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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

カテゴリ:小平( 29 )

昨夏、Ryoheiさん来道の際に採取した腕足類です。
小平・太陽の沢の流れに降りてすぐに見つけたものです。
同じ石から、以前ご紹介したノコギリウニも採取しました。
また、すぐそばにあった同質の大きな岩からはサメの歯を沢山採取しました。
どれもワタクシの興味を引くものばかり。良い拾い物でした。

完全体では無いのが残念ですが、これまで採取した白亜紀の腕足類の中では大きな方です。
殻がいとも簡単に剥離して飛んで行くので、小さな割にクリーニングには大変時間がかかりました。

28mm
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腕足類特有の雲母の様な積層構造と独特のツブツブ
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by motoronron | 2016-03-13 23:59 | 小平 | Comments(6)
小平・北のダイスキノ川では白亜紀のアサヒガニが沢山採取できます。
また、ワタクシたちが知っている他のカニ産地よりも、やや大型が得られるようです。

今回の特に大きい訳ではありませんが、殻が残っているのが珍しいと思い掲載します。
ワタクシが知っているアサヒガニの化石は白っぽいイメージです。
そして、小型のものは突起が短く、鈍角であると思っていました。
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甲の大部分を占める白い部分がワタクシのよく知るアサヒガニの状態、
そして、下の方に、わずかに残った、こげ茶色の部分が殻です。
カニらしいツブツブもハッキリと確認できます
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これまでワタクシが採取してきたアサヒガニの多くは殻が残っておらず、
殻の裏側の形状ばかりを見ていたのです。だから突起は鈍角に見え、
本来の殻の特徴も確認出来なかったのでした。

残念ながら、クリーニング終盤で突起の先を飛ばしてしまいました。
粉になって吹き飛び、修復は不可能でした。実際はもう少し長いものです。

28mm
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by motoronron | 2016-03-09 23:59 | 小平 | Comments(8)
昨夏、来道されたryoheiさん、もーりんさん、Nとーさんのお供で歩いた
小平・太陽の沢で採取しました。

あまり珍しいものではないかもしれませんが、
注目されることも少ないと思い掲載してみます。
生痕化石は主が残る事が無く、謎が多いのが残念ですが、
形状は多様でとても面白いと思います。

ワタクシが採取した中で最もユニークと思ったのは
当別・青山地区のものでした。

道立図書館にて初めて化石の資料を複写して貰ったのが
生痕化石に関するものであったのを思い出しました(笑)。
化石を始めたばかりの頃、何故、その資料にはまったのか...?

小平・チューロニアン
ゴカイ類の生痕化石(暫定)
20mm
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by motoronron | 2016-03-07 23:59 | 小平 | Comments(10)
サントニアン〜カンパニアンで多産するポリプチコセラス。
密集したもの、太いもの、長いもの...とにかく沢山出てきますが、
細長くクリップのような形状のためか、
破損している場合がほとんどで
ターン数の多いものは極々少ない様に感じています。
ワタクシレベルですと2ターンしていれば"良い標本"と感じます。

昨秋、北のダイスキノ川で採取したポリプチコセラスは、初めての4ターンでした。
相変わらず採取方法が乱暴なため、太いターン部分が折れてしまいましたが、
初期殻は崩れ去らずに、なんとか残ってくれました。
1mmほどの極細の初期殻は結晶化しており美しいです。
最初期の部分は太い殻の下に潜り込んでしまっています。

120mm
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by motoronron | 2016-03-06 23:59 | 小平 | Comments(12)
小平・北のダイスキノ川では、白亜紀サントニアン〜カンパニアン、
そして新第三紀・築別層の化石が採取できます。
白亜紀の化石産地として大変有名な沢ですが
ほとんどの方は第三紀の化石に触れないので
ワタクシにとっては大変都合が良いのです。

写真はイガイの一種と思われます。
築別層の説明において、Mytilus sp.と紹介されているのがこの種なのかは不明です。
イガイの仲間としては放射肋が特長的だと感じています。ヒバリガイの一種でしょうか。

52mm
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by motoronron | 2016-03-05 23:59 | 小平 | Comments(6)
フィロパキセラス・エゾエンゼは、よくサントニアンを歩くワタクシたちにとって
とてもポビュラーなアンモナイトです。もっちりと厚みのあるのが二人とも大好きなのです。

昨日、Ryoさんとクリーニングするアンモナイトを探していました。
「柔らかめの石がイイですよね...」
「柔らかい石で、クリーニングしがいのあるヤツね」
「ん〜....そう言われても大体が普通種ですよ...あれ?コレって...(+∀+;)?」
「なになに?」
「この箱は小平のミドメモなのですが、これを見てください。フィロパキです」
「そう?なんだか薄い感じよ」
「でも、この条線とヘソへ落ちてゆくラインはフィロパキだと思います。チューロでフィロパキが出るんですね」
「上流のサントから来た石じゃないの?」
「いえいえ...スカフィテスがいくつも入っていますし、この時はかなり下流で採取したのでチューロで間違いないと思います」
「じゃ、それする」

例によって、Ryoさんがある程度出したところで、ワタクシにバトンタッチ。
壊れた殻口付近の分離がすこぶる悪く、時間がかかった割には、
綺麗に仕上がりませんでしたが、良いサンプルとなりました。

フィロパキはサントニアン・カンパニアンのアンモナイトとばかり思っていたので、ちょっと驚きました。

30mm
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ワタクシたちがよく知るフィロパキに比べ、側面がやや平らな印象で、薄い感じがします。
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by motoronron | 2016-03-01 22:04 | 小平 | Comments(12)
以前、ホロキャナィ産、三笠ポンポコ川産、マボロ産のキヌタレガイを掲載しましたが、
今回は小平、北のダィスキの川(サントニアン〜カンパニアン)産です。
破片であまりにひどいのですが...(+∀+;)。
ノジュールに含まれていたのはこの部分のみなのです。

この石が、どこからやって来たものなのか...気になります。
現時点、このキヌタレが化学合成生物群集に属するものなのか不明です。
17mm
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by motoronron | 2016-02-26 23:56 | 小平 | Comments(16)
前回の突き出し(380円)記事にも多くのコメントをくださり、おありがとうございました〜(+∀+;)。。。
本日の記事のため、先ほど慌ててクリーニングしましたよ〜。

最近、よく登場する北のダイスキノ川はゴードリ・テヌイが多産します(Lサイズが多い様です)。
そして...驚くほどアサヒガニが登場します。殆どは、よく見かけるSサイズのアサヒガニなのですが、
時折、Lサイズも採取できます。

今回のは最大サイズではありませんが、ワタクシが採取した中では大きい方ですし、
多くの脈が走ったコザコザノジュールの中から出た割には、突起もよく保存されていると思います。

Notopocorystes intermedium
42mm
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参照記事

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by motoronron | 2016-02-25 21:49 | 小平 | Comments(12)
昨年、最も歩いたオビラッチョの沢。
沢山の良きものを採取しました。
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この沢は新生代の化石がチラホラ落ちています。
アンモナイト採取の方は「三紀か!」と言って嫌うのですが、
ワタクシからしてみると、とってもお得な沢と言えます。

この三紀は「築別層」と呼ばれる、有名な中新世の層です。
かつて築別炭鉱があり、古くから調査されているため研究も進んでいると思います。
しかし、この層に注目して化石採取をしておられる方は少ないかもしれません。
ネットに出てくる化石写真の多くは、アマチュアの方のものですから、
検索してもあまりヒットしないのは必然です。

道北には築別層が広くあるので、ワタクシは白亜紀産地に行く度、
あわせて築別層の化石も採取しています。
いずれも珍しいものではないのでしょうが、
ワタクシにとっては新鮮で夢中になってしまいます。
産出化石リストにないものが出てくると嬉しいものです。

北のダイスキノ川の築別層は粗めの砂岩で礫が混じります。下部なのかもしれません。
下はホタテ系の化石です。
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保存状態が悪いのでなんとも言えませんが、
出た瞬間は「コシバニシキ(+∀+)!??」と思いました。
もし、詳しい方がいらっしゃいましたら、是非ご教示くださいませ。
ご要望があれば、違う角度の写真も追加いたします。
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「今、築別層が超アツイ!! もんげーアツイ!! ワタクシの中だけでっ(+∀+)!!」
と、いうことで....今年はどんな化石にであえるか、今から楽しみなのでした。







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by motoronron | 2016-02-20 02:17 | 小平 | Comments(6)

2012年9月


Ryoさん長期出張前日。

しばらく、どこへも行けないから…ということで、すこし遠出をしました。

久しぶりに小平にやってきましたが、あいにく連日の大雨の直後。

青空が見えても、川幅はすっかり広くなって河原の石を見る事も出来ません。

濁った川の中を右往左往。わずかにのぞいた石溜まりを渡り歩きます。

ワタクシは、ようやく綺麗なイチョウの葉を見つけたというのに、

トリミング中、まさかの川ポチャ…(+∀+;)。。。

なんとか拾い出そうと川底を探っていると、

Ryoさんが向こう岸からザブザブと川を漕いでやって来ました。

「コレと、コレ。何かな?」

「こっちは、ユーボですね。太いですが一部しかないと思います。もう一つはアナゴーですね。ほら、波打った肋のラインが見えるでしょ?」

「そっか~。欠けちゃってるけど、持って帰るでしょ?今日はあんまり採れないみたいだし」

「そうなんですよ~(涙)。今、やっと見つけたイチョウの葉っぱ、落としちゃったんです…」

「(笑)ムリムリ、こんな濁った川の中からなんて探せないよ。ここは諦めて、他の川に行こうよ」

確かに、化石採取が出来る状態ではありませんでした。

横沢を幾つかを歩き、結局毎度のミドメモを少し覗いて帰りました。

Ryoさんは、採取したアナゴーは石から見えている部分だけだと思ったのか、しばらくの間放置していましたが

当時、あまりコニアシアンを歩いていなかったワタクシたちにとっては割と良い標本だったので

「これ、もう少し続きあるみたいですから、きっとイイ標本になりますよ〜(+∀+)」と促しました。


115mm

クリーニングは完成したのですが、その写真はブログにUPされることなくお蔵入り。

…と、書いたところで思い出しました! 2012年大晦日企画で「民謡・化石節」を掲載しました。

あの歌詞の背景にあるのが、今回のRyoさんの白いアナゴーでした(笑)。


ところで「民謡・化石節」どなたか歌ってくださいませんか?

ちゃんとメロディーもあるのですぅ~(+∀+)!!

参照記事

「小平に行ってきました〜(+∀+)!!」

「大晦日おありがとうございました〜(+∀+)!!!」











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by motoronron | 2016-02-19 02:40 | 小平 | Comments(16)