ポンポコ川のキヌタレガイ
2015年 9月下旬
シルバーウィーク。スーパもぐりさんが来道されました。
この日のメンバーは…
もぐりさん、apogon2さん、もーりんさん、じゅりあさん、やままんさん、
そして、Ryoさんとワタクシ。賑やかに歩きます。
産地はapogon2さん当たりまくりの三笠ポンポコ川。
アルビアン産地ですから、ワタクシにはまともなアンモなんて採れまてーん(+∀+)ので
そこら中に転がるトリゴニア砂岩層(三笠層)を片っ端から叩いて、状態の良い貝やサメの歯を探します。
サメの歯は出てきますが、やはり叩き出しでは貝は厳しい様です。
しかし叩かなければ、どれが良い貝かわかりません…あー難儀(+∀+;)!!
モタモタ小割りしているワタクシは随分と遅れてしまいました。
お昼頃、上流からRyoさんがやってきて、おにぎりと飲み物をポイポイと置いて、また戻って行きました。
やっと皆様に追いついた頃には、もーりんさんとやままんさんは
すでにお帰りになった後…(+∀+;)。。。ご挨拶もできず、しーませんでした(涙)。
この日、ワタクシが最も楽しみにしていたのは、エクセレントもぐりさんが、
化学合成群集化石産地に連れて行ってくださるオプショナルツアー。
前回の記事でも書いた様に、ワタクシたちの化石人生は石狩市モーライの
化学合成群集化石がスタートなので、格別の思い入れがあるのです。
ポンポコ川にも、それらが出るのを知り何度か通ったのですが、
全くわかりませんでした。 そのうち、三笠博物館のカノーさんから
「あそこの産地は消滅しました~(^ ^)ザンネン」と伺い落胆しました。
ワタクシたちは採取を始めるのが少々遅かった様です。
それでも、地図も入手していたため、諦めきれず、
もしかすると痕跡くらいはあるかもしれない…と
apogon2さんとK師匠様のお供をした時にも付近を調べました。
けれど、なにも見つけることが出来ませんでした。
ワンダフルもぐりさんは
「見つかるかはわからないけれど、場所だけは教えてあげる」と仰ってくださいました。
メインの採取が終わり、ワタクシ待望のオプショナルツアーです。
林道を移動し、グレートもぐりさんが川の向こうを指差しました。
「あ…(+∀+;)。。。やっぱし、あそこなのですか…」
「う~ん、私が採取した時に比べると随分埋まったな~」
「埋まった、のですか?と言うことは、上の方じゃなくて下の方?」
「そう、この辺で採取したんですよ。もちろん上の方も全部調べたけど何も無かった」
「ですよね~!!でも、下もありませんでした。すっかり埋まってしまったのですね」
カノーさんが「消滅した」と仰ったのも、かつてネット上に掲載された調査中の写真で
皆が深みを歩いていた訳も理解しました。
アメージングもぐりさんは、付近をキョロキョロし、川の中からスイカ大の泥岩を拾い上げ、
ワタクシのところまで持ってきてくださいました。
「こんなのに入ってるんですよ。割ってみてください(^ ^)」
ワタクシの予想とは全く違う、とても脆い泥岩の塊でした。
端から慎重にスライスしてゆくと、チラッと貝の破片が見えました。
「ある...確かに、この中には何かが入っている(+∀+;)。。。」
ドキドキしながら細かくしてゆきます。
さらに大きい破片が出ました。直線的な雰囲気、
そして、とうとう貝とわかる化石が登場しました。
「もぐりさーーん(+∀+)!!!ありましたよーーーっ !!
「あぁ、これは間違いないですね(^ ^)よかった」
この化石に出会うのに何年かかったことでしょう…。
35mm
しばらくすると乾燥してヒビが入ってきたので
慌てて木工ボンド水に漬け込みました。
マーベラスもぐりさん、本当におありがとうございました!!
これは現地でもお見せしていただきましたが
私には印象すらもわかりませんでした。
そ、そですか・・・よかたねー・・・
と言う反応をしてしまったと思います。汗
元々全てこんな感じなのでしょうかー???
普通の貝はわりと殻残りが素晴らしかったのですが・・・
素晴らし系なら私も是非欲しいです。
これがあの噂のポンポコ川の化学合成群集化石ですか!
消滅しただなんて…
でもキヌタレがあって、ホントーに良かったですね。
大切になされて下さいね!
本当によく分かったのは、ポンポコ川が驚異的な場所だということです。
リヌパさんも採れて、珍しいアンモちゃんも採れて、
マジで凄いのですね~
皆さんでのポンポコ巡検、今年も楽しみにしているですよ~
本日は良いお天気ですが、いかがでしょうか、除雪は大変お疲れ様でした
キヌタレの白亜紀標本がやや揃ってきましたね、ミカサ地域のこの川
の化学合成化石は大変興味深いですね、私もアンキロさんと二度 地層
を確認いたしましたが、やはり崩落の影響は大きいですね
モグリさんのかつてのお話は、聞いていても羨ましいと~
アンモナイトも共産し この地層から下流は まさに私の大好き
ポイントです。あの、暑い夏の崖でサメ~なんてがんばったのも
良かったです。
北海道の二枚貝巻貝の産地は、結構深海系が多く、楽しめますね
こうなりますと、種類も確保してみたく思いました。
ミカサのコニアシアンの川原で拾った大きな二枚貝は、最近なんとなく
オトヒメハマグリに似ているな~なんて思いました。
これを、ピピピと見つけるもぐりさん、もとろんさんはすごいです。
そして何度も「きぬたガレイ」と読みとちってしまいます。カレイじゃないのね。
まー...そーですよね(+∀+;)。ほとんど、ただの土くれですものね。
美しいものがお好きなじゅりあさんにオススメできるタイプの化石ではありません。
この貝はアルビアンのもので(かつピンポイント産地のもの)
ワタクシたちがポンポコでみかけるのは主にセノマニアンのものです。
ワタクシは、この産地でまともに採取したことがありまてんから、
なんともいえまてんが、素晴らしい貝も出るのですよ〜。
この泥化石も、昨年ワタクシがゲッチョしたものの中では上位ランクです。
毎日のコメント、またマイナーネタにも反応してくださり、おありがとうございます。
あの様子では消滅系ですよね。でも、ドバッと雑炊してくれとウマウマかもです。
せっかくもぐりさんに教えていただいたのですから、今後も通いますよ〜。
化石採取を始めてからずっと探していたので、とってもとってもウレシーだったのです。
確かに、ナイナイの川と思っていましたが、随分いろんな化石が出ますよね(笑)。
apogon2さんは歩くたびに素晴らしいアンモを採取されていますし、
アルビアンさんは、サラッとギンザメを採っちゃったり(+∀+;)。
良いお天気ゆえ...雪が激テコ重くなり、
屋根の下の除雪作業にもんげー苦労しております(涙)。
以前のワタクシでしたら、いろんな時代のキヌタレふえた〜(+∀+)
で、終わっていたかもですが、やはり、これらは転石ではなく、
路頭から見つけたいと思いました。
ポンポコの路頭は思いっきりズドーーーンと落ちてますものね。
もぐりさんが、路頭を指差した時
「え、あそこ?あそこは何も無かったハズ、あ、もしゃ(+∀+;)」
と、イャな予感がしたのでした(笑)。それでもゲッチョされるハイパーもぐりさん。
三笠コニアシの二枚貝、今度、お邪魔した際によく見せてくださいね〜。
カナテコ、ドイヒーな化石で申し訳ございません。
ワタクシ的には昨年採取した化石ウレシーランキング超上位なのですが...。
この化石は、完全にもぐりさんのおかげです。
ワタクシは随分前から、どこで、どんな化石が出るかを知っていて、
何度通っても、まったく採取することができなかったのですからして(+∀+;)。。。
砧鰈、なんだか、おいしそーですね。
薄いカレイを砧で叩いてさらに薄くして食べちゃうカンジでしょか(+∀+)?ジュルル。。。
おしのびで札幌入りして、ススキノでフィーバーしちゃってるという情報がめっさ寄せられております! 別格扱いしているのは...ワタクシの個人的な思い入れ故です(+∀+;)。形は特徴的なので、どこかで見かけたら是非教えてくださいね〜。前回の記事のキヌタレはZX9-Rさんが連れて行って下さらなければ絶対にゲッチョできないものでした。本当におありがとうございました。
なーんにも知らないクセに深海ポコポコ系の貝類はどーしても気になっちゃうのです。
このキヌタレさんが本当に深海にお住まいの方だったかはわからないので
今は、なんともいえまてん。いつか、路頭から化学合成系のお仲間と共に出てくるのを
期待しておりまろす。今年はfossil1129さんも、この産地をめさ歩きされると思うので、
イイ系の情報お待ちしております〜(+∀+)ヨロピコ!!