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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

カテゴリ:もろもろ産地( 17 )

最近、ゲッチョした「ウニ」をふたつ。

こちらは、覆道上でRyoさんが採取したもの。
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状態は悪いですが、殻が残っています。
この露頭からウニは多産しますが、殻が残っているものはあまり見ません。
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こちらは、古丹別、ラクチン露頭でワタクシが採取したもの。
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スレまくりで状態は激悪ですが...これまで時代を問わず、ブンブク系が多かったので、
ホンウニ系が採取出来てウレシ〜のです(+∀+)。。。
そして...このウニはスレているからこその発見があったのです。
(もしかしたら...勘違いかもしれませんが〜(汗)

アップで丼!
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お気づきでしょか?
見難いですが、これって、ウニの歯ではないかと思うがですよ。

先日、安瀬(やそすけ)の海岸で採取してきたウニの歯と比べてみましょう。
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ホラホラ、なんだか似てる様な気がしませんか(+∀+;)?

ところで、ウニの歯を観察したことおありでしょうか〜?
安瀬のウニ歯を洗浄している時、Ryoさんが「あっ!!!ひっこんじゃった...!!」と言いました。
大変に脆いものですから、歯が取れてしまったと思ったのですが、
どうも、そうではなく、歯がスライドする仕組みになっている様です。

5つの大きな可動部が円錐状に合わさり、さらにそれぞれの歯の先が動くのです。
非常にメカニカルな構造です。ウニのおちょぼ口には驚く仕掛けがあったのですね...。

体の中心部にドカンと大きな歯があり、その先はお腹の真ん中からちょこんと出ているだけ。
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歯のスライドの様子をムービーにしました。
マヌケな音楽が流れるので注意です(+∀+)!!


※「茶豆噺」とは...お茶を濁す、ちょっとしたお話のコトです。。。
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by motoronron | 2013-06-20 15:22 | もろもろ産地 | Comments(18)
Ryoさんのお休みも本日が最終日。
この後、熊本の実家で激しく田植えが待っています...(+∀+)。

家を出てからの車中。
「さて、どこに行きますか〜?」
「ん〜...小平のアプメモは7月に行く事にしよう。今日は近場で〜」
「了解(+∀+)!!」

という事で、2年半ぶりに〜奈井江系へ行って参りました〜。
(厳密にはイモートさんを連れて下流で植物化石を採取しましたけど〜)
昨年は行こうと思ったら...。
「道路壊れちゃってさ、直したけどさ、冬になるし封鎖しまーす。てへぺろぺろにせらす!!」
という毎度の不運で、おあずけ×2。わんわん。

ひさしびり〜の川。補修でどれほど林道がキレーになったのかと思えば、
壊れたのは最初の方で、肝心の奥地の崖道は相変わらずの酷道っぷり。
お腹スリスリしながら進みました〜。

前回は宵闇の中、どうにか白亜紀の欠片をゲッチョしたのですが
今日は9時〜5時まで、数多ある巨大要塞の如き砂防ダムに阻まれながらも、
ウロウロウロウロして、化石をゲッチョする事ができました〜(+∀+;)!!!
この川での採取は懸案だったので本当にウレシ〜です〜。

こんな砂防ばっかし、たーーーくさんあります。
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ヘテプチさん系?密集して出ました。
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ココは基本的にイノセラ天国。泣く程硬いノジュールにイノセラさんばっかし。
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チョー滝。マイナスイオンがアヤシー感じでドバドバ出てます〜。
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ゴッツイ採取品もあったのでワタクシの柔肌は打ち身&キズだらけです〜(涙)。
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ゴロンゴロン...
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詳細は...たぶんワタクシも皆様も忘れた頃に記事にします〜(+∀+)。。。
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by motoronron | 2013-06-16 23:31 | もろもろ産地 | Comments(12)
【12日】
Ryoさん横浜から帰宅

【13日】
小平にGo! お気に入りのミドメモ川に行くも林道崩壊(+∀+;)キャー!!
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いつものポイントは1km先なので、とりあえず降りてウロウロ。
ミドメモ川なのに化石少なめ(涙)。
成果はRyoさんがちょいと大きめサイズのプゾシアさん。23cmくらい。
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コレってナニ子さんでしょか〜?
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どこへ行ってもマー様はいらっしゃる。
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次いで、昨年、雑炊ダクダクお腹イッパイであまり見れなかったアプメモ川へ行くも...
道路封鎖(+∀+;)キャー!!キタコレ!! しーかーもー「14日まで閉めまーす」って、
それって今日じゃないですか〜!?明日オープンだなんてシドイ!!シドすぎる!!
初めて訪れた時は封鎖の翌日だったし〜。ワタクシたちって運悪すぎ〜。
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残り時間僅かなので〜、いつもの古丹別のラクチン露頭へ。
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成果は、ワタクシが長プチコセラス、初めて系のウニ+オマケ、初めて系の骨。
Ryoさんがフィロパキ、サンゴ等々。
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うぅ〜、ガチャガチャ...(涙)。これってナニ子さんなんでしょね〜。
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【14日】
雨ジャージャー。
岩見沢ミルット付近、ナイナイの沢系リベンジ。
ナイナイ過ぎるトコなので、Ryoさんヤル気ナシ。
毎度の所でまず採取。一応、初めて系もゲッチョ。
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その後、川霧モンモンの死転の沢本流ウロウロ。相変わらずのナイナイっぷりにグッタリ。
Ryoさんが車で漫画を読んでいる間、ワタクシは横沢でようやく化石の破片ゲッチョ。
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壱野沢へ移動。林道は大分傷み始め雨天なのでドキドキ。
おなじみの林道の橋は豪快に崩落〜。こんなんばっかし…。とりあえず川に降りる。
下流へは、いつぞやワタクシが壊してしまったお麩で出来ている砂防まで、
上流は橋から少し行った所にある横沢。いずこもナイナイ(涙)。
Ryoさんが車で漫画を読んでいる間、ワタクシは唯一のアルアルポイント付近をウロウロ。
ココで個人的に大発見(+∀+;)!!! ...のつもり。
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皆様↓この二枚貝、何に見えますでしょか??
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グタグタで帰宅してから、
夜、モーライ畑の世話へ〜。あー、ぐだぐだ。

【15日】
Ryoさんのお仕事グッズを購入のため岩見沢へ。
パパの日のお祝い料理の買い出し。
帰り道、栗沢あたりの超絶ナイナイの川系探しするも予想以上にナイナイ…。
というよりゴガーーン!!が強烈過ぎて…もはや川というより用水路。
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現在、Ryoさんクリーニング。ワタクシ、庭に生えている蓬をつんできて
明日のオヤツの「ヨモギあんぱん」作り。

明日は…どーなるのだろーかー(+∀+;)。。。。
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by motoronron | 2013-06-15 22:29 | もろもろ産地 | Comments(12)
茨城のイモートさんからアヤシげな箱が届きました。
かなり重量級。本気で腰を痛めました(+∀+;)。

開けると〜....まず...大量の漫画本。
次いで、大量のインスタントラーメン。
そして...底に厳重に封印された箱がひとつ。
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オープンザセサミノハエ!!! パッカーン!!
ぉおっ!! 千葉は印旛の辺りの化石&砂です〜!!!
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アルビアンさんのブログを見て、マネッこしてくれたのでした〜(+∀+)。

明日、Ryoさんが帰ってきますので、二人で仕分け作業を楽しみたいと思います。
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by motoronron | 2013-06-11 22:19 | もろもろ産地 | Comments(16)
2010年 7月上旬

久しぶりに茨城から帰省したイモートさんと三人の夏休み、
バーベキューや化石採集の日々を送っていました。
あまり採集慣れしていないイモートさんにも採取しやすく、
且つ満足感を得られる場所を選ぶのはちょっと大変です。

深夜、Ryoがキッチンで当別川のノジュールや化石をゴシゴシ洗っている間、
ワタクシは二階のパソコンの前で悩んでいました。
Ryoにも楽しんで欲しいと思うと、どうしても新地開拓になります。
しかし、見知らぬ産地では確実に採取出来る保証が少なくなります...。

ダン!ダン!ダンッ!と階段の踏板を割る勢いでRyoが二階に上がって来ました。
「フゥ~、全部洗ったよ~。明日、ドコ行くか決まった!?」
「う~ん、正直悩んでいます...」
「また三笠でイイんじゃない?」
「三笠も行くつもりですが、連日ではハード過ぎるので、間に少し軽めのを入れたいんです」
「軽めね~...」
「タカハシホタテなんて、どうでしょう?」
「大っきいホタテでしょ?」
「そうです。あれなら採り易いでしょうし、ワタクシたちも初めてです」
「あーゆーの好きよ。ドコで採れるの?」
「沼田あたりが有名らしいです」
「沼田ってドコ?」
「滝川のもう少し北の方です。幌新太刀別川(ほろにたちべつがわ)という川に沢山あるそうです」
「地図とか調べた?」
「いや、コレからです」
「...じゃ、アタシ、ちょっとコンコン(クリーニング)してこよっかな~」
「えっ(+∀+;)!?...お風呂の後なので、あまり汚れない事してくださいよ...」
「ん~...仕方ないな...。Fさんに頼まれてる服でも作るか...」
しばらくして"ガチャコガチャコ"とミシンを踏む音が聞こえて来ました。

化石本には、2カ所ポイントが掲載されていました。やはり、幌新太刀別川が有力候補です。
もうひとつのポイントは畑の中を通らなければならず、出来れば、あまり進入したくありません。
沼田で産出する化石は、タカハシホタテの他にも海牛やクジラやデスモスチルス、
貝ではキララガイやツリテラ等々、ワタクシたちに馴染み深い化石も多産する様です。
写真を見る限り採取も楽そうです。引き続き、調べていて驚愕の事実。
幌新太刀別川での化石採取は禁止とのこと...。
慌てて、地質図で「幌加尾白利加層」が露出していそうな場所を探しましたが、
どこも入り難そうな場所が多く、ラクチン採取になりません。
しかも、地質図は60年も前の調査で市街付近は殆ど白地図で役に立ちません。
あまり気が進みませんが、もうひとつのポイントに行くことにしました。
どう進入するべきか、あれこれ悩みながら地図をみていました。
「あっ!!(+∀+)!!!みつけたっ!!!」
さすがはGoogleMapです。ドコで採取出来るのか、ドコが良さそうか一目瞭然です。

「Ryoさん!! 決まりました!!明日、沼田に行きますよ(+∀+)!」
「よし、ホタテ採るぞっ!!!」
イモートさんにも、行先決定のメールを送信。
「おぉ~(θ∀θ)!!!タカハシホタテ!!楽しみす!!」と、すぐに返信がありました。

翌朝は、雨上がりの曇り空、でも気温は高く暑いくらいでした。
早朝に家を出るはずが、相変わらずバタバタして、結局10時半に出発...。
国道275号線を快調に北上します...が、ワタクシはこちらの方へあまり来た事がないため、
ドキドキしながらの運転となりました。
浦臼町の車線が広過ぎてドコを走っていいのか戸惑うロード。
新十津川町を抜ける際の二段階カクカクロード。
沼田町でも国道カクカクに迷い街中をぐるりと一周してしまいました。方向感覚オンチは大変です。
それでも、道中は行ってみたいと思っていた産地名が多く出て来て、話は盛り上がりました。

行きつ戻りつ、どうにか目的地付近に辿り着きました。
作業中の農道を通るのはためらわれ、ましてや駐車は不可能に思えました。
再びウロウロしながら、やっと車一台駐車出来るスペースを見つけ、そこから川へ降りて行く事に。
昨晩降った雨をたっぷり含んだ背の高い草をかき分け進みます。
時折、隠れていた排水溝に落ちそうになります。
蚊が多く、蚊取り線香をぶら下げていても、防虫ネットをしないワタクシは、
あっと言う間に顔中を刺されてしまいました。
川に降りられそうな所を探して薮の中をさまよい、
ようやく川岸に辿り着いた時には、雨露ですっかり濡れ、
薮漕ぎで汗だくになっていました。
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目の前の川は、昨晩、地図を見て想像していた通りの風景でした。
雨の後の割に増水はしていません。
歩き出してすぐ、無数の二枚貝の断面がありました。
しばらくして、タカハシホタテと思われる二枚貝が覗いているのを見つけました。
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すぐにRyoが掘り出しますが、保存はイマイチでした。
「ん~...保存悪いな~、簡単に割れちゃったよ...。こんなんで大丈夫かな~?」
「大丈夫ですよ。ワタクシの予想では、もっと先が良いと思うんです。きっと沢山ありますよ。ドンドン行きましょう(+∀+)!!」
と、口では威勢の良い事を言ったワタクシですが、
汗だくで、おまけに蚊に刺されまくって、早くもテンションは下がり気味。
細い川岸を三人は一列になって進みます。濡れた泥岩は滑り易く、
絶えず誰かが「ズルッ」とコケそうになりながら進みます。
少しずつ川岸が広くなり、あちらこちらに白い化石が見えてきました。
数は相当なもので、川岸にも川底にも無数のタカハシホタテが埋まっています。
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三人は、それぞれ思い思いの場所で採取を開始しました。
Ryoは早速タガネを豪快に打ち込み始めました。
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ワタクシも泥岩の硬さや化石の強度を確かめながら掘り進めます。
幾つか採取して、殻本体はかなり分厚く丈夫だけれど、耳の部分は壊れやすいのが分かりました。
そこで、まず耳の位置と状態を確認してから掘る事にしました。
この方法でコツを掴んだ後はタガネを使わずハンマーのチゼル部分だけで、
少々乱暴に掘っても大丈夫でした。

初めて手にしたタカハシホタテは想像よりもはるかに大きく厚く重量感があります。
濡れた革手袋をはずし、素手に持ってみました。
ひんやりとした感触はハンマーのグリップを強く握り続け火照った掌に心地良く、
手首から肘へと泥水が流れます。指で殻頂から放射肋に沿って泥を拭いました。
指先から伝わってくる輪肋の細かな一本一本は数百万年前、
この生物が確かに生きて成長し命を終えた証で、それに触れているのだと思いました。
普段採取している二枚貝とは違う圧倒的な大きさと存在感が、そんな事を強く感じさせました。

イモートさんが遠くからやって来ました。
「おんちゃ~ん...(θ∀θ;)なんか、割れちゃうんだけど...」
「タガネの入れ方がわるいのかな?ホタテから遠いところ掘ってる?」
「うん」
「じゃあ、出来るだけ叩いた時の衝撃や圧がホタテにいかないように気をつけてみて。耳が壊れやすいみたいだから、その辺りキレイに出してからね」
「はい~(θ∀θ)。。。やってみるす」

今度はイモートさんも慎重です。半ば水没しているホタテを見つけ、
静かにタガネでホタテの回りを掘りだしました。良く見える様にするため、
近くの水たまりから水を引き、川へ排水する溝を掘ったりして、まるで子供の泥遊びです。
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すっかり慣れたワタクシはチゼルハンマーでボコボコと芋掘りの様に採取していきます。
合弁も多くあります。事前の情報よりも大きいサイズが多いと感じました。
小さくても10cm以上、大きなものでは20cm近くあります。
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イモートさんが小さめサイズの左殻を持って来ました。
「おんちゃ~ん(θ∀θ)。なんか、この平らな方の殻、ブツブツのばっかりなんだけど...?」
「平らな方が上で、丸っこい方を海底側にしてたらしいんだよね。だから平らな方にはフジツボなんかの痕も多いでしょ?」
「そか...(θ∀θ)じゃ、コッチ側は汚くても仕方ないんだ」
「フジツボも欲しいから、イイのあったら教えてね」
「あ~い...(θ∀θ)」

Ryoさんもやって来ました。
「ど~ぉ?採れた~?」
「はい、結構とりましたよ。あそこに集めてあります」
「うわ~、スゴイ採ったね」
「慣れて来たのでペースが早いです」
「アタシ全然だよ~、どっか割れちゃうんだよね。ありすぎて、どれ採っていいのか迷っちゃうし...」
「たしかに沢山ありますね。でもワタクシ達が一番のりみたいですよね?」
「うん。ありすぎるから、みんな飽きてるんじゃない?」
「幌新の方では有料の採取会みたいですが、毎回盛況の様でしたよ」
「う~ん、ここは穴場って感じでもないけどね。それにしても、ここ随分、浅い川だよね」
「川幅がある割に浅いですよね。雨の後でこうですもの。化石は沢山露出していますから増水のたびに流れてしまうでしょうね」
「もったいないな~。下流の方に化石いっぱい溜まってるんじゃない?」
「(笑)どうでしょう?大体、途中で壊れてしまうんじゃないですか。じゃないと石狩川の河口には大量の化石が溜まってますよ」
「そっか(笑)」
「ワタクシ、もう少し先がどうなっているか見て来ますから、この辺で採っていて下さい」
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100m程は同じ様な状態が続き、やがて岸が途切れ、深みがありました。
淀んだ生温い水に浸かりズボンを股のあたりまで濡らして、どうにか通過しましたが
ドロドロになってしまいました。数m先の一段高くなった草の中から飛沫をあげ
勢い良く水が流れ出ていました。用水路からの様です。
これ幸いと手を洗います。とても冷たくて気持ちが良いです。
ズボンの汚れも洗い落としていると、ワタクシの手に何かが当たりました。
「うっ...これは、たしかミカンの皮!!(byビッグ錠)...(+∀+;)」
しばらくして、玉ねぎの皮...ジャガイモの皮...コンビニ弁当の箱...コーヒー缶と次々流れて来ます。
「ん~...コレは...うどんか...。(+∀+;)流しうどん...。用水に生ゴミ流すのやめちくれ...」

さらに下流へ行くと、炭化した木や軽石が混ざった層がありました。
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それを過ぎると、再びタカハシホタテが出始めます。また、風化して種は不明ですが
二枚貝やツリテラも多くありました。
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これより先は、岸が無くなってしまったので戻りました。
わずか500m程の距離に大量のタカハシホタテが顔を出しているのは、実に壮観でした。

「どうですか〜?採れましたか(+∀+)?」
「採った〜!!」二人とも満足そうです。
「ね、このホタテ絶対美味しいよね!!」
「普通のホタテであのサイズですから、きっとスゴイんでしょうね...(笑)あまり動かなかったので美味しくないかもという話ですが、激しく動かない貝でも案外貝柱はしっかりしているものですからね〜」
「食べたかったな~...(θ∀θ)」

「さ〜、帰ろっか?」
「んっ!? うわ~...重いっ(+∀+;)!! 重すぎる〜!!持ち手が指に食い込んで痛いです」
「欲張ってイッパイ採るから~...。ホタテは重量級だし、中身は全部泥だからね」
ワタクシは、パンパンのリュックを背負い、両手にダイソーの特大ビニール袋を持ち、
休みながら、フラフラと二人の後をついて行きます。
岸へ上がるのに一苦労、その後も、側溝に落っこちて、枝で顔を打って...ボロボロで車へ戻りました。

まだまだ明るい夕方です。
帰り道、新十津川の徳富川(とっぷがわ)に寄って、暗くなるまで採取してから帰りました。

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殻高17cm
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by motoronron | 2013-02-11 18:27 | もろもろ産地 | Comments(12)
2011年10月下旬

ワタクシのイモートさんが茨城から帰省しました。
3人での化石採集のために帰って来たと言っても過言ではありません。
それはそれは....大変な意気込みです。短期間に出来るだけ多くの産地を詰め込みました。

1回目・夕張・紅葉山・幌内層の川3種盛り
2回目・夕張・ダイスキノ川

「さて...イモートさん、あとドコ行きたい(+∀+)?」
「そりゃ、ダイスキノ川に決まっているでしょ~(θ∀θ)!!!」
「それは、昨日行ったから、まだダメ~」
「...タカハシホタテは?」
「もう、当分いらない...」
「.....(;θ∀θ)じゃー、ドコがいいのよ」
「新地開拓に行く?ぜ~んぜん採れないかも、な~んにも無いかもだけど~(+∀+)ははっ」
「....(;θ∀θ)...い...いいよ...。」
「じゃー、このあたりっ!!!」
ワタクシがビシッと地図を指差します。
「なんか...テキトーに指差してませんか...(;θ∀θ)??」
「ナニを言うとりますかっ(+∀+;)!!!ココには鮮新世・幌倉層があるのです」
「で、そのホロクラでは....何が採れるのですか?」
「イロイロです....。キミの欲しいタカハシホタテも出るかもしれません。そして、ワタクシたちが欲しい、それ以外の化石が出る可能性もあります。そうであって欲しいものです。そうそう...近いので奈井江の植物化石も採りに行きましょう........」
ワタクシたちの横でRyoは何も口を挟まず、黙々とポテトチップスを食べているのでした。

折角の機会ですから、イモートさんを色々な所へ連れて行ってあげたいとは思います。
しかし、ワタクシひとりで彼女たちをサポートするには限界があります。
だから、いつもの様に見知らぬ産地の川をドンドン遡る、というプランは避けてしまいます。
本当ならば、そんな体験もさせてあげたいのですが...。
それには、ワタクシのスキルアップが必要かもしれません。

まず向かったのは、奈井江川の下流。1年ぶりです。
秋も深まり、川面に葉の色が溶け、前回来た時とは雰囲気が違います。
相変わらずの化石量。泥岩層を割ればいくらでも出てきます。
30分で十分過ぎる程採れました。ココはイモートさんも大満足です。
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次いで、砂川市の「石山」南側の麓を東から西へ流れ
ペンケウタシナイ川に合流する細い川「北のぴっかり一番の沢川」です。
地形図を見ていて、やたら家屋が目立つのでイヤな予感はしていました。
川に沿って走る道路も大変立派です。ますますイヤな予感がします。
目的の橋の欄干には大きな牡鹿のレリーフがあります。完全にイヤな感じです...。
収穫の終わった畑の横に駐車し、ウェーダーに着替え、準備万端で川を覗き込み一同、唖然....。
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「あっ...(;θ∀θ)!!!!」
「うぅ....(+∀+;)....これは...」
「あ~ぁ...。こりゃダメだな...」Ryoはさっさと踵を返して車に戻ってしまいました。
御丁寧に三面護岸が遥か遠くまで施されていました。さすがにコレでは手も足も出ません。
「この川の支流に行ってみましょう。ここまでは護岸していないと思います」

600m程東へ進みます。左手に廃棄場の入口の看板がありました。
ここの様です...も~....めっさイヤな感じ(+∀+;)。
砂利の坂道を登って行きます。右手に川が平行して流れているはずなのですが、
深い上、背の高い草が邪魔をして少しも見えません。
左手に廃棄場への道があります。そのまま少し進むと広場に出ました。直進すると畑の様でした。
これ以上奥へは進めません。やむを得ず、ここからスタートする事となりました。
川は随分下の方です。草の間から覗き込むと苔生した護岸が見えました。
ここもあまり出そうにありませんが、一応、降りてみることにしました。
雨に濡れた笹に掴まりながら、ソロソロと急な斜面を下ります。
護岸は一部で露頭も少しですがありました。しかし、探している地層とは様子が違う様です。
細かな浮石と礫が多く含まれています。ひとつ上の鮫淵層の様です。
転石にも化石は含まれていません。
不法投棄の金属パーツにウェーダーを裂かれぬかとヒヤヒヤしながら、
下流へ向かって約200mほど歩きましたが、深い淵があり、
これ以上進めなくなってしまいました。
ここまで化石の痕跡すら見つける事が出来ませんでした。
いつか、もう少し上流も調べたいと考えています。

『どんな時でもボウズで帰らない』がモットーのワタクシたち。
こんなことではいけません~...(+∀+;)。。。
次に、砂川市と滝川市の境界付近、空知川の細い支流「ダメ馬さんの沢」にやって来ました。
なんと....最初から三面護岸と通行止めとゴルフ場に阻まれました...。
いくら新地開拓とは言え、今日はヒド過ぎます(涙)
とりあえず、護岸が途切れている、すぐ側の流れを見る事にしました。
草深く斜面もキツいため、イモートさんは転げ落ちる様に降りて来ました。
木々に覆われた暗く細い流れを腰を屈め彷徨います。
「あ.....これ....(θ∀θ)....」
イモートさんが手のひらサイズのノジュールを見つけました。
表面には貝の破片が見えています。
「おぉ!!でかしたぞよ(+∀+)!!!」
割るとツリテラとキララガイが出て来ました。
辺りには似た様な石も、化石の出そうな場所もありません。
これは上流からの転石に違いありません。三面護岸の先にかならず化石があるはずです。
三人、今度こそはと意気に燃え、護岸を突き進みます。

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400m程で護岸は終わり、泥岩層が見えて来ました。
しばらくすると白い化石の入った石が目立ち始めます。
下流で拾ったノジュールはここから流れて来た様です。
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川底には大きなタカハシホタテ、タカハシホタテの稚貝の密集、大小の二枚貝、巻貝が見えます。
硬い砂岩質のノジュールになっているものと、泥岩層に直接入っているものの二種類があります。
タカハシホタテは沼田産よりも、やや小さいものが多いと感じました。
いずれも、二枚貝類は極めて分離が悪いです。
川の流れに抉られた部分の奥に層になってツリテラが沢山入っていました。
「スゴイですよ~(+∀+;)!!ツリテラいっぱいです!!しかも、キレイな状態です」
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三人、窪みに顔を突っ込み、その良好な状態を褒めながら慎重に掘り進めます。
全国的に、ツリテラ(キリガイダマシ)は、珍しい巻貝ではないと思います。
ワタクシたちがよく行く当別川でも多産します。
しかし、ワタクシたちがコレまで採取してきたのは、モサモサと風化した様なものばかりでした。
当然、鋭い先端に行く程保存状態は悪く、残っていても砂糖菓子の様に崩れてしまう事が殆どでした。
こんなにしっかりとしたツリテラに初めて出会え、本当に嬉しかったです。
この川は、さらに上流へ行くと漸新世・高根層に入り、植物化石が出るはずなのですが、
今回は時間があまり無いので、一時間程採取をして次の川へと向かいました。

ラストは、新十津川町と雨竜町の境界を流れる「尾が白っぽい川」の支流です。
両岸には広大な中新世~鮮新世が広がり、上流までずっと化石が出る可能性があります。
濃厚にカラムーチョ臭が充満する車内は、先ほどの成果もあって賑やかです。
「次は、ドコドコ~(θ∀θ)??」
「さっきと同じ鮮新世だけれど、幌加尾白利加層といって、もうちょっと下の層です。沼田のタカハシホタテと同じ地層です」
暑寒湖へ行く途中の道を左折し、本流を渡ります。入口付近は思ったよりも拓けています。
ある橋の下を覗くと赤茶けた泥岩層が露出していました。なんとなく良さそうです。
時間は残り少なく、コレまでのロスがあるので焦ります。
さっそく、立ち木にロープをかけて、まずワタクシだけが降りて偵察します。
橋の上から見下ろしている二人の期待感いっぱいの眼差しを感じながら、
足早に歩き回り、地面に目を走らせます。巻貝の渦巻き模様を見つけました。
「ココはありますよ~(+∀+)!!降りて来てくださ~い!!」
貝化石の痕跡を探す時、自然と「白い破片」を想像してしまいがちですが、
ここのは全て、産出する泥岩と同じ色です。というよりも、その泥そのもので出来ています。
Ryoはすっかり馴れたものですが、イモートさんは左右に振れながら、危なっかしく降りて来ます。
二人とも着地するやいなや探査を開始しました。
「二枚貝みつけた~!!」
「あ、ここイッパイある~」
皆、一生懸命掘ります。
「わっ!!わっ!!(+∀+;)!!みてみて。フジツボですよ~!!おっき~!」
「おぉ~(;θ∀θ)!!」
「まだ、いっぱい入ってるね~。コッチには巻貝があるよ」
「ウニもありますよ~(+∀+)!!」

泥化石の割に分離も良く、化石自体思ったよりも丈夫の様です。
大好きなウニやフジツボがポコポコと採れとても楽しいです。
しかし、10月下旬とあって日暮れも早いです...。
「沢山ある様なんですが~...もう暗くて全然見えません。そろそろ終わりますか...」
「ん~、ザンネン(;θ∀θ)」
「明日もこよ~よ」
「では明日、もう一度ここで採取した後、上流や露頭を見て歩きましょう(+∀+)」
「やった~(θ∀θ)!!」

帰りの車中は、Ryoもイモートさんもすっかり疲れ果て、
お菓子の袋を抱いたまま、グウグウ眠ってしまいました....。

その2に続く....(+∀+)。


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by motoronron | 2012-09-03 15:39 | もろもろ産地 | Comments(14)
2010年10月上旬

ワタクシの妹さんが旅のお土産に「塩原化石が入っているかもしれない石」を送ってくれました。
栃木県・那須塩原はレリーフの様に美しい植物化石を産出するので有名です。
お土産の頁岩にも小さいですが葉っぱの化石がいくつか入っていました。

休日の遅い朝食を食べながら、塩原化石を眺めていたRyoが
「どこか植物化石出るトコないの?」と言いだしました。
「塩原のとは大分違いますが、結構、あちこちありますよ。幾春別、冷水、美唄、砂川...」
「この前の砂川のはコザコザばっかりだったじゃん」
「ん~、場所によってはキレ~なのもあると思うんですけど...」

この頃は、新十津川・砂川方面を重点的に回っていたので、早速、その辺りの地質図を開いてみます。
美唄~滝川まで国道12号線の東側は細く短冊状に色分けされマーブル模様になっています。
殆どは第三紀ですが美唄山の付近が中部蝦夷層群~上部蝦夷層群であるのに気付きました。
美唄山から流れる美唄川と奈井江川の上流は白亜紀なのです。
上流へ向かう途中、第三紀の植物化石や貝化石は間違いなく採れるでしょう。
そして、最後に白亜紀のデザートとは...なんだか、お得感のある川です。
「決まりました(+∀+)!!今日は奈井江に行きますよ!!」
「よしっ!!お弁当がいるな!!」
「........(+∀+;)?...じゃ、ま、作ります。Ryoさん用意の方を....」
ワタクシはお弁当を作りながら、本を片手にニワカ勉強をします。

美唄・奈井江の白亜紀化石の記述をあまり見た事がありません。きっと産出が少ないのかもしれません。
レアなデザートへの期待感は募りますが...今回のメインディッシュは植物化石です。
思えば、これまで植物化石を探すために出かけた事はありませんでした。

奈井江市街を抜け、高速道路をくぐり、クスッてしちゃう名前の橋から下を見下ろします。
「ん~...コレハアリマスヨ(+∀+)いきましょっ!!」
ここのところ、砂川で植物化石が出る地層を目にする機会が多かったので、
ワタクシ珍しく自信ありげです。
いそいそとお弁当を食べ...出発です。川に沿った林道があり
川縁のスロープは途中から護岸されて川へ降りるのは容易です。
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晴れた秋の気持ちのよい日です。斜光を受けて水面は輝き、色づき始めた葉が鮮やかに透けます。
ひだの様に幾層も泥岩が覗いています。無数の黒い線が走り、間違いなく植物化石です。
チゼルハンマーを打ち込むと剥離し、びっしりと入った植物化石が現れました。
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泥質の母岩は柔らかいので、キレイに端まで割る事は難しいです。
また、特定箇所をキレイに出すのも難しいです。ある程度、偶然に頼らざるを得ません。
タイルタガネの先を少し薄く研磨した道具があったらイイかもと思いました。
1時間ほどで、化石は大量に収穫出来ました。


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思ったよりも早く目的を達成し、上流を目指します。
600mほど先まで川は林道から離れてしまいます。
ようやく近づいてきた所は川が下の方にありましたが、ここを逃すとまた離れてしまうので
斜面を慎重に降りて行きます。
先ほど植物化石が出た地層はありませんでした。代わりに荒い砂岩が目立ちます。
なんとなく...臭います(+∀+)すぐに、ひと抱えもある大きな砂岩にシジミの様な小さめの貝が密集しているのを見つけました。
上砂川で採取した子に似ています。
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少し大きめの二枚貝も2種類見つけました。
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いずれも岩質は硬く割るのが大変な上、分離も悪く状態も良いとは言えません。
同一種ばかり出るので、また上流へ移動します。
「ほら、キノコキノコ!!知らないキノコがあるよ!!撮って撮って!!」
この頃、Ryoはキノコとクモの写真を沢山撮っていました。
目に入ったキノコは片っ端からカメラに収めます。
でも名前には全く興味がなく、存在や造形が好きなのです。
ワタクシもつられる様に沢山撮ります。キノコは形も生態もなんだか不思議で好きです。

そんな、キノコのシーズンとあってか、道路脇に車がよく停まっています。
ニコニコと会釈をしても「チロッ」と一瞥し、皆そそくさと車に乗り込んで去って行きます。
アヤシ~(+∀+;)。。それとも特別なキノコがあって、その存在を知られたくないのかしらん?
昔から、身内でも教えないなんて言いますものね...。

急に対向してくる大型トラックが多くなりました。
広い林道とは言え、さすがにトラックは避けられず、アワアワと急いでバックします。
一台避けると、また一台...。そしてまた...一台。
「ナンダ?この道、やたらトラックが多いですね(+∀+;)....」
「工事やってるのかな?」
「だったら奥まで行けませんね~...どわっ!!また来た!」
「なんかイッパイ積んでるよ」
「黒い...。石炭?この奥でまだ石炭を掘ってるんでしょうかね~?不老の滝は一応景勝地となっていますし、途中、美唄山への登山道もあったハズなので、入れると思うのですが...」
(後から知りましたが、奈井江には石炭による火力発電所があるそうです)

少し大きめの橋を渡り、しばらく行くと右手にぽかんと小さな広場がありました。
「あ、なんか建ってるよ」
「記念碑ですかね...ちょっと降りてみましょう」
「東奈井江小中学校跡だって...昭和46年に児童数皆無のため閉校、だってさ」
「...こんな所に学校があったんですか~。大分奥ですよね...(+∀+;)」
「子供がいたんだね昔は...今はな~んにも無いのにね」
碑の周りは草を刈った様ですが、あとは自然のままです。
この林道に沿って、そんなに沢山の民家があったのでしょうか。
ワタクシは、当時の生活を今の風景に重ね合わせ想像してみました。
五十年前の今時分...。
夕餉の香りが漂いはじめ、友達を呼び合う子供達の明るい声も響いていたでしょうか。
先生は子供達に声かけながら街へと帰ってゆき、父親たちは炭坑作業を終えて湯の香りをさせながら玄関をくぐり家人に声をかけたでしょうか。
草を掻き分けながら、ワタクシたちは当時の校舎を想像しながら散策しました。
湿地っぽい場所にはキノコが多く、ワタクシたちはまた夢中で写真を撮ります。
広場の突き当たりは川です。川縁には大きな木が生えています。学校裏にあったものでしょう。
川へは少し落差がありますが降りる事が出来ます。
大きな石炭の塊が散見され、地層にも分厚く入っています。
割ると黒光りした内に若い琥珀が輝いています。
岩を割って生える木々は川を覆い鬱蒼とした感じですが、とても気持ちのよい場所です。
学校が建っていたと思われる場所を見上げます。斜面を怖々降りてくる子が見えます。
そんな子をまわりは囃し立て、上級生は自慢げに一気に飛び降りてみせます...。
子供達は大人に注意されながらも学校裏の川で遊んだ事でしょう。
もしかしすると先生と一緒に石炭や化石の勉強をする事もあったかもしれません。
笹舟が流れ、七夕飾りが流れ、時には荒れ狂い...
それでも人々の生活の側に沿って川は流れていたはずです。
古い古い琺瑯引きの調理器具が川底にありました。彼らの生活の一部だったものでしょうか....。
遠くからザブザブと飛沫を上げて元気にRyoがやって来ました。
「こんなトコの学校がイ~よね!!」
「本当ですね。とても気持ちが良いです」
「こんなトコに、お家もイイね」
「本当に....」

やや行くと、右手に出来たばかりと思しき新しい立派な橋が架かっていました。まだ工事中の様で
入りませんでしたが、美唄の方へ抜ける道でしょうか。
この橋の前後100mくらいの範囲では化石を見つける事が出来ませんでした。
西日を浴びてセロファンの様な羽をきらめかせアキアカネが飛び交います。
探査中のワタクシを待つ間、Ryoは橋の上でトンボを捕まえたり、写真を撮ったりしていました。
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2号橋の下では巻貝がびっしりと密集した石を採取しました。他には見当たりませんでした。
転石なのかもしれません。
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3号橋付近では貝化石を見つける事は出来ませんでしたが
砂岩に挟まる薄いた炭層とサンドパイプ様のものを見つけました。
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これ以降、段々と炭層ばかりが目立ち、化石は見当たらなくなってしまいました。
しかし、景色は素晴らしい場所が多かったです。
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最初の橋から約9km。石炭採掘場への道と不老の滝への道の分岐に来ました。
どちらにも、看板があります。
「ココから、6.2kmですか...結構ありますね....」
「なんだか道も急に細いね」
「うっわ~(+∀+;)道が悪いです~。ちょっとコワイかも。そっち側よく見ておいてくださいね~」
「やっぱり、さっきの道は作業道だから立派だったんだね」
「待避場所も少ないし、こんな道で対向車来たら泣きます~。不老の滝は観光地なんですから、こんな道悪くてどうするんでしょ?」
「ダレも知らないんじゃないの?」
「そんな事はないと思いますけど、ちょっと荒れ過ぎですね。この道を6kmは酷です~。あ~ぁ...崩落しかけてるし~。ちょっと石を退けて来ます...」
何度か大きな岩を脇へ寄せ、少しずつ進みます。
今日は午後からのスタート、川は思ったよりも長く、おまけにキノコに時間をとられました(笑)。

川は随分下を流れています。山奥に来たという感じがします。
「距離と方角からして、この辺りからが白亜紀だと思うのですが...ひとりで降りてみますね」
ロープを使って急斜面を下ります。ザラッとした見覚えのある砂岩です。
見下ろしているRyoに声をかけます。
「この感じは~なんとなく函淵層っぽいです~」
「ゲッ、ハコブチ~!?やめやめ、つぎつぎ~!!」
ワタクシたちは函淵層から何も採取したことがないため敬遠してしまいます。
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砂防ダムは、なかなかご立派で近距離に複数あるようです。
これではあまり化石は期待出来ないかもしれません。
現れる小さな橋はどれも雪でボロボロです。
ガードはひしゃげブドウのツルがわんさと巻き付いています。

「この辺りの川の雰囲気はかなりイイですね。もうあまり時間がありません。急ぎますよ...」
「ん~...。砂防ダムの下、イイ感じの泥岩だけど....深いよ~....」
「わ~、コレはなかなか...(+∀+;)ちと、そのまま降りる訳には行きませんね。今、ロープを繋ぎます...」

ふたり急いで川へ降ります。辺りはどんどん薄暗くなります。
谷の中はさらに暗く、これ以上暗くなってはノジュールなど見つけられません。
ましてや、今来た道を真っ暗な中帰りたくはありません(涙)。
「なんでもイイので、痕跡だけでも見つけて下さいね」おなじみのセリフです。

「暗くてよく見えないよぉ~...」Ryoは腰を屈め殆ど手探りです。
間もなく、ワタクシが15cmx20cm程の大きめのイノセラムスの破片を見つけました。
「ありましたよ~(+∀+)!!イノセラさんです!!!大きいヤツです。きっと他にもあるので、
頑張って~!!!」
しかし、その後なかなかな見当たらず、時間ばかり過ぎます。
「Ryoさん...そろそろ終わりです...」と言いかけた時
アンモの破片を見つけました。そして、その側に小さなノジュール。割るとグズグズのアンモが入っていました。

「素敵なデザート」にはありつけませんでしたが「たしかに白亜紀があり化石もあった」ということで満足でした。
この後、不老の滝近くまで行き、本日の探索は終了です。
すっかり暗くなった中ソロソロと帰りました。
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この記事を書きながら、来月になってRyoが仕事から帰って来たら、
また奈井江に行こうと考えていました。しかし、奈井江町のHPによると...。
不老の滝への林道は現在、法面工事中(そらそ~です。ヒドかったですもの)。
そして、引き続き冬期封鎖で2013年6月まで(予定)「通行止め」との事です。

がび~ん(+∀+;)ザンネン!!!
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by motoronron | 2012-08-27 16:36 | もろもろ産地 | Comments(14)