れさまでした~。しかしプゾ、沢山出ますね~しかも保存が良いとくるとクリーニングにも力が入りますね。外そうと思った石の端にこれまた保存抜群のテトラが・・これだからアンモ採取は止められませんね・・と言う私暫く山に行っておりません。そろそろとは思っているのですが一雨来ないと石も動かないでしょうから・・台風→温帯低気圧、ちょっと期待しちゃっています(笑)。
Commented by vicky at 2015-07-18 15:40 x
やっとここまで追いついてきました。
プゾシアやらテトラゴナイテスやら(合ってる?)いいなー。
涼しい中での採取というのがまたいいです。

そして最後の でかアンモ。
こんなのが海にいたのね、という不思議感動です。
博物館にあるのを見るのとは違い、実際にフィールドで見ると現実感ありありです。
Commented by motoronron at 2015-07-20 17:45
apogon2さん、どゅもばんは〜(+∀+)!!連コメおありがとうございます〜(涙)!
プゾシアの旬だったのでしょうか...。とにかく破片も含め多くのブゾ様と出会いました。
雨の巡検は嫌いではないのですが、メガネが曇ラッチョするのには困ります。
そろそろコンタクトを選択トしなけばならないでしょか...。
プゾ様の下から予想もしていなかったツルツルテトラ様...嬉しい瞬間でした。お得感アリアリ!!
よく行く沢の多くで土砂が堆積しているので、一度大雨で綺麗にクリーンして頂けたらと思っています。
ダイスキノ川なんて、全く別の川の様で泣いてます〜(+∀+;)。
Commented by motoronron at 2015-07-20 20:31
vickyさん どぅももばんは〜(+∀+)!!
トートツ系にドカドカアップして失礼致しました。
来月、コチラ系の川に行きたいとおもつていいるのです。
めっさめさ遠いワケでもないですし、石も柔らかいですし。
なんでしたら、このデカアンモ、お持ち帰りになってよかですよ(笑)。