ブログトップ

化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

カテゴリ:夕張( 25 )

先月のRyoさんの長期休暇中、これまで採取してきたノジュールを整理し
中に何が入っているのか、片っ端から割り、大量の土砂の生産に勤しみました。
しかし、悲しいかなドシロート。恐ろしいほど沢山の石があったのに大したものは出てきませんでした(+∀+;)。

今日ご紹介するのは、そんな作業の中で見つかった、夕張スキスキノ川のナエフィアです。
これまで、道北のサントニアンでばかり採取してきたので、
自分たちのホーム、それもコニアシアンで出会えるとは思っていませんでした。

最初、この断面に気づきました。
e0290546_05033092.jpg
「あれ...これ、なんに見えますか(+∀+;)?」
「エゾイテス」
「いゃ、それは知ってる...。その横の断面です」
「わからん」
「ナエフィアな感じがしませんか...?」
「え〜。スキスキノ川でナエフィアなんて出たっけ?」
「たぶん初めてですよね」
「ふふふ...。さぁ、頑張って、この砂利の山から破片を探すんだ(^ ^)!!」

四分割になっていましたが、幸い主なパーツを見つける事が出来ました。12段ある様です。
下の方はパイライトが濃集し、キラキラと綺麗だったのですが、
ねっとりとして大変分離が悪く、クリーニングには時間がかかりました。

38mm
e0290546_05033472.jpg
e0290546_05033607.jpg
e0290546_05033822.jpg










[PR]
by motoronron | 2016-03-16 23:59 | 夕張 | Comments(6)
ワタクシたちがお気に入りのダイスキノ川に沿って林道を走り、
山を越えるとスキスキノ川です。
下流はコニアシアン、上流サントニアン、横沢カンパニアン。
色々な化石が採取出来て楽しい川です。

今回の化石を採取したのは下流のコニアシアン・ゾーン。
全体のフォルム、板状になる輪肋からルシノマの仲間、
ミルティアの一種(Myrtea sp.)と思います。
保存が悪く。殻の割れた付近は分離が悪く石を除去するに骨が折れました。

30mm
e0290546_01320626.jpg
e0290546_01321179.jpg
e0290546_01320959.jpg









[PR]
by motoronron | 2016-02-29 23:59 | 夕張 | Comments(8)
2015年5月

春の恒例、夕張ダイスキノ川巡検。
もう、かつての様に「行けばリュックが重くなっちゃう(+∀+;)!」ということもなく、
元・ダイスキノ川になりつつありますが、これまで良い思いをした川ですし、
白亜紀化石採取の面白さを教えてくれた愛着のある産地ですから、一応歩きます。
この日も林道の上から見下ろしただけで、石があまり動いていないのがわかりました。
昨年、割り残した石はそのままの状態で、落葉は流されずに堆積していました。
川自体も細かな土砂が堆積し、以前の様な河原は見当たりません。
e0290546_21163484.jpg
「今回も期待できないね...」
「ま、これは行事の様なものです(+∀+;)"無くても"一応歩くのです...」
「今日、横沢だけ見て他に行かない?」
「いゃいゃ...。何も無いなら、すぐに降りて来る事ができます。それに、1ヶ月前にテキサを拾ったではないですか。ポテンシャルはある川なのです。おそらく、たぶん...」

予定通り...化石がありません。人の割り痕もありません。
見つけたのは、こんなコザコザノジュールと、大きなスレ・インターの破片のみ。
e0290546_21164748.jpg
「思ったより無いですね〜。右1号の沢の露頭に期待しましょう。ハウエリが出るかもですよ」
水を含んだ表土を除き、泥だらけになって、ノジュールをいくつも掘り出しましたが...ほとんど空。
「ハーハーハーハーッ(+∀+;)。。。もんのすごく疲れました〜。。。今日はここまでにしましょう」
沢を降り、本流に帰ってきました。
「...ちょっとだけ上流を見てもイイですか?」
「いいよ。あの広場のところから上がろ」
しばらく行くと川の中にノジュールが落ちていました。
ハンマーを当てると簡単に割れ、こんなものが顔を出しました。
e0290546_21165007.jpg
「何ソレ?随分トゲトゲしてるね」
「ハイファントセラス・オオシマイというヤツなのですか?...この部分だけですが...持って帰りますか」

そして1年近く放置...(+∀+;)。

本日、Ryoさんが「何かクリーニングするのないかな〜(^ ^)♪」と、
部屋の隅に積まれたタンボール箱を物色していました。
「これ、どうですか(+∀+)?」
「何コレ?異常巻き?」
「ほら、昨春、ダイスキノ川で採ったじゃないですか」
「しらないわからないおぼえてない」
「...(+∀+;)。。。石もそんなに硬くないですし、分離は良いのでクリーニングしやすいと思いますよ」
「じゃ、それにするか〜」
「余分なところは取ってあげますね」
毎度の様にハンマーで豪快に叩いていると、後ろからも現れて慌てました....(+∀+;)。

同一個体なのでしょうが、折れておかしな格好に重なり、全く螺旋を描いていないのは残念です。
ベテラン様の様な標本を得るのは難しいです...。

で...ですね。
このアンモナイトは、ハイファントセラス・オオシマイで「OK牧場(+∀+)!!」なのでしょか?
時代は上流にコニアシアンがありますが、採取したあたりは基本的にサントニアンです。

幅90mm
最大径40mm
e0290546_21585504.jpg
e0290546_21585710.jpg
e0290546_21591106.jpg
e0290546_21591475.jpg
e0290546_21592106.jpg











[PR]
by motoronron | 2016-02-27 22:00 | 夕張 | Comments(12)
2010年10月

三笠の沢を順に歩き、とうとう夕張ゾーンに到達しました。
小さな谷川に買ったばかりのロープを使って下りました。
化石はあまりなかったけれど、初めての沢を歩くのは楽しいものです。
ワタクシはキノコを採り、Ryoさんは「珍しいクモがいたよ〜(^ ^)」と
ロープにつかまったまま写真を撮ったり...。

そんなわけで、何を持ち帰ったか、さっぱり記憶にありませんでしたが、
箱を開けると少しだけ石が入っていました。
ものになるかわからないゴードリセラス...。
Ryoさんがコンコンとクリーニングをしている横で
ワタクシも並んで一緒に作業をしました。

「あまり状態の良いものではありませんが、こうしてみると、見られるものですね」
「うん、イイ感じよ。で、これ、どこの?」
「ほら、夕張の小さな沢で...ロープで降りた...」
「知らない、わからない、おぼえてない」
「え〜...(+∀+;)結構苦労して降りたんですけど〜」
「ぜんぜん記憶にございません」
「ほら、Ryoさん、クモの写真を撮ってたじゃないですか〜」
「あ、わかった(^ ^)!あそこか〜。」
「それは、覚えてるんですね...(+∀+;)。。。」

縦140mm
e0290546_01380250.jpg






[PR]
by motoronron | 2016-02-17 01:40 | 夕張 | Comments(22)
4月上旬

午後、おなじみダイスキノ川の下見に行きました。
今年は雪が少ないので山越えは無理でも、
いつもの駐車スペースまでは進めるかと期待しましたが、
ゲートの遥か手前からたっぷりと雪が残っていました。
e0290546_19383083.jpg
一見、ザラメ状で硬そうな雪でも、一足ごとに深く埋まり、
ワタクシは、すぐに汗だくになってしまいました。
川はさほど増水しておらず、川縁に枯葉の堆積が見えました。
これでは今年も期待出来そうにありません。

窪地に溜まった水にはエゾアカガエルのつややかな卵塊がありました。
e0290546_19385632.jpg

林道を1.5km程歩き、川に降りると記憶にある割り跡がそのままありました。
やはり、あまり更新されていない様です。
水量が少ないとはいえ春の川。水は濁り、見るべき石原も殆どありません。
支流の谷はまだ雪に埋まり、分厚い雪の下から澄んだ雪解け水が流れ出しているだけでした。

ただ黙々と歩くだけで、全くノジュールが拾えません。
急に辺りが暗くなって冷たい風が吹き、雨が降り始めました。
「あ〜ぁ。前は、いつ来てもノジュールが沢山あったのにな〜...」
「無くなるものですね〜」
「今日が初めてなら化石の無い川だと思っちゃうよ(笑)」
「タイミングが大事ですし、通わなければ分からないことですね」
e0290546_19393838.jpg

ウェーダーに穴があいているRyoは深みを避け雪上に移動します。
ワタクシは小さな石溜まりを見つけて近寄って行きました。
「あっ!(+∀+;)...あれは...!?」
目が悪いワタクシでも、遠目にそれが、いつものアンモではないことが分かりました。
e0290546_19400288.jpg
いつも破片ばかりでしたが、ようやくマルッとしたのが採れました。
「Ryoさ〜ん!!これ見て〜! 落ちてましたよ〜」
と、川向こうにいるRyoの足元へ投げました。
雪の中から石を掴み出したRyoが声をあげます。
「あっ!テキサっ!? スゴ〜イ! こんな風に出る事あるんだね〜」
「何と言っても、殆どクリーニングをしなくても良いのが最高です(笑)」
e0290546_19402207.jpg
思わぬ拾い物に気を良くしましたが、この後は何も拾えず、
残雪が想像以上に深いのを知り帰る事にしました。
雨はみぞれになり、そのうちアラレと変わり、音を立てて岩の上を跳ね回りました。
e0290546_19403753.jpg

雪の上を頼りな気にカワゲラが歩いていました。
背中にラインがあり、毎春、ここで見かけるカワゲラとは違います。
帰宅後調べたところ、ヤマトヒメカワゲラの様でした。
クッキリとした翅脈と透ける尾毛が美しかったです。
e0290546_19404990.jpg


殆ど露出していましたから、ワタクシにしては珍しく直ぐクリーニングしました。 42mm
e0290546_19410478.jpg
e0290546_19410824.jpg
e0290546_19411292.jpg

さて、このテキサ...。はじめはテキサニテス・カワサキイと思っていたのですが、
なんだか違うようです...。もーりんさん図鑑のプロテキサニテス・フカザワイの説明には
「〜肩とキールのとなりの2列は巻き方向に横長」とあり合致している様に思います。
ワタクシ達的にはフカザワイの幼殻で決定していたのですが、もーりんさんに現物を見て頂いたところ
「ん〜...なんか自分が持ってるフカザワイと違うな〜...(^_^)」とのこと...。
はい、ワタクシ完全にお手上げどえす(+∀+;)。

毎度、質問ばかりで申し訳ございませんが〜、皆様の忌憚なき御意見を賜りたく存じまする〜。







[PR]
by motoronron | 2015-05-18 19:47 | 夕張 | Comments(24)

ダイスキノ川を過ぎ、山を越え7km。スキスキノ川上流に出ます。

一昨年まではダイスキノ川上流部で伐採作業をしていたため

絶えず重機が往来し林道の傷みが甚だ激しく、ワタクシの車では全く奥へ進めませんでした。

昨春、どうにか走れる程度の補修が入り、憧れだった未知の産地へ行く事が出来ました。

そこは、すっかり化石が少なくなってしまったダイスキノ川に代わる新天地でした。

ノジュールもそこそこあり、林道が並走し、大きな砂防ダムはひとつだけ。

ぬるい採取が専門のワタクシ達にとって理想的な川なのですが…。

とある事情があり、下流へ行けずにいました。


いつものスタート地点の大きな露頭。昨年、1m近いプゾシアが嵌っていました。


6月上旬

なんと運の良い事か!! 未体験ゾーンへ進む事が出来たのです。

「なるほど~…こんな感じだったんですね(+∀+)」

「これじゃ気軽に入れないね~」

「道は酷いですが、なんとか進めそうです。行けるところまで進みましょう」

「昔の林道まで行けるかな?」

「…たぶん無理だと思います。シューパロダムは3月頃から試験湛水をしていて、今は満水位まで上がっているので標高300m位まで水没していると思います」

「じゃ、全然ダメ?」

「旧林道は270~280mだったので完全に水没ですね。それどころか、今向かっている手前の横沢すら下流は水没しているかもしれません」

「昔の林道を通れたら最高だったのにね」

「一度見てみたかったですよね~。ずっと奥まで行きたかったです」

「絶対に行けないとなると”イイもの”が沢山あった様な気がすんだよね(笑)」

「ホントですね(笑)アクセスしにくい場所でしたから、あまり人も入っていなかったと思います。何より広大でした。時代もコニアシ、チューロ、セノマ、そして上ではサントニもあったんです」

「あ~!! 残念だな~。水引いてもダメかな?」

「すぐに道が消滅するとは思えませんが、一度、水の底になると、もう車では行けないと思いますよ」

「うあ~…急に道が悪くなってきました。スタックしたくないです(+∀+;)!!」

「あ…川が…ダプダプになってる」

「この辺りは完全に沈んでますね。そろそろ終点…って~!!! 道がありませんっ(+∀+;)!!!」

あわててブレーキを踏みました。

「….危なかったね~。道が川になってる...」

「ビックリしました。通行止めにしてないんですね。まぁ、これで水没地点もわかりましたし、諦めもつきました…。少し戻って護岸から降りましょう」

e0290546_23073460.jpg

「石はありそうですよ。ほら、イノセラです」

「ここはコニアシ?」

「そうです。上流はサントですが、この辺りは全部コニアシなんです。ミホちゃんでもトンゴボリでも採ってください(笑)」

大きめのノジュールはいくつもありますが中がパッとしません。

ワタクシ達の好きなコザコザ系も殆どありません。


「これ割って~」

「あ~…こりゃまた...大きいですね(+∀+;)」

打つ度に火花が散り、ハンマーが跳ね返される硬いノジュールを汗だくで割ります。

しかし、どこまで叩いても微妙な状態のイノセラばかり。

「はぁはぁ...。もぅ、ダメです~力尽きました~…手も痛いです」

「ん~残念…イノセラ玉だっか」


下流へ移動してゆきます。

「さっさきの水没ゾーンまで行きましょう。あっ!! Ryoさん!!大きな金魚がいます(+∀+;)!!」

「…鯉、でしょ…」

「あ…そか...(+∀+;)思わず金魚って言っちゃいました」

「こんなところにいるんだね」

「誰かが放流したんでしょうかね~」

鯉は近付いても少しも逃げる素振りをみせず、この広い水場が全て

自分だけのもの…とばかりに、ゆったり静かにヒレを揺らしていました。

「こちらも化石が少ないですね…。期待してたので、ちょっとガッカリです」

「横沢の方を見よっか」

「そうですね。じきにあそこも沈むかもしれませんし」


ここは広い沢ではありませんが、倒木の多い事をのぞけば歩きやすい沢です。

途中、いくつか露頭があり化石の痕跡もあるので、

ここからも随分供給されていると思うのですが、めぼしいものがありません。

「無いな~…」

「巨大アンモの破片は随分あるんですけどね~」

日が長い6月でも北へと伸びる細い谷川に光は届かず、石が見にくくなってきました。

「やっとデンセが出ました。もうすぐ4時です、この先はまたにしましょう」


いつものスキスキノ川のポイントでプチ採取をした後、

以前から気になっていた「ヘアピンカーブの谷」に降りる事にしました。

「あそこは林道に沿って露頭がありますし、林道の下も露頭なので沢にはノジュールがたまっているんじゃないかと思うんですよ~(+∀+)」

「あの急な谷を降りるのか~」

「本当の下までとなると大変でしょうけれど、林道からならなんとかなりますよ」

クラクションを数度鳴らしてから、10m以上一気に降りて行きます。

薄暗い中、腰を屈め、目を凝らしながら化石を探します。

「ノジュールはありますが期待した程ではないですね。もーりんさんの図鑑の様に、ドン!とメヌイテス!という瞬間には出会えないもんですね~(笑)」

「ないもんですね~。ん~…これは小さなゴードリとダメ…か。あ、これは!?」

「大きめのプゾでしょうか!?」(その夜、ポリプチと判明…(汗)

さらに細く急になった所に来ました。「今日はココまでに...」と言いかけた時、

頭上から「バキッ!!! ……バキ…パキ…。パキリッ…」と、かなり重量のありそうな生物が

ゆっくりと枝を踏みしめながら歩く音が降ってきました。

すかさず熊スプレーを手にし、大きな声でRyoに話しかけると足音はやみました。

しばらく、その場で耳を澄まし、相手の動きを探ります。

足音がやんだのは、ワタクシ達に気付いて歩みを止めたからか、落枝の多い場所を過ぎただけか、

横の細い沢を登っていったのか、それとも林道へ出たからか...。

ヘアピンカーブの林道に挟まれた深い谷、左右どちらも急斜面で上がる事は出来ず

沢を戻り林道に出るしか方法はありません。事態にどう対処するのが最善か...。

頭中では半ば自動的に様々なシミュレーションが浮かび、繰り返されます。

僅かの時間が随分と長い時間に感じられました。やがて、緊張の静寂が過ぎ、

せせらぎと微かな鳥の声が耳に戻ってきたところで、少しずつ遡上をはじめました。

林道に顔を出す瞬間、そして車までのわずかな距離を恐ろしく感じました。


「ふぅ...おつかれさまでした~(+∀+;)。。。」

「最後の最後でビックリだね」

「全くです。パッと着替えて帰りましょう。次回はスキスキノ川の奥の山も越えますよ~」

「とうとうチューロゾーンか、楽しみだな~(^ ^)!!」






[PR]
by motoronron | 2014-07-18 23:25 | 夕張 | Comments(12)

『You張川上流・3日目


「ん~…。いつもより早起きしたハズなのに...。なぜかお昼ですね(+∀+;)」

「はい...。今日もセーコマのオニギリが美味しかったです」

「さて、今日は1日目のポイントから下流へ向かいます。コニアシ中心、チューロニアン転石アリアリと言った感じです」


やはり、しばらくはチューロニアンの化石が目立ちます。

気になっていた横沢でアナゴーを発見!やっぱり、ここはコニアシアンで正解の様です。

「Ryoさ~ん、アナゴー採りましたよ~」

「キレーだね。家にある中ではかなり良い方だね」

「何より、ヘソが一発で出てきたのが嬉しいです(+∀+)」

e0290546_20320355.jpg


「ん~、コレはムラモトセラスというヤツでしょうか。結構出てくるのですよね~…」

「でも、全部、壊しちゃってますか(笑)?」

「ハイ…(+∀+;)」

e0290546_20321470.jpg


謎のアンモを拾いました(そして...回収し損ねてしまいました(涙)。

拾った方がいらっしゃいましたら、正体が何かお教え下さいませ。

はじめ、ダメシテスかと思ったのですが、変形している訳でもないのに、

断面が随分と薄いのです。ワタクシめには全く予想がつきません。

e0290546_20341295.jpg
右の方、螺管の断面がシュッと細いのです。


「ん~っ!!こ、これは!? いわゆるひとつのフォレステリア様系をキャッチングですか?」

横にはやや小型の同じアンモが入っている様です。

余分な石を叩くと突起が出てきました。

最近、この手のデコデコ系を目にする機会は増えたのですが、

とにかく経験が浅いので、ワタクシにはなんだか分からないのです。

e0290546_20361789.jpg

美しい露頭が続きますが、風化したイノセラムスをわずかに確認したのみで、

嵌っているノジュールに化石は殆どありません。

それでも何かひとつくらい…と思って探していると、風化したプゾシアを見つけました。

「カッコイイけど、泥アンモだね~」

「縫合線もキレイなのでなんとか持ち帰りたいのですが、どんどん崩れちゃいます~(涙)」


e0290546_20372508.jpg

「今日も沢山とは言えないけど、そこそこあったね」

「次回は…自力で道を補修して、さらに奥へ行きますよ~(+∀+)!!」

「よし、行くぞっ!!」



<後日談>


Mailにて...

[ アルビアンさ~ん(+∀+)!!化石の同定シルヴプレ!! ]

[ 持ってきなさ~い(^0^)!! ]


「これが~、昨晩、メールで見て頂いた時に”バロイシセラスかな〜”と仰っていたアンモです。何個かくっついてるみたいなんですよ~。ホクホク。」

「ん~…(^_^;)??現物見たら違うな…。異常巻き?」

「いっ!!異常巻きなんですかっ!?これ(+∀+;)」

「ほら、ココがこうきて...こうなって...。ちゃんとクリーニングしないと分からないけれど、突起の感じからするとマリエラかな~」

「な、なんと、マリエラ系様ですか...(+∀+;)セノマゾーンが上流にはあるですが、まさかのアンモ…です。予想もしませんでした」

内心、ワタクシめは嬉しさよりも、パーツをちゃんと持ち帰ったかドキドキでした。






[PR]
by motoronron | 2014-07-11 20:46 | 夕張 | Comments(14)

『夕B川本流・2日目』


岩見沢を通過中です。

「そう言えば、出張中マクドナルドのW杯バーガー、何か食べました(+∀+)?」

「食べたよ~」

「何バーガー食べました?」

「ん~、ブラジルだったかな?でも、アレはあんまりオススメしません。イメージと違った。もっとボリュームあるかと思った」

「へぇ~。じゃ…何ジルがオススメですか?」

「のっぺ汁」

「 ∑(+∀+;)!!!」

「JALで貰ったマック無料券沢山持ってるから寄ってこうか」

お目当てのコルドンブルーは完売。結局、ブラジルとジャパンを購入。

「へぇ…バンズがサッカーボール模様で凝ってます。味は…バーベキューソースか、なかなか美味しいですよ。シュラスコのイメージでしょうか」

「分けっこしようね。はい、コッチはメンチカツ」

「うん、揚げたてサクサクで美味しいけど、あっさりです。洋食屋さんの味かな。それならデミグラ欲しいですね。ところで、W杯、日本ってどうなんですか?」

「ん、負けたよ」

「 ∑(+∀+;)!!!」


「はい、今日もやってきました夕張川に~」

「はい、お昼を過ぎてやっときました~」

「今日はMS沢の合流より少し上で降りましょう」

「コニアシですね」

「そうです。サントニ石は少しあるかもしれませんが、昨日と違ってチューロニアン石は少ないと思います」

「サントニとコニアシなら結構拾えるかもね(^ ^)」

e0290546_20135197.jpg

ところがところが...。

河原は広く、良い感じの露頭もあるのに化石が少ないのです。

午後の日差しは強く気温も上昇。広い川を左に右に隈無く歩くワタクシ達はグッタリ。

初めは「無い無い」とこぼしていたRyoも無言になってしまいました。

「イノセラとアナゴーの破片は多いんですが、ちゃんとしたのは無いですね…」

「先に入った人の割跡も少ないよね」

「割跡見ましたが、あまり大きいのには入ってないみたいです」


これは、コリグノニ系様の一部でしょうか...。

e0290546_20162273.jpg


「あ…!!これは...アカント系のスレ」

「残念だな~。小さくてもマルッとしたのが欲しかったね」

「スレがあるんですから、きっと、いつか完品に出会えますよ!! …とか、言ってみちゃったりして~(+∀+)」

e0290546_20142185.jpg

e0290546_20200342.jpg


すっかり疲れてしまい、日も傾いてきた頃、50cm程のノジュールをみつけました。

これまで、中身の入っていないタイプの石でしたから、

あまり期待せずに、力いっぱい何度も叩きました。

e0290546_20150564.jpg

ポーンと飛んで水に落ちた破片にアンモの模様が見えました。

「ア...アナゴー??」

e0290546_20152412.jpg

ようやく、まともなアナゴーに出会えたかも…と小割りをはじめると、

5~6個入っているのがわかりました。

「Ryoさ~ん、アナゴーが出ましたよ~!!それもイッパイ~。アナゴー玉でした~(+∀+;)!!」

状態が良いとは、とても言えませんが、最後の最後で見つけた密集化石、嬉しいものです。

「あれ、このヘチマみたいな石にもアナゴーが...」


「いや~、やりました!! ワタクシって ”そろそろ帰りましょうか~”という時に良い物のを採っちゃう事が多いんですよね~」

「たしかにそうだね。…じゃ、もっと早く”帰りましょう”って言ってよね」

「今度から現地に着いたら、すぐ言いますっ(+∀+)!!」

「それは、あまりに見え見え…」

e0290546_20200772.jpg

ズシリ重くなった背中にホクホクしながらしばらく進むと、

林道がぐっと高くなりはじめる地点に来てしまいました。

その上、ここから先は林道もどんどん離れてしまいます。

次に川と林道が近付くのは約2km上流。日が長いとは言え、

重い荷物を背負って5時過ぎに延々と林道を歩きたくはありません。

「Ryoさん...この斜面を登りましょう。10m以上ありますが、左側は少しなだらかで低いですし、掴まる木もあります」

e0290546_20171866.jpg

「ハーハーヒーハーゼーハー(+∀+;;)!!!!!」

何十キロもの石を背負って登るにはあまりに辛過ぎる角度でした。

手摺りになる樹々も乗り越えなければならず、早くも息が上がります。

「バーハーブューハーゲーハー(±∀≡;)!!!!死ぬ死ぬ死ぬ!!!!」

やっとの思いで登りきり、吐きそうになりながら薮を漕ぎ、林道に膝をつきました。

「はぁはぁはぁはぁ...久しぶりにハードでした~…」

「はぁはぁ...今度来る時は、もっと早い時間にスタートしなきゃだめだね…」

「ですね~。それでも、収穫物があって良かったです(+∀+;)。これでボウズだったら目も当てられません」

「さー、どんな標本になるのか楽しみだな~」

「…あまり期待しないでください...(+∀+;)なんせ重なって密集してるんです。何個か救えれば上等ということで...」







[PR]
by motoronron | 2014-07-11 20:22 | 夕張 | Comments(8)

おひさしびり~(+∀+)!!


5月にワタクシめのオトータマの信金が高速で光速入院&拘束手術をしてから

毎日病院通いをしてみたり、畑おこしてみたり…とかなんとか、イロイロあって…

あったので…巡検に行く気がすっかり無くなってしまった…というワケもなく、

あちこちウロウロしておりました。が、クリーニングやブログを書く気力は

全然ナッシング!! だった。という事にしておいて下さい(+∀+;)。。。


比較的最近の活動を羅列すると…。


・apogon2さんとK師匠様さんと三笠アラサーの沢

・アルビアンさんとアンキロさんとジュリアさんと芦別サメの歯ゾーン

・Ryoさんと芦別本流

・Ryoさんと上砂川系の白亜紀

・アルビアンさんとアンキロさんとジュリアさんと芦別サメの歯ゾーン

・ZX9-Rさんと早朝・憧れの羽幌隧道系

・イモートさんと芦別川本店&支流

・Ryoさんと夕張川本家

・Ryoさんと夕張川本元

・Ryoさんと岩見沢系白亜紀

・恒例メンバー、ホークさん親子、サブチリさん、Sセンセと芦別奥地

・Ryoさんと夕張川本舗

・Ryoさんと夕張奥地


さて…どれを書いたものか…(+∀+;)。

ドレニシヨウカナカミサマノイウトオリペペンガペンノカキノタネパパンガパン!ダ~レガコロシタクックロビン…。

ハイ!! 決まりました。夕張川上流篇を書くです。


一挙に3本アップしますが、軽めですのでヨロシクです。



『夕B川上流・1日目』


Ryoが3週間ぶりに出張から帰ってきました。

夕食は札幌で買ってきてくれたお肉でステーキ丼です。

「ねー、明日ドコ行く?」

「すぐにお出かけして大丈夫なんですか(+∀+;)?」

「全然だよ~。でも今年はダイスキノ川もスキスキノ川もダメなんだよね」

「えぇ…昨年の石があまり動いていないですからね」

「ドコが良いのかな~?今時期はどこも人が入ってるしな~」

「そもそもマイナー産地は石が少ないですし…やっぱり大きな川でしょうかね」

「芦別行く?」

「ん~、無いとは言いませんが、先週、イモートさんと行った時は随分石が少なかったですよ。Ryoさんブチ切れるんじゃないかな~…(+∀+;)」

「じゃあ、幾春別にするか」

「そうだ、夕張にしましょうよ(+∀+)!! 上流の方は行った事ないですもの」


夜、地形図や地質図をプリントアウトし予習と対策を練りました。

仔細に眺めていると次々と妄想が湧き、目の前に広がる風景に心が弾みます。

採取において、とりわけ楽しい時間のひとつです。


翌日、ママーサマを札幌の病院に送り届け、三夕トンネルを抜けて久しぶりの大夕張へ。

「さぁ、間もなく到着ですよ」

「ゲートの向うには行った事なかったんだね」

「以前は鍵を持ってなかったですからね~。記憶では随分大きなゲートだと思っていましたが、普通のゲートだったんですね(笑)」

「良いお天気だけど...暑そうだな~」

長い間、雨が降っていないので渇水し広い河原が現れています。

それでも水は澄み、陽光が川底の石を明るく照らし、小魚が機敏に泳ぐ様も分かります。


ゲートを過ぎるとすぐに大きな露頭が見えました。


「ん~、いかにもって感じだね」

「本で見て憧れてた”露頭”って感じですね(笑)」

「ドコで化石採れるの?」

「たぶん…ここでも、そこでも...全部です」

「今日行くところは、ナントニアン?」

「一部、サントニアンが出ている様ですが、主にコニアシアンです。今日は下見なので、出来れば上流のチューロニアンまで行きたいです。気になる支流も沢山あるんですが…林道の状況次第ですね。」

「コニアシか~、芦別みたいな感じだ」

「川も広いですし似てますね。蛇行しながら歩くので距離は稼げませんから、何度も通いましょう」


「所々、穴はありますが道は比較的整備されている方ですよね~…あ~あの露頭もイイ感じだな~」

ズガッ!!!!!ンゴリンゴリゴリッ!!!

「きゃ~!! 言ったそばから底を~(+∀+;)」

「…ちゃんと前見て運転してくれる?」

「はい~…。あっ! 今、走行距離がジャスト22万キロになりましたよ(+∀+)!!」

「おぉ~頑張ってくれたね~(^ ^)」


蛇行する川が近付く度、現れる風景は素晴らしく、どこで降りても化石がありそうに思えます。

川向こうにチラと見えるコンクリート製の橋桁は森林鉄道の跡の様です。

MS沢との合流を過ぎると上り坂となり、そのうち川から離れ、

しばらくの間、流れは見えなくなります。

左手に泥岩質の露頭が現れ、再び眼下に川が見えましたが、

ここから先の道は雨水で荒く削られ、ワタクシ達の車で通過するのは難しく

残念ながら、今回はここまでとしました。


「もう、2時になりますね」

「じゃ、軽く下を見てこよっか」

「少し先まで歩いて、低くなった所から川に降りましょう」

「何があるかな~(^ ^)」

「予想では、ここはコニアシアンで、500m~上流あたりからチューロニアンです。ですからチューロの転石も少しはあるでしょう」

「人は沢山入ってそうだね」

「入りやすい上、この時期ですから仕方ないですよ...。でも、これだけ広いんですから、きっと採り残しはあると思います」


丁度良く、斜面には草が分けられた獣道がありました。

e0290546_19432184.jpg


川縁に降りてすぐ、足元にノジュールが落ちていました。

「あ、早速、見つけましたよ(+∀+)!」

「おぉ~、大きいじゃん」

「どれどれ....。うげっ....(+∀+;)。。。早速、割ってしまいましたよ…」

「あぁ...綺麗なプゾだったのにね~。まったく、いつもいつも...」

「一応、続きはあるので...なんとかなるかと」

その後は、あまり立派な化石とは出会えませんでしたが、

ムラモト、スカラリ、アカントの破片等を幾つか拾いました。

「これは~?」

「ゴードリのスレですね。ん~…あんまり、決定的なコニアシの石がありませんね。もうチューロに入っているんでしょうか?」









[PR]
by motoronron | 2014-07-11 20:15 | 夕張 | Comments(8)

はい、本日5本目の記事!! 怒濤のUP祭り開催中ですよ~(+∀+)ドンドコピーヒャラ!!

燃え尽きる前にテキトーに書き飛ばしていますよ~!!


Ryoさんお休み4日目


日を追う毎にワタクシの体調は悪化しましたが(+∀+;)。

Ryoさん今イチオシのスキスキノ川の春一番の様子をどうしても見たく、

ちょっとムリして行ってきました。

サイアク、私がどーにかなったとしても、

ダイスキノ川もスキスキノ川も流れに沿って林道があるので、

どこからでも上がる事が出来ますし、Ryoはワタクシより

はるかにベテランドライバー様ですから安心なのです(+∀+)...。


いつも余裕で降りる斜面も今のワタクシにはガクブル…(+∀+;)。

木に掴まりながら、シンチョーに…ソ~ォと…と降りていると、

先を行くRyoが「うぁ~…!!」ずざ゛゛゛゛ざ゛ざ…と滑落してゆきました。

「ふ…Ryoさん、ヤル気満々だな~(+∀+)。。。あっ!!ウェダー新しいんだから穴開けないで~」


流れに降りて数分後、ワタクシはテキサと思しきアンモが2個入ったノジュールを見つけました。

小さくとも、これまであまり縁のなかったテキサ系、嬉しいものです…。

振り返って、Ryoに見せようとすると、Ryoが何か持って川を渡って来ました。

「なんか出たよ~」

「う…球果の化石じゃないですか(+∀+;)!こんなに大きくて、まるっとしたのは初めてですよ~、やりましたね!!」

おかげで、ワタクシのテキサの喜びは数秒で終わってしまいました。

e0290546_21014592.jpg


「あんまりないな~」

「やはり、ダイスキノ川より山奥なので、より水量も残雪も多いですね...」

はやくもパワーが切れはじめたワタクシは化石採取よりも”歩く事”が課題となっていました。

「ん?なんか出たよ~」

「今度はナンデスカ~(+∀+;)...。 コ、コレは…もしかしてオウムガイではないですかっ!?」

「だよね~!!だよね〜!! そーだと思ったんだ~!!」

「完品でないのが残念ですが、Ryoさんの今年の目標はオウムガイでしたものね。幸先イイですよ~。スゴイな~…(+∀+;)イイな~…」

「コンコンってしたら、まるっと出て来たんだ〜。カワイイな〜」


しばらく何も見つけられず、倒木や深みを避け、数歩毎に息をつき、ただ歩きつづけます。

濁った流れの中に手を突っ込んで懸命に探っているRyoを待つ間、

ワタクシは残雪の上に大の字に寝転び、雲が流れる空を見ていました。

身体の裏側から心地良い冷たさが伝わって来ます。

梢が風を切る音、川縁に倒れた木の根から落ちる雫の音、芽吹く直前の樹々の香り、

こうしている間は体調が悪いのも忘れられそうで、ずっとここで眠っていたい気持ちでした。

e0290546_21321034.jpg

e0290546_21020131.jpg
上の写真の様な巨大アンモ(ハンマー長の3倍)が地層から覗いているのには幾つか出会いましたが、

途中、ワタクシが手のひらサイズのプゾシアをひとつ採ったきりで、

いつも上がるポイントの砂防ダムまで来てしまいました。

背負えない程採れるイメージがあった川なので、少々残念でしたが、

この日は、とにかく最後まで歩けたことにワタクシは一安心でした。

帰りの林道脇の沢や露頭に落ちていたノジュールからも運良く化石を採取することが出来ました。


車に近付くと、なんとなく様子が変です...。

車の下に置いたはずの二人のサンダルが汚れてあちこちに散らばり、

ベルトが全てボロボロに噛み切られていました。

すぐにRyoを車に乗せ、緊張しながら辺りの様子を伺い、

地面の足跡や車のボディーに擦れた箇所は無いか確認します。

それから、サンダルを手にとり、よく観察してみました。

どうも、歯は細く並びも狭い様です。熊ではなくキツネの仕業かもしれない…

そう思うと、やっていることも、どこか犬っぽい様な気もしてきました。


「それにしても、やり過ぎですよね〜(+∀+;)」

「ホントだよ〜、履けなくなっちゃったよ」


途中に置いて来た化石を回収しながらもどります。

「今度は、谷の深い流れもチェックしましょうね(+∀+)大きな露頭に挟まれていてるので、ノジュールが落ちていても不思議じゃないですよ~」

「でもさ〜、今度、あたしが帰ってくるまであるかな...」

「…ん~たしかに…(+∀+;)!! まもなくシーズン本番ですし、ベテラン様が見逃すとも思えませんよね...」

「だよね~」

「ま、一ヶ月したらまた来ましょう、まだまだ未体験ゾーンの多い川ですから楽しみですよ



このスレパキコの横に入っていたウニが割ってみると意外に大物で...ちょっと泣きました(+∀+;)。
e0290546_21061646.jpg

林道脇で拾ったノジュールから大きめのダメさん?
e0290546_21061925.jpg

あまり期待していなかったプゾさんは案外美人さんでした。一発分離で嬉しいです。
e0290546_21062471.jpg
e0290546_21062210.jpg






[PR]
by motoronron | 2014-05-02 21:21 | 夕張 | Comments(28)