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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

カテゴリ:芦別( 10 )

2015年7月上旬

驚愕にナイナイのアッシーベッシーにて、どうにか採取した化石のひとつです。
採取当時、アルビアンさんが「プリオノカイクロセラスですよ(^o^)」と教えてくださいました。
あれから8ヶ月...割れを接着し、放置しておりましたが
現在、自転車操業キコキコ中につき、急遽クリーニングしてみました。
結果、変形や欠け著しく、あまり良い標本とは
言えませんけれど、初めて採取した種です。
手持ちの図鑑や資料、ネット検索してみたのですが、ピンとくるものが無く種名がわかりません。
ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示くださいませ〜(涙)。
産地はコニアシアン、アナゴードリセラス・リマタムの上に乗っています。


50mm
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by motoronron | 2016-03-08 23:59 | 芦別 | Comments(10)
昨日のアルビアンさんの記事とコラボ...?です。

2014年 7月中旬

大雨の中、アッシーベッシーのお月見の沢を歩きました。
どうにか川の入口までたどりついたと言うのに、橋が崩落していて渡れません。
すっかり当てが外れてしまいましたが、最下流では植物化石も出るようなので、
橋を降り、そこから上流へ向かいました。
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荒々しい岩が続く景観が素晴らしく、とても気持ちの良い川歩きでした。
増水して河原を見ることはできませんでしたが、途中で大きなプゾシアの破片を拾いました。
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余分な部分を落としてクリーニングしたのが下の標本です。
欠け、変形もありますが、黒い肌に薄く金色をまとい美しい化石です。

160mm
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この時の巡検の詳細はコチラ(+∀+)!







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by motoronron | 2016-02-21 02:35 | 芦別 | Comments(8)
7月上旬

Ryoのお休み最終日。明日は埼玉へ出発です。
軽~くということで、おなじみアッシーベッシーへ。
1時頃、お昼ご飯を食べてから川へ降ります。

二人共、あまり無いだろうな...と予想してはいましたが、想像以上の無さに驚愕Σ(+∀+;)!!
他の方の割り跡もあるのですが根本的に化石が少ない印象です。

歩けども歩けども化石は見当たらず...。
ようやく見つけた結晶化ゴードリは粉砕してしまい、涙。
3時間まともな化石に出会えず、二人共すっかり疲れてしまいました。
「今日は、もう帰ろうか...」と考えながら、アナゴーの肋の跡が見えるノジュールを
いたずらに叩きます。やはり出て来るのは住房部だけ。
さらに叩くと、またまた住房部...。つづけて思いっきり叩くと...
「キャ~(+∀+;)!!!!!出た!出た!!コリグノニ系が出た~!! 割った割った割った~!!!」
これで、どうにかボウズは免れました。そして初めて系です。
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熊フンをチラホラ見る様になり、時間も5時近く薄暗くなってきたので
スタート地点まで戻らず、途中の沢から上がる事にしました。
広い石溜まり、足を取られてズッコケながら歩きます。
「昨年この辺でイモートさんがライマニセラス密集を採ったんですよね~。また落ちてないかな~」
石原に土砂が被さり草が生えはじめたあたりを掘ってみるとノジュールが出てきました。
「コザコザ密集系ですね。あ、こ....この跡は...(+∀+;)も、もしや...?」
即、パーンと割ります!!
「キャ~(+∀+;)!!!!!出た出た出た出た!!!ライマニさんが出た!!」(注・ライマニではありません)
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成果が無かったRyoはどよよん気分で沢を足早に上がってゆき、ワタクシはアワアワ後を追います。
(ん~...なんだかな~...でも、二人共ボウズよりはマシだし~...(+∀+;)。。。ん~仕方なし)
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後日、アルビアンさんに写真を見て頂きました。
「写真を見る限りではプリオノカイクロセラスとリーサイダイテスに見えますね〜そうなりますと大変産地的にレアです!!ライマニの可能性も有りますね〜 これは焼き肉の時に是非!拝見したいです(^o^)!」

え....リーサイ…なのですか、これ(+∀+;)。
あそこで、まさかのリーサイ…。上流からやって来たのでしょうか。
あらためて図鑑等を見るとライマニはもう少し肋が強く、
思っていたよりずっと厚みがありました。

後日、巡検前にアルビアンさんとアンキロさんと三笠市立博物館に寄りました。
夏の企画展の準備を見学した後、持参した化石を学芸員の唐沢さんと相場さんに見て頂きました。
調べて下さっている間、展示されているはずのリーサイダイテスを探しますが見当たりません。
アンキロさんが「リーサイって、もうひとつ名前なかったっけ?」とおっしゃいます。
「(+∀+;)???」
皆で「標本が無いね〜?おかしいね〜?」と話していると、呼ばれました。
なんでも、今はリーサイダイテスではなく、サブプリオノカイクルスと呼ぶとのこと。
アンキロさんとアルビアンさんも「そーだった!!」と納得。

バロイシセラス・ミニムス
     ↓
リーサイダイテス・ミニムス
     ↓
サブプリオノカイルクス・ミニムス

と、変わったのだそうです。勉強になりました〜(+∀+)おありがとうございます。


すると...昨夏、あそこでイモートさんが採取したアンモは何だったのでしょう?
写真を送って貰いました。...改めて見るとワタクシの記憶と随分違います(笑)。

イモートさんのは、ヘソがやや広く、ヘソ周りの突起も目立ちます。
肋はヘソ付近まで伸び、強い様に見えます。
なんとなく、ライマニにしては薄手ですし派手すぎる気がするのですが...(+∀+;)。
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by motoronron | 2015-07-20 23:58 | 芦別 | Comments(12)
先の記事のコメントで、じゅりあさんから「ブラックライト照射してび〜む♡」と
おナイスすぎるアドバイスを頂戴しました。

「おぉ〜(+∀+;)!!そーじゃそーじゃ!」
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実は最近もサメの歯を飛ばし、ブラックライト片手に泣きながら床を捜索したのでした。
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さすが、数年前までブラックライトの下、デスコ客の注目を一身に集めながら
踊りまくっていたダンシング・クイーンなアバジュリコさん(+∀+)!!

はたして...謎化石の殻は光るのでしょうか。。。
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ハイッ!!キラッキラ〜のキラ〜(*∀*;)!!!
じゅりあさんのおかげで、また一歩、夢の甲殻類系に近付きました。
おありがとうございました〜!!







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by motoronron | 2015-07-17 20:08 | 芦別 | Comments(22)

めずらしく投稿4連チャ〜ン(+∀+)!!これで1年分は書いたでしょか〜。


6月上旬


高松のお仕事からRyoが帰ってきました。

お土産は讃岐名物「醤油豆」。少し歯ごたえがあって、やや塩辛く、

“煮豆は甘いもの”というワタクシのイメージとはズレますが、

ご飯と食べるならこの方が美味しいですし、日本酒を愛する四国ですから、その組み合わせも最高ですよね。

Ryoさんのおかげで、足を運ばなくても各地の美味しい物が味わえます(+∀+)。


翌日、Ryoの体の事を考え、昼からアッシーベッシー本流行きました。

(完全オフという選択は無かったのでした…(+∀+;)ワタクシニハマネデキマテンガ)

Ryoにとっては今年初めてのアシベシです。

しかし…これが…無いのです!! 申し訳ない程ナイナイなのです…!!

もーりんさんのブログでは、車で30分~♪サクっ!!とアンモ!なんてありましたが、

それは超ベテラン様だから出来る事で、ワタクシ達にとっては本当に厳しい採取となりました。


小雨降る中、ジグザクジグザクふたりきり川の端から端までスニーカーぶる〜すしてみても、

ビミョ~な化石を拾えただけ。アナゴーくらいは採れると思っていたのですが…。


Ryoさんのオーラが重く暗いのは気のせいでしょうか...(+∀+;)。

「残念ですが、そろそろ帰りますか…」と伝えようとした時、

ハンドボール大のノジュールを見つけました(終盤に強いもとろん説)。

駆寄った勢いで雑に割ると、こんな化石が現れました。

正直、何であるかは分かりませんでしたが、直感で「あ…甲殻類系?ラッキ~(+∀+)♪」と思いました。



帰宅後、ルーペでよく観察すると変わったクビレがあります。

アンモではない、貝類ではない、植物ではない、棘皮動物ではない…と

消去法で予想してゆくと、やはりワタクシには甲殻類にしか見えません。

Ryoに勧められて、少し掘ってみると予想と全く違う形状でありました。


ワタクシは初めこの様な状態を予想していました(合成写真です)。

赤線が中心でシンメトリーだと思っていたのです。

ところが、中心と思っていた線は右へと曲がってゆきました。

左側が脈によって切られているにせよ、中心は赤線ではないようです。


甲殻類の胴の殻ならば、お椀をふせた様な形状でしょうから、

裏側をこれくらい掘れば殻が途切れそうのものです。


殆ど取れてしまいましたが、わずかに残る赤茶色の膠っぽい膜で全体が覆われていました。

この感じはやはり甲殻類の一種に思えます。


アルビアンさん宅での焼肉パーティーに持参してみましたが、

ベテランの皆様からも「分からない...」というお答え。

アルビアンさんからは「本当の謎化石というのはこういうのですね(^o^)」という力強いお言葉…(+∀+;)。


三笠市立博物館学芸員の加納さんも「ん~、なんだかよくわからないな~!! 」とのこと。


一部分とはいえ、特徴的な形状ですので、御存知の方は一目で分かるのかもしれません。

例によって、ネット上で皆様の御見解を賜りたく思います~(+∀+)。

国内はもちろん…アゼルバイジャンの酒場で踊っている化石ハンターのアナタ!!

カーボベルデの学校でカンニングしようとしている化石少年のアナタっ!!

アンドラでショッピングに明け暮れている化石コレクターのアナタっ!!

キリバスで初日の出を眺めている化石仙人のアナタっ!!


是非×2、この謎化石の謎を解いてくらさいませ~(+∀+)!!


『追加写真』

縦15mm 幅13mm

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by motoronron | 2015-07-16 20:16 | 芦別 | Comments(14)

7月下旬


前日は、あっしーべっしー「段段段の滝」下流の横沢を覗きつつ本流を限界まで下り、

突如出現した巨岩地帯を踏破出来ず、やむなく国道までの急斜面登り。

そのあまりの高さとハードさに息も絶え絶えになりました。

この日は、さらに下流に注ぐ沢へ行きました。

こんな風に、じわじわと範囲を広げるのがワタクシ達流。


朝から雨が降る中、芦別へ向かいます。

昨日、川から国道に上がった地点を確認し、目的だった橋までの間を調べながら進みます。

「ん~…思ったより距離がありましたね~(+∀+;)」

「夕方だったから、あのまま進んでたら大変だったね」

「Googleの航空写真を見ると巨岩ゾーンの先に大きな淵がある様なのです。もし無理に進んでいたら夜になってましたね。両岸が高い急斜面や崖の川は本当に困りますね」

「あそこは、もう歩きたくないな~…」

「…ですよね~…(+∀+;)。でも、また行かなければならないのです」

「えっ、なんでっ? 化石も殆ど無かったよ。それに、あの斜面登りたくないよ」

「実は…早い段階でカメラのバッテリーが切れてしまって、途中の沢やラストの絶景ポイントが撮れなかったのです…」

「じゃ……。また、いつか…ね」

「最後に出てきた大露頭では小さなウニの破片を見つけたじゃないですか?あそこは案外ウニポイントかもしれませんよ!」

「……どーだか。」


雨はいよいよ激しさを増し、ワイパーを最高速にしなければならない程です。

林道は途中の畑までは綺麗に草が刈られていましたが、それを過ぎると急に荒れ始めました。

林道を流れる水は、すでに深く抉られている轍をさらに鋭く穿ちます。

路面状況を確認するため少し車から降りただけで、ずぶ濡れになってしまいました。

車内には湿った冷たい空気が充満し、窓ガラスが曇ります。

「Ryoさん、寒くないですか?」

「ん~、雨に濡れるのは全然平気なんだけど。川が濁って化石が見えなくなるのは困るな…」

「下見ですから、あまり酷い様でしたら採取はあきらめましょう…」


おにぎりを頬張りながらスリップする道を慎重に進みます。

林道下には増水して濁ったアッシーベッシー本流が見えます。

「もうすぐ橋があり、それを過ぎると沢に沿って林道があります。でも、この雰囲気では、どこまで車が入れるか怪しいですね。林道から川まで結構落差がある様ですが、なんとか降りられるでしょう。それも難しい様でしたら、もう少し上の橋から降ります」

「うんと上流には行けないの?」

「ベテランの方々はその辺りに入っていると思いますが、今日は行けないでしょうね。今日の目的は下流のサントニアンです」

「ん~、芦別のサントニアン、ダメダメだからな~」

「そんな感じなんですよね~(+∀+;)でも、一応チェックはしないと」

「ハイハイ…」

「この沢は合流から1kmくらいは古第三紀と白亜紀の函淵層です。その上にサントニアンがすこし、コニアシアン...そしてセノマニアンがある様です。チューロニアンもあるのかもしれませんが、どの辺りか分かりません。そろそろ...橋だと…あっ(+∀+;)!!」

「あっ…!! どーすんのよ~」

「ここから降りるしかないですよね…。良かったですね、何十メートルも急斜面を降りなくて。ハハハ...。」

橋の手前が崩落していました。
本流に比べて沢はさほど濁っておらず、水量も大した事はありませんでした。

橋横の崩れた斜面を木にぶら下がる様にして降り、辺りを見回します。

「ここらでは植物化石が見られると思うのですが」

「葉っぱとか?」

「どうなんでしょうね…?あ…もう見つけてしまいました」

珪化木が落ちていました。随分と重いので帰りに回収する事に。

「この辺りは細かく層が入っているのですが、いずれも炭層があって似ていてワタクシには分かりません。赤平層では化石も出る様なので、何か痕跡があったら教えて下さいね」

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時折、強い風が吹き、大粒の雨と雫が樹上からザッと降り注ぎます。

しばらくは普通の沢でしたが、そのうち左右ともに荒い岩が迫ってきました。

「こーゆー所は風景は良いんだけど、化石が無いんだよね~」

「ほらっ! イノセラがありましたよ!!」

「ちっせ!!」

「…(+∀+;)。。。」


大きなプゾシアの破片。金箔を押した様に輝いています。


岩場を乗り越えながら進みます。スレたネオフィロセラスを見つけました。

なかなかのサイズで内部は美しく結晶化しています。

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大きくせり出した高い岸壁の隙間を歩きます。

「ゴードリです。破片も多くなってきたので、サントニゾーンに近付いていますよ」

「芦別はポリプチが出ないね~。サントはポリプチの破片がいっぱい出るイメージだけど...」

「確かに本流でも見ませんでしたね」

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「あれっ...。滝が出てきてしまいました(+∀+;)」

「カッコイイ滝だね~」

落差10数m、私達の立つ所からでは20m以上はあるでしょうか。なかなかの迫力です。

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吹き出し口は湾曲したスリット状で大岩を噛み、

すぐ下は大きく抉れ、全体的に鍵穴の様な印象を受けます。

地形図を見ていて、ここに障害物があるのは分かっていたのですが、砂防とばかり思っていました。

帰宅後、拡大して見ると棒線にコロンが付いた「小滝マーク」でした。


滝の写真を撮っていると、モニターにRyoが映り、そのままズンズン滝へ近付いて行きます。

「Ryoさ~ん…!!戻りますよ~!!」

「え、ここで終わりなの~?」

「さすがに、これ以上は進めないでしょう」

「あそこをさ~、こー行って、こ~行って、チョィチョィと上がればいけるんじゃない?」

「Ryoさん……(+∀+;)。この滝のどこを見たら、そんな事が言えるんですかっ!!」

「行けるって~!」

「いやいやいや!絶対にムリですってば(+∀+;)!! 今回はその手にはのりませんよ~!! 次の沢に行きましょう。戻りますよ!!」

「なんだ、つまんないの~」


ワタクシも残念ではありました。滝の上からが目指すサントニアンなのですから。

道の状態からも最近あまり人が入っていないのは明らかで、

それなりの成果を期待出来たはずなのです。

「次回は林道を歩いて、滝の上流にある橋から降りましょうね。今回はあくまで下見です。この沢は最下流から来てはいけない!! という調査結果が出ました…」

「そ~ですね。景色はイイんだけどな~。残念」

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ますます雨脚は強くなり、川面は泡立ち、景色は白くけぶっています。

服も帽子も限界まで雨を含み、服と肌の間を水が流れます。

さすがに沢の水量も増え、最初に見つけた珪化木はすっかり水没していました。

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降りた場所は泥流の滝となり足場が確保出来ず、登るのに随分と苦労しました。

やっとの思いで橋の上に這い上がると”月見”草が雨に打たれ震えながら、

ポッと明かりを灯した様に咲いていました。


国道に出ると、向い側の林道の入口に車が止まっていて、

狭い車内で数人の若い釣り人が着替えているのが見えました。

「こんな土砂降りの日に...バッカだな~!」

「ほ~んと。さて…次の沢に行きますよ(+∀+)!!」

「よしっ!行くぞっ!!」


ワタクシ達は土砂降りの中、富良野方面へと走ったのでした。







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by motoronron | 2014-09-17 16:11 | 芦別 | Comments(27)

Ryoさん、お休み4日目


前日から雨は降り続いています。


「毎日雨が降ってるのに雪が融けないですね…」

「今日、どうすんの?どこでもいいけど石の硬いトコはダメ」

「昨日の三笠で随分体力を使いましたからね~(+∀+;)」

「アッシーベッシーにしようよ」

「では…クエスチョンの沢にしましょう」

「どんな沢だっけ?」

「ほら…細くて深くて暗い沢で、林道が崩壊しそうだった所です」

「あぁ、私、降りなかったとこだ。あそこ、こんな暗くて見えるかな?」

「無理だったら他の沢にしますね」


いつも立ち寄る三笠のセイコーマートでおにぎりを買います。

最近、Ryoは店内で作られる手作りタイプの大きめおにぎりがお気に入りなのです。

「やった~! 一個だけ "ベーコンおかか" 残ってた~!!」Ryoはとても嬉しそうです。

「で、もとろんはどれにする?」

「え…いつもみいたに半分こじゃないんですか…(+∀+;)」

「…しょうがないな」


時間がないので食べながら向かいます。

「すっかり、この道にも慣れましたよ(+∀+)」

三笠から芦別への道はアップダウンとカーブが続き、大型トラックも多いため、

通い始めた頃、運転のヘタなワタクシは緊張して走っていたのです。

「芦別にもずいぶん来る様になったね」

「5年前、採取を始めた頃から地図を作ったり、計画はしてはいたのですが、ワタクシたちの場合、採取範囲がジワ~と広がってゆきますからね..。あのまま三笠でずっと採取していれば、もっと早く来たかもしれませんが、穂別方面へ行ってしまいましたからね〜」


「三芦トンネル」を抜けると雪が多くなります。

「三笠に比べると雪が多いけど、ウチの周りに比べたら大した事ないよね~。あ、キムン橋の工事終わってる...」

「川の水量はどうですか?」

「なんだか少ない気がする…」

「へぇ。雨が続いているのに水が引くのが早いですね?」


道が芦別川本流に沿いはじめました。

「あっ!!全然水が無いよ!!」

「ホントですね~(+∀+;)!!夏の渇水期より少ないです。予定変更! 今日はいつものトコで採取しましょう」


定点観測

11月21日

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11月23日

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昼過ぎに採取ポイントに到着し、Ryoは、あっと言う間に支度をして、一人で川へ降りて行きました。

「新しい割跡があるな~…。昨日から水が引いてたのかな?」

「一足遅かったかもしれませんね。こんなに水が少ないなら早朝から来て長く歩きたかったですね」

「問題は、この人がどこまで行ったか、だね」


しばらくは割跡が目立ちました。しかし、あまり良いものは出ていない様です。

「な~んか思ったより化石無いな~...」

「まだスタートしたばかりじゃないですか〜(+∀+;)。 あ!! ほらほら、見て下さい異常巻きの入ったノジュールがありましたよ。この辺りからノジュールゾーンなんじゃないですか?」

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しばらくしてRyoがノジュールを持って来ました。

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「これ、どーお?」

「スレてますけど悪くない様です。叩いてもイイですか?」

「どーぞー」

「あ!! こんなのが出ましたよ(+∀+)!!Ryoさんやりましたね」

「よく見たら、もう一巻きあるんだ。裏から出せるかな~?」

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バスケットボール大のノジュールからアナゴードリセラスの背が覗きました。

肋が強く波打って、なんとも存在感があるアンモナイトです。

余分な石を叩いていると意外な所から割れてしまいました。

「Ryoさ~ん、アナゴーが出ましたよ~」

「おぉ、イイ感じじゃん」

「…でも。三分割にしてしまいました」

「あ~らら、何やってんだか。もとろんは直すのがイッパイだね」


Ryoはどんどん先へ行ってしまいました。

大きくカーブした川の向う、Ryoのクマ除けの鐘が雨音に紛れてかすかになってゆくのを聞きながら

ワタクシは川岸から川岸へと蛇行し細かく見て歩きます。

保存状態はわかりませんが、この日は異常巻きの入っているノジュールを多く拾いました

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時折、Ryoがノジュールを集め目印の枝を立てて残していった"塚"の前にしゃがみ込み、

小割り作業をします。

これらもイノセラムス、アナゴー、異常巻きの破片が多い印象でした。

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お気に入りの植物化石

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雨はますます激しくなりました。Ryoはカッパを着ていますが、

ワタクシは撥水加工をしていないベンチコート。どんどん体が重くなります。

「普通、こんな日はカッパでしょう」

「ムレるかと思いまして…」

「そんだけ濡れたら一緒じゃない?」

「まったく、おっしゃる通りで…(+∀+;)。 うぅ...コートもフリースも水を吸ってすごく重いです。 もう4時ですし、そろそろ終わりましょうか。これ以上進むと上がるポイントが無くなってしまいます」


上がる直前、何となく叩いた石からはアナゴーが出てきました。

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車まで1.5kmの帰り道。Ryoは軽快に、ワタクシは重く引きずるような足取りで歩きました。

「思ったほどじゃないけど、それなりにあったね〜」

「えぇ、リュックもズッシリです。でも正直、ワタクシももう少しあるかと期待していました(笑)」

「アルビアンさんやM田さんなら、こんな日でもイッパイ見つけるんだろうね~」

「あの方々は特別に高性能なセンサーをお持ちですからね~...(+∀+;)」


「あ~ぁ。まだまだ行きたいトコたくさんあるんだけどな...。今度、出張から帰って来たら雪かな~」

「もうすぐ12月ですものね…」

「そうね…。でも、どっか行こうね!!」



土砂降りの中、熱々のコーヒーをすすり、

メイプル風味のバームクーヘンを頬張りながら帰路につきました。

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「オマケ」

近頃、"拙宅の辺りは雪が多い"という記述を繰り返ししてきました。どれ程だったかというと、

この記事の10日前、11月12日の朝で、こんなカンジだったのです...(+∀+;)。

たった一夜にして真冬の世界になっていました〜。

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by motoronron | 2013-12-03 22:55 | 芦別 | Comments(24)
2日前、やっとRyoさんがお休みになりました。
あまり良いお天気ではありませんでしたが「ナニがナンでも行くのっ!!!」とのことで、
下見を兼ねて採取に行ってまいりました(+∀+)。ちょっぴりお知らせします〜。

ママさんを札幌の病院へ送った後、芦別へ向かいます。
途中、最近大ブームとなった三笠の「土場」の横を通りました。
この時、アルビアンさん、アンキロさん、じゅりあさんが硬い三笠巨岩を相手に
一生懸命コンコンしている真っ最中だったのでしょうね。

三笠と芦別の境にあるトンネルを抜けるとやや雪が多くなりましたが、
それでもワタクシめの住む町に比べるとどこも超少なめ、
山は雪が多いかも...と覚悟していたので驚きでした。

2時頃、アッシーベッシー本流の河原に到着。
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水量多めで河原は殆ど出ていません。わずかの陸地を求め30分程ウロウロしました。

ココで採取した謎アンモはコチラ…。
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初めて系でワタクシ「何か出た〜…ハワワワ…(+∀+;)!!?」状態
一応、コリンニョ系であるのは分かりました。
横に小さなポリプチコセラスの様なアンモが入っていたので、
上流のサントニアンから転石?テキサさんの一種?と思ったのですが、
そもそも、あまり馴染みがないので皆目見当がつきません。
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帰宅後、アルビアンさんに見て頂くため、簡単クリーニングをして写真をお送りしたところ
速やかに「コニアシアンのプリオノカイクロセラスですよ(^O^)!!」とのお返事が。
「…で、では横っちょのポリプチさんはナニですか…(+∀+;)??」と更に質問すると
またまた超特急で「ライオプチコセラスですかね!!コニアシアンから出るポリプチ系のアンモです(^.^)」とのこと。
アルビアンさんゴイス過ぎるです〜…(+∀+;)。。。おありがとうございました(涙)。

支流に移動します。日陰の林道には雪がうっすら残り、
スピードを出していなくても、ズルッ...と横滑りします。
こちらも長靴とハンマーで簡単採取。ノジュールは思ったよりも落ちていました。
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ワタクシは手のひらサイズのデンセを幾つか採取してニコニコ。
途中、おかしな割り方をしたせいで顔面に破片が直撃!!
くちびるの上と口の中を切って血がボタボタ...で、も…まぁ…ニコニコ(涙)。
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「あんまりイイのが無いな〜」と言っていたRyoさんでしたが、
終盤に「これ、なんか入ってるんだよね〜」と抱えて来た大きなノジュールには
モコモコとしたアナゴーの背中が見えていました。
「アナゴーは破片が多いので、あまり期待しないでくださいね(+∀+;)?」と
念を押してから割ると、多少変形してはいるもののマルッと立派な15cmアナゴーが出て来ました。
ちょっと下見のつもりが予想以上の成果。二人、ニコニコと暗くなった林道を帰りました。
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by motoronron | 2013-11-21 20:45 | 芦別 | Comments(22)
「災厄」と「もとろん」は忘れた頃にやってくる…てなこと申しますか(+∀+;)?
ワタクシ、ノリだけが原動力で、幾つもの事を平行でこなすのが不得手です。
さて×2、ひさしびり〜にクリーニングなどしてみました。
芦別のゴードリセラス・デンセプリカタムさんです。
変形してるわ、割れてるわ、破片行方不明だわ…でカナテコビミョ〜ではありますが、
深い肋がピシッと残っているとこなどはカッチョコイイと思うがですよ。
ワタクシの激ハンマー攻撃を喰らわなければ、もう少し美人さんだったかと思うと(涙)。

7.5cm
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by motoronron | 2013-08-30 14:31 | 芦別 | Comments(24)
アルビアンさん、もーりんさん、Mさん、Cさんと5人で歩いた芦別の川。
相変わらず慣れぬ集団行動で、気もそぞろなワタクシは河原をフラフラするばかり、
いつも以上に採取出来ません。そんなワタクシをみかねたアルビアンさんとMさんが、
ドンドコ×2惜しげも無くワタクシに化石を下さいます。

成果がパッとしないまま、お昼になってしまいました。
皆様、河原石に腰を掛け、談笑しながらのお弁当タイム。
楽しいお話、ためになるお話盛り沢山。
でも、なんだか、そろそろ終了の予感(+∀+;)!? ワタクシ焦ります。

もーりんさんとCさんは少し早めにアップされ、
その後、アルビアンさん、Mさん、ワタクシの3人は、さらに下流へと歩いてゆきます。
化石センサーが内蔵されているとしか思えないMさんの採取っぷりを
横目で眺めながら、すでに20Kgは越えているリュックに翻弄され、
ヨロヨロ〜…ボヘヨロ〜…とたよりなく石原を歩きます。
遠くからはアルビアンさんがノジュールを割る威勢良い音が聞こえます。
(ん~…今日はダメダメだな~…デカハンマー折れちゃったし…(+∀+;)。下見とは言え、ひとつくらいRyoさんにイイお土産持って帰りたかったですね~)

「!?」
視界の端に何かがひっかかりました。
「…ナニ、今の…(+∀+;)???」
しばらくキョロキョロして、やっと見つけました。
遠目でもハッキリと分かる星形〜!! 星形といえばヒトデ〜!!
駆寄りて拾い上げたれば紛うことなきヒトデ様。ラヴリー☆

早速、側でカチコンしているMさんの元へ行きます。
「ぉお〜。ヒトデかい。こりゃ珍しいよ」
「ヒトデは珍しいですかっ(+∀+)!?」
何が貴重なのかも分からないドシロートのワタクシ。
初めての化石ならなんでも嬉しいドシロートのワタクシ。
戻ってきたアルビアンさんからも、ウレシ〜お言葉の数々を賜りまくり。
最後の最後でホッと一息のワタクシなのでした...。

写真はアルビアンさんのブログで既にご覧になったかとは思いますが、
一応、ワタクシめもアップします〜。こんなコですよ〜!!ジャジャン(+∀+)!! 6cm
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アルビアンさんからのメールによると、セノマニアンのヒトデだそうです〜。
完全体でないのが悔やまれます。
かつて、Mさんは、ピシッとした完品をお餅だったとか...(汗)。
もう、Mさんは何を持っていても、何をゲッチョしても驚きません(驚いちゃうけど〜)

表皮の模様がしっかりと残っています。
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朝、頂いたアルビアンさんのクモヒトデちゃんにあやかれたのかしらん(+∀+)!!

ヒトデ化石の神様はガンバる皆様とワールドカップ系を応援しております!!
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by motoronron | 2013-06-24 20:40 | 芦別 | Comments(17)