ブログトップ

化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

カテゴリ:道南( 4 )

先の記事の追加写真です〜(+∀+)。
e0290546_20352047.jpg
殻長7.5cm

e0290546_20352370.jpg
高さ8cm

e0290546_20352549.jpg
高さ13.5cm

e0290546_20352789.jpg

[PR]
by motoronron | 2013-02-18 20:37 | 道南 | Comments(14)
2012年 4月下旬

恒例の黒松内・添別での化石採集を計画したワタクシたち。
メインのミッションはムカシオナガトリガイの完品を入手する事でしたが、
折角、遠方へ行くのですから新地開拓をしなければなりません。
いくつか候補地をあげ、産地と思しき場所をグーグルマップにプロットし、
メモを書き込み、印刷すると同時にRyoのiPadへデータを転送します。
これでカーナビもいりませんし、道中慌てて地図を繰る必要もなくなります。

今回は、黒松内よりもさらに南、今金町まで行く事にしました。
「今金では巨大フジツボがでるそうですよ(+∀+)」
「それイイね!!フジツボ大好き」

1時頃、黒松内での採取を終え、おにぎりを頬張りながら道順を確認します。
「今金って、すぐ側だね」
「ん〜、地図で見ると近いのですが、片道1時間半はかかるはずですよ」
「そっか〜、じゃ、あんまり時間無いね」
「ええ、見たい所が4つあるのですが、とても全部はムリですね」
「アタシはまた明日来てもイイのよ。あげイモ食べたいし」
「それはムリ....往復10時間以上もかかるんですから〜(+∀+;)中山峠コワイし...」

道々9号線を南下し、国道5号線で長万部へ。
「再び太平洋に出て来ましたね〜」
「長万部って前に来たね」
「JRの"一日フリーきっぷ"を使って旅をした時です。2006年の冬でした」
「もう、6年ちかく前か〜」
「あ! この松の防風林、見覚えありますね(+∀+)」
「そうだ!! この間を抜けて海を見に来たんだよね」
「あの頃は、こんな風に化石を採るために来るなんて思いもしませんでしたね」
「ホントだよ〜。新十津川も夕張も....全部そうだね。免許取って良かったね」

国縫(くんぬい)で右折、国道230号線で今金へ向かいます。
ピリカ湖(美利河ダム)の横を通り過ぎます。
「ここでは30年前のダム工事の際、ピリカカイギュウの化石が出たそうです」
「ジュゴンみたいのか」
「そうです、出たのは頭から胸辺りまでですが、復元すると8m以上とか...」
「へ〜! そんな大きいんだ〜」
「ジュゴンは3mほどでしょうから、倍以上あったんですね」
「実物をみたかったね」
「さて、もうすぐ目的地です。シリベシトシベツ川沿いの露頭に化石があります」
「シリベソベシベツガワ?」
「いえ、シリベシトシベツガワ、です」
「シリ、ベ、ツ、ベシベ、ツベシ、ガワ....?」
「うわ〜、あんまりヘンな言い方しないで下さい。ワタクシまで間違えて覚えそうです(+∀+;)」
「全然わかんない。北海道の地名って難しいよね」
「殆ど外国語ですものね(笑)」

旧道沿いの花石郵便局の前を過ぎ、花石橋を渡り、しばらく行くと目的地です。
排水を兼ねた小さな沢がやや深い所を流れています。
残雪があるので降りるのは楽です。夏は笹薮を漕がなければならないでしょう。
それでも何度か雪下に出来た空洞に足をとられたり、腰まではまったりました。
川を覆う厚い雪を崩しながら後志利別川(しりべしとしべつがわ)との合流へ向かいます。
e0290546_2081420.jpg

e0290546_2054919.jpg
「あ、あの上の方、露頭が見えますよ(+∀+)」
「何かありそう?」
「ここから化石は見えませんが、クロスラミナが見えます」
「それなんだっけ?」
「斜交葉理ともいって、水流の方向が頻繁に変化する状態で砂等が堆積して出来る層です。北広島市の公民館のホールに地層をはぎ取ったものが展示してあったでしょう?」
「あ〜、スズメバチの巣みたいの?」
「(笑)そうです」
e0290546_206275.jpg

崖に雪の足場を作りながら徐々に斜め上へ登って行きます。
「どう?ある?」
「あ...ホタテ系の破片が入っていますね」
「壊れちゃってるね...。こっちのは、なんだろ?二枚貝の破片かな?」
「もっと上にイッパイ入っているみたいです。登りましょう」

結構な高さがあるため、雪が無いとこの位置まで登るのは難しいかもしれません。
「あ〜、ありますあります(+∀+;)!!た〜くさんあります」
みっちりと堆積した中にホタテの化石が数えきれない程入っていました。
e0290546_2071334.jpg

「さっき、Ryoさんが二枚貝の一部と言ったのはフジツボの欠片みたいですね。同じものが大量に入っています」
「え〜?コレ、フジツボなの?すっごい大きいじゃん」
「ですから〜....ココのフジツボはジャンボなんですってば(+∀+)!!」
「ホタテの仲間は、オーロラニシキというやつだと思います」
ふたり、ここからは黙々と採取します。大好きなイトカケやタマガイも出て来ました。
e0290546_2062051.jpg

「ね〜、フジツボちゃんとしたの出てこないんだけど〜」
「基本的に死ぬとバラバラになりやすいですからね...。ワタクシもいくつか筒状になっているのを取り出そうとしたんですが、意外に脆くて結局バラバラになってしまうんです(+∀+;)」
どうにかひとつ取り出しましたが、欠片からするとこのフジツボでも小さいサイズの様です。
e0290546_2072664.jpg

e0290546_2064354.jpg
わずか一時間で袋が重くなるほど化石が採れました。
「黒松内に比べて種類は少ないようですが相当な量ですね...。Ryoさん、もうオーロラニシキは採らなくてイイですよ。後で大変なコトになりそうです(笑)では裏側の後志利別川を見に行きましょう」
「え〜、川は見なくていいよ〜」
「ま、ま、そう言わずに、真裏ですから」
今日は早朝からの活動で、さすがにRyoも疲れて来た様です。

倒木を乗り越え雪の斜面を登ったり降りたり...短い距離とは言えなかなか大変です。
しばらくして、急に目の前が明るく開けました。
e0290546_20132391.jpg
「随分、大きな川だったんだね〜」
「ほら、Ryoさん、右側を見て下さい。クロスラミナの大露頭ですよ」
「おぉ〜キレイ」
↓この写真は、ちょっと大きくなります。
e0290546_2013537.jpg
「今、ワタクシたちが立っているのは黒松内層で500万年前、あの露頭はさっき化石を採取したのと同じ瀬棚層で120万年前だそうです。
「随分時代が違うんだ」
「あの下へ行ってみましょう」
傾斜があり滑って危険なので川の中を歩きます。
露頭の端に辿り着いたところで、とうとうRyoの気力が途切れてしまいました。
「アタシ、ココで採ってるから先へ行って来てイイよ...」
そう言うと、ぺたんと座り込んで穴を掘り始めました。
ワタクシは露頭にへばりつきフジツボを求め上へ下へ、行ける所まで進みました。
e0290546_20143147.jpg
e0290546_20302058.jpg
裏側の露頭同様、フジツボとオーロラニシキが大量に入っています。
時折、サンドパイプの様なものもありました。

e0290546_2027520.jpg
崖に抱きついたワタクシのすぐ目の前にあるクロスラミナは、イキイキと水の踊った様が鮮やかです。
無機的な物理現象の繰り返しが織り上げた精妙な文様はひとつの完成された美だと思いました。

崖下に降りてみると川底は大量のフジツボの殻で埋め尽くされていました。
冷たく澄んだ雪解け水に磨かれ、斜光に輝く太古の遺骸、こちらも大変美しいものに見えました。
e0290546_2044088.jpg

戻る途中、枯草の上に比較的状態の良いフジツボが落ちていました。
「Ryoさ〜ん、大丈夫ですか?」
「フジツボ採ったよ」
「結構大きいじゃないですか、今、ワタクシもそこで一個拾いました」
「大きいフジツボって聞いてたけどさ、こんなに大きいなんて思わなかったな〜」
「ね、来て良かったでしょ〜(+∀+)?」
「うん、良かった」
「さ、無事、目的のモノをゲット出来ましたし、帰りましょうか」
e0290546_20292055.jpg

4時過ぎ、夕日を背に受け今金を出発しました。
「本当は、少し先にマキヤマ・チタニイの出る所があるので、なんとか、そこまでは行きたかったんですよね...」
「たしか、近くにメノウが出る所もあったよね?」
「それは、正にこのあたりです(笑)瑪瑙橋という橋もありますよ。さ、疲れたでしょう?お家に着くのは9時半の予定です。あとはゆっくり眠って下さい」
「アタシあんまり採れなかったけどさ、本当にイイ所だったね。来年も来ようね」
「ええ、きっと来ましょう」
「もっと大きなフジツボ採るぞっ!!」
[PR]
by motoronron | 2013-02-18 20:33 | 道南 | Comments(10)
前の記事の追加写真です〜(+∀+)。。。

エゾワスレガイ(合弁)
e0290546_12471411.jpg

ホタテガイ
e0290546_12471817.jpg

ダイシャカニシキガイ
e0290546_12472186.jpg


e0290546_12472593.jpg

エゾタマキガイ
e0290546_12472778.jpg

モスソガイ
e0290546_12472913.jpg

エゾタマガイ
e0290546_12473166.jpg

スカシガイの一種(頭に穴があいてます)
e0290546_12473346.jpg

コベルトフネガイ(合弁)
e0290546_12473651.jpg

シコロエガイ
e0290546_12473925.jpg

スカシガイの一種(頭に穴があいてます)
e0290546_12474185.jpg

エゾフネガイ
e0290546_12474441.jpg

キララガイの一種
e0290546_12474789.jpg

エゾチドリガイ
e0290546_1248154.jpg

フタバシラガイの一種(合弁)
e0290546_1248562.jpg

[PR]
by motoronron | 2012-09-19 12:51 | 道南 | Comments(16)
2011年 4月上旬

オールシーズン化石採集をしているワタクシたちですが、
やはり北海道、冬から春にかけては産地が限られてしまいます。

「ね~、明日ドコ行く~?望来は行ったばかりだし」
「どこも、まだまだ雪がありますからね...この間の徳富川があんな感じでしたから...」
「アンモは...まだムリか~...」
「三笠や夕張は来月まではダメですね」
「キタヒロ(北広島)は?ダイシャカダイシャカ...!」
「この辺よりは雪は少ないと思いますが、土採り場なので、まだ無理かもしれませんね」
「そっか~...」
「キタヒロと言えば、黒松内では同様の化石が出るんですよ」
「どこ?黒松内?そこ近いの?」
「全然近くないですが...道南の方なので雪はグッと少ない気もします。ほら、去年の秋、温泉に行ったニセコのもっと向うです」
「じゃ、結構遠いね...明日行ける?」
「イイですよ。中山峠がすっごくすっごくイヤですけど...(+∀+;)」

初めての場所、そして片道200Kmの遠出は初めてで緊張します。
その夜は入念に地図で下調べをしました。
今回、目指す黒松内の産地は、第四紀・更新世・瀬棚層上部、
約100万年前の化石が採取出来るそうです。
ワタクシたちが普段採取している化石に比べると随分新しく感じます。

ワタクシのペースだと4時間以上かかる計算なので、珍しく朝早く出発しましたが、
朝の渋滞に引っかかり、札幌を抜けるのに予想以上の時間をとられてしまいました。
そして、ワタクシの鬼門である中山峠。イヤな感じの道が続きます。
制限速度を超えていても、坂でもカーブでも、おかまい無しにあおられます(涙)。
ようやく頂上に近づきました。Ryoがキョロキョロしています。
「あ、そろそろかな~...」
「ヒーコラ...ヒーコラ...なんですか(+∀+;)...?」
「絶対、あげいも買うんだから、アソコ寄ってよ」
「あ~...はいはい、あげいも三兄弟ですね....」
中山峠のドライブイン「望羊館」に立ち寄ります。
普段、道の駅や観光スポットに寄らないワタクシにはちょっと新鮮です。
お土産コーナー等をみていると、修学旅行に行った時の気分を思い出しました。

「今回は瀬棚層からの貝化石です。瀬棚というのは、奥尻島へのフェリーが出ている町の名前ですよ」
「奥尻か~、はやく行きたいね。大っきいビカリア出るんでしょ?」
「そうです(+∀+)!アクキガイもでるそうですよ~。いつになるかわからないですが、絶対に行きたいですね~....」
ひとしきり、17歳の夏休み、友人と二人で奥尻島へ渡り数日間キャンプをした話しをしました。
汽車の中や焚き火の明かりで読んだバイコフや畑正憲の小説のこと、
フェリーが出航したときの興奮、北海道では初めて見た透明で真っ青な海のこと
カレイをさばいて脇に置いたらカモメに半身持ち去られたこと、
ウニを採って食べたこと(漁師さんに持って帰らなきゃ好きなだけ食べて良いと言われたのです)
山ほどアメフラシを集めたこと、夜、海中から見上げた月が美しかったこと、
町民の寄付で運営する無料温泉で漁師さんとお話したこと、
民家にインスタント麺のお湯を貰いに行ったら、おばあちゃんにお昼をごちそうになったこと、
数年後、島が津波で壊滅的被害を受け、燃え盛る街の映像にショックを受けたこと、
高校の時、研修生だった先生が島の学校に赴任していたらしく
テレビのインタビューを受けていて驚いたことなどを話しました。

中山峠を過ぎ、喜茂別を抜けると広い丘陵地帯にまっすぐな道が走り、
いかにも北海道らしい開放的な風景が続きます。

「わ~、やっぱり羊蹄山は大きいね~」
「普段見ている山と違ってドーンと重量感がスゴイですね」
「何度見てもキレイな山だね」
「ナントカ富士の中では、一番近いんじゃないかと思います」

豊浦への看板が出てきました。この山を越えると海が見えてくるはずです。
肌寒いですが山間にも雪がなく、太平洋が近い事を思わせます。
下りに入り、大きくカーブをした所で海が見えました。
駐車スペースがあったので一休みです。さすがにまだ緑は見えませんが、
樹々はやわらかな赤味を帯びています。足元の小さな花壇にはチューリップの芽が出ていました。
自分で運転して初め望んだ太平洋。
日本海育ちのワタクシは、なんだか随分遠くに来た気持ちになりました。
e0290546_1157216.jpg

国道37号線を西へ走ります。時折、海が見えますが、カーブが多く交通量もあり、
ノンキに海を見ながらのドライブとはなりませんでした。
右折し、道々266号線に進みます。黒松内はまもなくです。
黒松内に近づくにつれ雪が増えて来ました。朱太川に沿って走ります。
「この川でも貝化石が出るんです。でも増水していて難しそうですね...」
わずかに見える河畔や露頭は、貝化石が出そうな雰囲気です。
「貝殻橋」なんて、気になる名前の橋も渡りました。
昨晩、ニワカ勉強してきた知識と周りの景色から推測した見解をRyoに話すと、
「えらいえらい」
と頭を撫でてくれ、ワタクシ、ちょっとテレました。
「イ、イヤ、本当にそうかは分かりませんよ~、カンで言っただけですから~(+∀+#;)はは」
「アタシも頭触ってみただけだから」
「くっ....(+∀+;)!!!」

e0290546_11572592.jpg
賀老橋を渡ると右手に黒松内層と思われる、立派な露頭が現れました。
近くに寄りたかったのですが、朱太川は滔々と流れ、渇水にならない限りキビシい様でした。
「こういう露頭をみるとテンション上がりますね~!!」
「なんか化石でないの?」
「ん~、貝化石はどうなんでしょう...。放散虫は出たと思います」
「ナニそれ...虫?」
「プランクトンの一種で、ほら、よく微化石の写真で出てくるアミアミのキレイなヤツですよ」
「顕微鏡で見るヤツ?」
「そうです。採取して行きますか?」
「ん~......今日はイラネ」

やっと黒松内市街に入りました。
「あ、セコマがあるよ(セイコーマート・道産コンビニ)お昼買ってこうよ」
「津々浦々、どこにでもあるので本当に助かりますね~(+∀+)」
駐車場でモグモグとおにぎりを頬張りながら、見たいポイントを再確認します。
黒松内川の支流「シェルの沢」「ミィディアムの沢」「マロンの沢」。
いずれも一部ですが瀬棚層があります。
そして、もちろんメインは「添い遂げられなかった川(涙)」です。
「近いので、南側から順に見て行きますか...」

ところが、黒松内は道がクニャクニャしていて、ワタクシの様な方向音痴にはハードルが高いのです。
行ったり来たり、元に戻ったり...。なかなか沢がみつかりません。
そして、ようやく見つけた沢たちは増水していたり、とても小さかったり、護岸されていたり、
農家の敷地内に進入しなければならなかったり...。

諦めて「添い遂げられなかった川(涙)」に行く事にしました。
道々523号線を北上。目的の川を渡ってすぐに左折し約1Kmの地点、
道路右脇に駐車出来そうなスペースがありました。
畑はまだ雪野原ですから作物を気にせず歩けます。
「さてさて、あるかな~?」
「増水してないとイイですけどね~」
「よしっ!! いくぞっ!!」
「はやっ(+∀+;)!?」
やる気満々のRyoは、あっと言う間に用意を終え、ウェーダーを小脇に抱えると、
雪原をサッサと渡り出しました。
「は~や~く~!!」
遠くからRyoの声がしますが、ワタクシはロープを用意したり大忙しです。
e0290546_1158988.jpg

東へまっすぐ150m程で川に着きます。増水はしていましたが、水深ははさほど無く、
岸が見えているので採取も大丈夫そうです。
既に灰色の地層には貝殻の破片が沢山見えています。
e0290546_12145221.jpg
「イッパイあるよ!!凄い凄い!!」
「潮干狩り云々は本当ですね...。キタヒロよりある感じです」
「それに、凄く状態がイイみたいだよ」
「こ~れは、期待できますね~(+∀+)!!」
二人、いそいそとウェーダーに着替え、ロープで降りました。
e0290546_12182329.jpg

「うっわ~!ホントに沢山あるね~!!」
Ryoは大はしゃぎです。早速ビニール袋を片手にガンガン掘り始めました。
水流はかなり強く、そのままでは対岸には渡れません。
しかし、運良く下流の方に倒木があり、掴まりながら渡りました。
「ほら~、ダイシャカニシキだよ。こんなにキレイ!!」
「やっぱり、キタヒロよりもずっと状態がイイですね。ナマナマしています。」
「あそこ、カッサカサなんだもんな~」
川岸はもちろん、川の中も貝殻の破片でイッパイです。
「ワタクシ、腕足類が欲しいですよね〜」
「キタヒロであれだから、きっとイイのがあるよ...。あ、アポロみっけ!!(カサガイ)」
「どうも合弁で出るのが多い様です、小パックにいれて持ち帰りましょう」
e0290546_1218999.jpg

2時間の採取で結構な数が採れ、二人、大満足です。
「なんだか、さっきより水の流れが強いみたい」
「午後になって雪融け水の量が増えたんでしょうね」
まだ日は高く、蘭越方面へも行きたかったのですが、
帰りの時間を考えると諦めざるをえませんでした。
朱太川へ戻り付近の様子を見てから帰ることにしました。

e0290546_12421627.jpg
川に近づけそうな道を見つけては入ってみますが、やはり、どこも増水していて採取不可能でした。
土手沿いの道から工事したばかりの砂利道が分岐していました。キャタピラで荒らされた
真新しい土の中に貝殻片が混ざっていました。
電柱のプレートにも「貝殻幹」と思わせぶりな文字...。
新しい道を進むと...真新しい施設とコンクリート製プールがあり、沢山の稚魚が泳いでいました。

帰りは激しい雨に降られ、中山峠であおられまくって泣き、
札幌市外に入ってからは消えた白線と、明かりに照らされた超絶見難い路面に泣き、
再びあおられて泣き、も~泣き泣き家に泣き帰りました~(+∀+;)。

深夜、Ryoはキッチンで貝を洗い始めました。
「イッパイとれたね~」
「大漁でしたね(+∀+)でも、今度行く時は、ツルハシがいるかもですね」
「一個ずつ採ると割れちゃうもんね」
「もろい地層ですが、密に入っているので殻が壊れやすかったです」
「沢山あるから、キレイなの選んで欲しいもんね」
「ワタクシは腕足類が出なかったのが残念です。絶対あるはずなんですけどね〜...」
「ねぇ、この茶色の貝キレイだよね~。ちゃんとしたのあんまり採れなかったけど」
「これは、ムカシオナガトリガイと言って、ダイシャカニシキ同様、絶滅種なんです」
「えっ!?....これ、絶滅種なの?」
「そうです」
「な~んで教えてくれなかったのよ~!!知ってたら、もっと一生懸命探したのに~!!」
「ひ~、スミマセン~(+∀+;)!!」
「今度は、コレを採りにいくぞっ!!!」

ムカシオナガトリガイ
e0290546_12172873.jpg

エゾボラの一種(?)
e0290546_12202496.jpg

ゴカイ類の棲管の一部
e0290546_12203394.jpg

ツキガイモドキ
e0290546_12203853.jpg

ナミマガシワモドキ
e0290546_1220465.jpg

イサオマルフミフミガイ
e0290546_12205419.jpg

エゾイガイ(合弁)
e0290546_12502074.jpg

エゾキンチャクガイ(合弁)
e0290546_12501797.jpg

[PR]
by motoronron | 2012-09-19 12:45 | 道南 | Comments(6)