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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

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2011年5月中旬

前回の夕張でのスナモグリ探しの二日後。
ワタクシたちは上流方面へと向かいました。
今度は白亜紀の化石に出会えるはずなのです...。

好天に恵まれた前回と違い、寒の戻りで風も冷たく薄曇りの午後でした。
最初、林道への入口がわからず、しばらく行きつ戻りつしましたが、どうにか辿り着きました。
殆どの林道が封鎖されている中、ここは運良く開いていました。
つまり、とても整備され使われているか、工事関係車が多く通るかのどちらかとも言えるので
手放しでは喜べません。果たして後者でした。
キャタピラの深い跡がクッキリと何本もあります。工事車両と鉢合わせぬ様、
ライトを点け、おそるおそる進入します。
始めの数百メートル程は比較的安定した路面でしたが、途中からぬかるみはじめ、
大きく深い水たまりが連続して出て来ました。
林道は狭く、避ける事が出来ない程水たまりが大きいため、
仕方なくザブザブと飛沫を上げ泥水を分けます。
昨秋、初のスタックを経験したワタクシは、も〜心拍数MAX(+∀+;)!!
右手に現れた崖は、崩落したらしく、ブルドーザーで大雑把に岩を除去してありましたが、
車高のある車ならばまだしも、ワタクシの車ではお腹を擦ってしまいます。
用心していても、時折「ゴリッ!!!」とイヤな音が足下から聞こえ、Ryoと顔を見合わせます。
何度も大きな石を除けたり、窪地を埋めたり、水深を確かめたりしながらの前進です。

左手に大きな砂防ダムが出て来ました。地質図によると、この辺りから白亜紀が始まっている様です。
ダムへと続く作業道の横に車を停め、ダムの下流側へと降りてみました。

川に入って1分経たぬうちにノジュールを見つけ、割ってみるとアンモナイトが出て来ました。
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「Ryoさ〜ん(+∀+)!!アンモアンモ!!ありますよ。ここからドンドン上へ行ってみましょう」
「アタシ、チビセラムス出た〜。ちゃんと白亜紀だね〜」
「ん〜、幸先イイですね〜(+∀+)!!」
ダムを越え、ウキウキと上流へ進みます。
「あ〜、大きなアンモの破片があるよ」
「こんなのも出るんですかね〜。楽しみですね」
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「でっかいイノセラさん出た!!!」
「こっちはポリプチさんとゴードリさんです」
「ここのは金ピカ系が多いね〜」
先行者の割跡もありますが、ベテラン様と見え、小さなノジュールは無視している様でした。
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「ここはコザコザ系が多くてイイ川だな...」とRyoはとても上機嫌です。
たしかに、これまでの白亜紀採取では、こんな短時間でヒョイヒョイ採れた事はありませんでした。

天気が悪かったこともあり、日が傾くと、すぐに暗くなって来ました。
タイミング良く左手に陸に上がれそうな低い場所が出て来ました。
季節柄、水量は多く、採取時間も短かったですが、とても楽しい時間でした。
初めての場所でそれなりに採れると、やはり嬉しいものです。
長靴をポッコポッコとならしながらの帰り道。あれこれ話しが弾みました。
ワタクシたちは化石を沢山与えてくれ、雰囲気も明るいこの川がすっかり好きになってしまいました。

水たまりが出てくる度、左右に別れて進みます。
「元来、悪い道じゃなさそうですけど....今はやたら水気が多くて荒れてますね...車でここまで来なくて良かった〜」
「ダイジョブ×2....(^_^)v」
「もう、二度とスタックしたくないんですってば〜。あの時は、四輪全部埋まっちゃって、すっごく大変だったんですから〜....」
「大丈夫。アタシも手伝うから! 鐘ふって応援するから!! 」
「あ〜........アリガトーゴザイマス(+∀+;)....。」
「ね〜、また明日来ようよ〜」
「ん〜...どうしますかね...道がちょっと....」
「このつづき、どうなってるのかな〜?」
「ここは上流までずっと白亜紀ですし....。この感じなら、まだ採れそうですよね...」
「だから〜ぁ、明日、来ようってば〜!!」
「ん〜〜.........ですねっ!!(+∀+)」

車に乗り込み、再び道路を補修しながら、ソロソロと帰ります。
すこし開けた窓から、ふわっと硫黄の匂いがしました。
「....今、なんか、匂いましたよね...?」
「した。温泉みたいな匂いだった」
車を止め、辺りを探索してみました。よく見ると川縁に白い部分があります。
近寄ってみると、流れた跡や水底は真っ白で、たしかに硫黄の様です。
少し高い所から、クプクプと小さな音を立てて水が湧き出しています。
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「こんな風に温泉が湧いているのを見るのは初めてですね」
「温かい?」
「いや、冷泉みたいです...。ちと残念。でもイイ匂いですよ(+∀+)ちょっと、お風呂に入れてみたいです」
どれどれとRyoは水をすくってから手の匂いを嗅ぎ...
「くせっ!」
と言い放ち、ピッピッと鋭く水を切りました。
「.........(+∀+;)。。。」
「☆さんなら、ココでも入っちゃうんだろうね(※)」
「どんな浅い所でも、ゲロゲロした所でも尻湯とかしちゃう方ですからね〜」

「さ! 明日も来るぞっ!! 今日はお腹すいたから早く帰ろうよ〜!!」

短い1日でしたが、沢山の発見と出会いがあった日でした。

(※)☆さん(ぴかりんさん)ブログ「其れ探☆日記(旧:北海道中野湯くりげ)」の作者さん。
野湯を求め、どんな山奥へでも単独で行ってしまうスーパーウーマン。
ワタクシたち大変尊敬しておりますが、とてもマネはできません〜(+∀+;)。

相変わらず、未クリーニングが多いので、とりあえず見れそうなモノだけ〜...。
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by motoronron | 2012-08-31 20:58 | 夕張 | Comments(8)
2011年5月中旬

まだまだ日陰や山奥に残雪はあれど、山の化石がようやく採れる時季になりました。
前日に届いた「札幌の自然を歩く」を読んでいると
「夕張・紅葉山の砕石場でスナモグリが採れる」とありました。
スナモグリ!? こ~れはさっそく行かねばなりません(+∀+)!!
例によって朝食会議で急遽決定したため、資料が完全ではありません。
今回は運転をRyoにお願いし、ワタクシはプリントアウトした資料を慌ててまとめます。
朝から晴れて青空の広がる気持ちの良い天気です。
Ryoはサングラスをキメて、カプリコをくわえ、ご機嫌で快調に飛ばします。

「スナモグリって博物館にあったエビみたいなヤツ?」
「そーですそーです(+∀+)シャコに似てて、ツメが可愛いヤツです」
「白亜紀?」
「白亜紀ではないですが、古第三紀・始新世という時代で、3000万年以上昔だそうです。よく行く望来や当別が500〜800万年前なので、ずいぶん古いですね」
目指す「幌内層」は、夕張を中心に三笠、岩見沢、穂別と相当広範囲にありますが、
今日は、本に書かれた場所へ向かう事にしました。

夕張市内を走る道々36号線を南下します。夕張は何度も訪れていますが
シューパロ湖につながる国道452号線との合流より南には車で来た事がなかったので新鮮です。
国道274号線と合流する交差点を右折すると紅葉山です。
ここは「1日フリーきっぷ」の旅で途中下車をして以来4年ぶりです。
見覚えのある風景が続き、想い出話しに花を咲かせます。
市街を抜けると左手に砕石場があるはずです。
「ん~?なんだか地図とチト感じが違いますね...。随分工事の車が多いし(+∀+;)?入口は...多分、あれだと思います。地図でも少し上がって行く様ですから...」
「....行き止まりになったんだけども....。」
「あれ?(+∀+;)!!じゃ~、アッチですかね〜?」
どうやら今度は正解の様です。玄武岩を切り開き、いかにも砕石場の入口という感じです。
やや勾配のキツい道を登って行くと、途中から砂利がキレイに敷かれ...草は刈られ...
木々も最近植林したような幼木ばかりです。最後は一面、青々と芝生が植えられたところに出ました。
「ハテ?ナンダ、コレ(+∀+;)??」
「砕石場、ホントにここなの?」
「だと思うのですが.....わっ!! Ryoさん!! ストップ!スト〜ップ!!!!」
ストンと地面が切り落とされ、眼下に真新しい舗装道路が見えました。
「あちゃ~...(+∀+;)高速道路ですね...」
「じゃ、砕石場無くなっちゃったの?」
「目の前の空間がそうだったんでしょうか?どうしますかね~...はぁ...。」
「じゃ、お昼食べる?」
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しばし、おにぎりを頬張りながら、高速道路の工事を高みの見物です。
その後、近くを散策してみましたが、もはや化石採取は出来ない様でした。
地質図を見ながら幌内層がありそうな近くの川や沢に行ってみることにしました。

5月ですが、水は引いていて歩きやすいです。
川縁に大きな石炭が目立ちます。少量ながらノジュールからは植物や二枚貝の破片が出てきました。
「Ryoさん、ココは出るみたいですよ...あっ(+∀+)!」と拾おうとした石には白い鳥のフン。
アブナイアブナイ...反射的に手が出てしまいました。
「あ、巻貝みっけ」
「あ、それ...........鳥のフン!!....じゃなかったのか...(+∀+;)」
風化した断面がいかにもにソレっぽく見えたのでした。
支流にも500m程入ってみましたが、道路に近いため護岸も多く、あまり出ませんでした。

2km程上流に移動し、休止中の工事現場の広場に駐車し、側溝を歩いて川へ降ります。
赤っぽい泥岩層にノジュールを見つけました。はやくも化石が出そうです。
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ノジュールを掘り出し、割ってみると二枚貝が出ます。種類も豊富の様です。
泥岩層に直接入っている貝化石も見つけました。
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「あ〜なんか、わかんないの出た...」
「Ryoさん、それスナモグリですよ〜!やりましたね(+∀+)!」
「モッサリしてるな〜」
「そのうち、もう少しキレイなのも出ますよ。ポロナイスナモグリという名前で、ハサミの真ん中辺りの突起の位置が特徴だそうです」
「胴体は出ないの?」
「出ないことはないのかもしれませんが...体に対してツメが凄く大きくて丈夫なので、主にツメが残るそうです」
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「あ、今度は巻貝が出たよ」
「これは、さっき下流でみつけた鳥フンと同じですね」
「コザコザ系みっけ!! ココ、結構出るね〜」ようやく採れて、Ryoもご機嫌です。

しかし、なかなか良いスナモグリは出て来ません。状態がイマイチだったり、分離が悪かったりです。
それに、どうも先行者がいる様で、いくつかの割跡にスナモグリの雌型がありました。

途中、何人かの釣り師と会いました。川の中をザブザブ歩き回り、
石をガンガン叩きまくるワタクシたちは、いつも、なんだか申し訳ない気持ちになり
話す声すら小さくなってしまいます。

日に照らされカサカサした赤い泥岩の上に風化した1cm程の丸がありました。
最初は「やった!ウニみっけ~(+∀+)!」と思っていたのですが、なんだか違和感....。
もしかして...コレってナントカサンゴっていう子??(初サンゴでしたので確信を持てませんでした)
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1km程下流に向かって歩きましたが、化石がでなくなってしまいました。
川も段々と広くなり、水の勢いも深さも増してきました。
これ以上進むのは難しいと判断し上がる事に。
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少し急な斜面を登り、草を掻き分けると、そこは、ちょっとした広場でした。
ビール箱大の黒い箱があちこちに積まれていました。養蜂箱です。
この間を通らなければならないのかと、しばらく緊張しながら観察していましたが、
ハチが出入りしている様子はありません。まだシーズンではないようで、ほっと一息。
「すごい沢山あるね〜」
「やっぱり、メロンなど作っているから、受粉のお仕事用ですかね〜」
道路を歩いて元の場所に戻り、再び川へ降りて、夕方まで上流を見て歩きました。
初回、美品のスナモグリをゲットとはいきませんでしたが、好感触で今後が楽しみな川でした。

「Ryoさん、ここの上流の方には白亜紀があるんですよ。次回、そこへ行ってみましょう」
「イイね!! 行こう行こう!!(^_^)」

目的地が消滅していたため、偶然、足を運んだ川でしたが、
その後、この川はワタクシたちにとって、一番のお気に入りとなるのでした....。
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フナクイムシの跡。いつもお留守ですが、これは在宅の様でウレシ〜です。
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by motoronron | 2012-08-30 16:11 | 夕張 | Comments(10)
2010年10月上旬

ワタクシの妹さんが旅のお土産に「塩原化石が入っているかもしれない石」を送ってくれました。
栃木県・那須塩原はレリーフの様に美しい植物化石を産出するので有名です。
お土産の頁岩にも小さいですが葉っぱの化石がいくつか入っていました。

休日の遅い朝食を食べながら、塩原化石を眺めていたRyoが
「どこか植物化石出るトコないの?」と言いだしました。
「塩原のとは大分違いますが、結構、あちこちありますよ。幾春別、冷水、美唄、砂川...」
「この前の砂川のはコザコザばっかりだったじゃん」
「ん~、場所によってはキレ~なのもあると思うんですけど...」

この頃は、新十津川・砂川方面を重点的に回っていたので、早速、その辺りの地質図を開いてみます。
美唄~滝川まで国道12号線の東側は細く短冊状に色分けされマーブル模様になっています。
殆どは第三紀ですが美唄山の付近が中部蝦夷層群~上部蝦夷層群であるのに気付きました。
美唄山から流れる美唄川と奈井江川の上流は白亜紀なのです。
上流へ向かう途中、第三紀の植物化石や貝化石は間違いなく採れるでしょう。
そして、最後に白亜紀のデザートとは...なんだか、お得感のある川です。
「決まりました(+∀+)!!今日は奈井江に行きますよ!!」
「よしっ!!お弁当がいるな!!」
「........(+∀+;)?...じゃ、ま、作ります。Ryoさん用意の方を....」
ワタクシはお弁当を作りながら、本を片手にニワカ勉強をします。

美唄・奈井江の白亜紀化石の記述をあまり見た事がありません。きっと産出が少ないのかもしれません。
レアなデザートへの期待感は募りますが...今回のメインディッシュは植物化石です。
思えば、これまで植物化石を探すために出かけた事はありませんでした。

奈井江市街を抜け、高速道路をくぐり、クスッてしちゃう名前の橋から下を見下ろします。
「ん~...コレハアリマスヨ(+∀+)いきましょっ!!」
ここのところ、砂川で植物化石が出る地層を目にする機会が多かったので、
ワタクシ珍しく自信ありげです。
いそいそとお弁当を食べ...出発です。川に沿った林道があり
川縁のスロープは途中から護岸されて川へ降りるのは容易です。
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晴れた秋の気持ちのよい日です。斜光を受けて水面は輝き、色づき始めた葉が鮮やかに透けます。
ひだの様に幾層も泥岩が覗いています。無数の黒い線が走り、間違いなく植物化石です。
チゼルハンマーを打ち込むと剥離し、びっしりと入った植物化石が現れました。
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泥質の母岩は柔らかいので、キレイに端まで割る事は難しいです。
また、特定箇所をキレイに出すのも難しいです。ある程度、偶然に頼らざるを得ません。
タイルタガネの先を少し薄く研磨した道具があったらイイかもと思いました。
1時間ほどで、化石は大量に収穫出来ました。


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思ったよりも早く目的を達成し、上流を目指します。
600mほど先まで川は林道から離れてしまいます。
ようやく近づいてきた所は川が下の方にありましたが、ここを逃すとまた離れてしまうので
斜面を慎重に降りて行きます。
先ほど植物化石が出た地層はありませんでした。代わりに荒い砂岩が目立ちます。
なんとなく...臭います(+∀+)すぐに、ひと抱えもある大きな砂岩にシジミの様な小さめの貝が密集しているのを見つけました。
上砂川で採取した子に似ています。
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少し大きめの二枚貝も2種類見つけました。
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いずれも岩質は硬く割るのが大変な上、分離も悪く状態も良いとは言えません。
同一種ばかり出るので、また上流へ移動します。
「ほら、キノコキノコ!!知らないキノコがあるよ!!撮って撮って!!」
この頃、Ryoはキノコとクモの写真を沢山撮っていました。
目に入ったキノコは片っ端からカメラに収めます。
でも名前には全く興味がなく、存在や造形が好きなのです。
ワタクシもつられる様に沢山撮ります。キノコは形も生態もなんだか不思議で好きです。

そんな、キノコのシーズンとあってか、道路脇に車がよく停まっています。
ニコニコと会釈をしても「チロッ」と一瞥し、皆そそくさと車に乗り込んで去って行きます。
アヤシ~(+∀+;)。。それとも特別なキノコがあって、その存在を知られたくないのかしらん?
昔から、身内でも教えないなんて言いますものね...。

急に対向してくる大型トラックが多くなりました。
広い林道とは言え、さすがにトラックは避けられず、アワアワと急いでバックします。
一台避けると、また一台...。そしてまた...一台。
「ナンダ?この道、やたらトラックが多いですね(+∀+;)....」
「工事やってるのかな?」
「だったら奥まで行けませんね~...どわっ!!また来た!」
「なんかイッパイ積んでるよ」
「黒い...。石炭?この奥でまだ石炭を掘ってるんでしょうかね~?不老の滝は一応景勝地となっていますし、途中、美唄山への登山道もあったハズなので、入れると思うのですが...」
(後から知りましたが、奈井江には石炭による火力発電所があるそうです)

少し大きめの橋を渡り、しばらく行くと右手にぽかんと小さな広場がありました。
「あ、なんか建ってるよ」
「記念碑ですかね...ちょっと降りてみましょう」
「東奈井江小中学校跡だって...昭和46年に児童数皆無のため閉校、だってさ」
「...こんな所に学校があったんですか~。大分奥ですよね...(+∀+;)」
「子供がいたんだね昔は...今はな~んにも無いのにね」
碑の周りは草を刈った様ですが、あとは自然のままです。
この林道に沿って、そんなに沢山の民家があったのでしょうか。
ワタクシは、当時の生活を今の風景に重ね合わせ想像してみました。
五十年前の今時分...。
夕餉の香りが漂いはじめ、友達を呼び合う子供達の明るい声も響いていたでしょうか。
先生は子供達に声かけながら街へと帰ってゆき、父親たちは炭坑作業を終えて湯の香りをさせながら玄関をくぐり家人に声をかけたでしょうか。
草を掻き分けながら、ワタクシたちは当時の校舎を想像しながら散策しました。
湿地っぽい場所にはキノコが多く、ワタクシたちはまた夢中で写真を撮ります。
広場の突き当たりは川です。川縁には大きな木が生えています。学校裏にあったものでしょう。
川へは少し落差がありますが降りる事が出来ます。
大きな石炭の塊が散見され、地層にも分厚く入っています。
割ると黒光りした内に若い琥珀が輝いています。
岩を割って生える木々は川を覆い鬱蒼とした感じですが、とても気持ちのよい場所です。
学校が建っていたと思われる場所を見上げます。斜面を怖々降りてくる子が見えます。
そんな子をまわりは囃し立て、上級生は自慢げに一気に飛び降りてみせます...。
子供達は大人に注意されながらも学校裏の川で遊んだ事でしょう。
もしかしすると先生と一緒に石炭や化石の勉強をする事もあったかもしれません。
笹舟が流れ、七夕飾りが流れ、時には荒れ狂い...
それでも人々の生活の側に沿って川は流れていたはずです。
古い古い琺瑯引きの調理器具が川底にありました。彼らの生活の一部だったものでしょうか....。
遠くからザブザブと飛沫を上げて元気にRyoがやって来ました。
「こんなトコの学校がイ~よね!!」
「本当ですね。とても気持ちが良いです」
「こんなトコに、お家もイイね」
「本当に....」

やや行くと、右手に出来たばかりと思しき新しい立派な橋が架かっていました。まだ工事中の様で
入りませんでしたが、美唄の方へ抜ける道でしょうか。
この橋の前後100mくらいの範囲では化石を見つける事が出来ませんでした。
西日を浴びてセロファンの様な羽をきらめかせアキアカネが飛び交います。
探査中のワタクシを待つ間、Ryoは橋の上でトンボを捕まえたり、写真を撮ったりしていました。
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2号橋の下では巻貝がびっしりと密集した石を採取しました。他には見当たりませんでした。
転石なのかもしれません。
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3号橋付近では貝化石を見つける事は出来ませんでしたが
砂岩に挟まる薄いた炭層とサンドパイプ様のものを見つけました。
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これ以降、段々と炭層ばかりが目立ち、化石は見当たらなくなってしまいました。
しかし、景色は素晴らしい場所が多かったです。
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最初の橋から約9km。石炭採掘場への道と不老の滝への道の分岐に来ました。
どちらにも、看板があります。
「ココから、6.2kmですか...結構ありますね....」
「なんだか道も急に細いね」
「うっわ~(+∀+;)道が悪いです~。ちょっとコワイかも。そっち側よく見ておいてくださいね~」
「やっぱり、さっきの道は作業道だから立派だったんだね」
「待避場所も少ないし、こんな道で対向車来たら泣きます~。不老の滝は観光地なんですから、こんな道悪くてどうするんでしょ?」
「ダレも知らないんじゃないの?」
「そんな事はないと思いますけど、ちょっと荒れ過ぎですね。この道を6kmは酷です~。あ~ぁ...崩落しかけてるし~。ちょっと石を退けて来ます...」
何度か大きな岩を脇へ寄せ、少しずつ進みます。
今日は午後からのスタート、川は思ったよりも長く、おまけにキノコに時間をとられました(笑)。

川は随分下を流れています。山奥に来たという感じがします。
「距離と方角からして、この辺りからが白亜紀だと思うのですが...ひとりで降りてみますね」
ロープを使って急斜面を下ります。ザラッとした見覚えのある砂岩です。
見下ろしているRyoに声をかけます。
「この感じは~なんとなく函淵層っぽいです~」
「ゲッ、ハコブチ~!?やめやめ、つぎつぎ~!!」
ワタクシたちは函淵層から何も採取したことがないため敬遠してしまいます。
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砂防ダムは、なかなかご立派で近距離に複数あるようです。
これではあまり化石は期待出来ないかもしれません。
現れる小さな橋はどれも雪でボロボロです。
ガードはひしゃげブドウのツルがわんさと巻き付いています。

「この辺りの川の雰囲気はかなりイイですね。もうあまり時間がありません。急ぎますよ...」
「ん~...。砂防ダムの下、イイ感じの泥岩だけど....深いよ~....」
「わ~、コレはなかなか...(+∀+;)ちと、そのまま降りる訳には行きませんね。今、ロープを繋ぎます...」

ふたり急いで川へ降ります。辺りはどんどん薄暗くなります。
谷の中はさらに暗く、これ以上暗くなってはノジュールなど見つけられません。
ましてや、今来た道を真っ暗な中帰りたくはありません(涙)。
「なんでもイイので、痕跡だけでも見つけて下さいね」おなじみのセリフです。

「暗くてよく見えないよぉ~...」Ryoは腰を屈め殆ど手探りです。
間もなく、ワタクシが15cmx20cm程の大きめのイノセラムスの破片を見つけました。
「ありましたよ~(+∀+)!!イノセラさんです!!!大きいヤツです。きっと他にもあるので、
頑張って~!!!」
しかし、その後なかなかな見当たらず、時間ばかり過ぎます。
「Ryoさん...そろそろ終わりです...」と言いかけた時
アンモの破片を見つけました。そして、その側に小さなノジュール。割るとグズグズのアンモが入っていました。

「素敵なデザート」にはありつけませんでしたが「たしかに白亜紀があり化石もあった」ということで満足でした。
この後、不老の滝近くまで行き、本日の探索は終了です。
すっかり暗くなった中ソロソロと帰りました。
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この記事を書きながら、来月になってRyoが仕事から帰って来たら、
また奈井江に行こうと考えていました。しかし、奈井江町のHPによると...。
不老の滝への林道は現在、法面工事中(そらそ~です。ヒドかったですもの)。
そして、引き続き冬期封鎖で2013年6月まで(予定)「通行止め」との事です。

がび~ん(+∀+;)ザンネン!!!
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by motoronron | 2012-08-27 16:36 | もろもろ産地 | Comments(14)
浦河「月○川」
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浦河「ミルキーな川」
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魚の脊椎
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by motoronron | 2012-08-25 15:47 | 日高 | Comments(8)
様似の川では散々な目にあったワタクシたち。再び、浦河へやってまいりました。

午後になり、あまり時間は残されていません。
まずは...コールド・ムーン・リバーへ。
キレイな舗装道路がつづきます。2Kmほど入ったあたり、左手に大きな農家があり、
右手には採土していると思しき露頭があります。
一応、何かオモシロイものが無いかしらん?と露頭をチェックしましたが何もありませんでした。
北東に進路が変わります。川も近くを流れていますが登り道になっていて、
川との高度差がついてしまいます。
支流に沿う林道もありましたので、こちらへ車を進めました。
しかし、雪融け水で道路の状態は悪く、ぬかるみも多いので奥までは行けません。
仕方が無いので川の分岐点からスタートしました。
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「あ、川底の色が違うよ」
「泥岩層でしょうか?降りてみましょう」
斜面を降りて行きます。やや谷状のところを流れているため、周りには残雪が多いです。
これまでの川よりも化石の香りが2割増しな気がします。
「ガッパイウニいないかな...」
「やっぱり、ウニ好きとしては絶対欲しいですよね~(+∀+)。弥永さんのところのガッパイウニは黒くてツルンでしたけど、磨きじゃないですよね」
「あのクリーニングの感じはノジュールからじゃないと思うな~」
「きっと泥岩層に直インですよ」
「楽しみだな~。どこかな~(^ ^)」
...ここまで、Ryoに良い化石を採らせてあげられず、少し胸が痛みます。

早速、上流に向かって歩き始めましたが、やはり無いです(涙)
根本的にソレっぽい石が少ないのです。泥岩層もチェックしますが何もありません。
時間が少ないので二手に分かれる事にしました。Ryoは本流をワタクシは支流を。
だんだんRyoの鐘の音が遠ざかって行きます。シバシノワカレ...ケントーヲイノル(+∀+)!!
あと熊タンには気をつけて...。

相変わらず雰囲気は良いのですがありません。何となくカンで川縁の泥を掘ってみると
手のひら大のノジュールを見つけました。洗ってみると何か入っています。
よく観察するのももどかしく、ハンマー振りました。
不完全でしたが大きめの黒いイノセラムスが重なりあって出て来ました。
もはや、グズグズのイノセラさんでもウレシ~(+∀+;)。。。
あるっ!!ココの川には化石があるある~!!
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しかし、沢と林道がこの場所から大きく離れてしまうのです。
他にも出て来そうな予感がして先に進みたいのですが、
一人で行かせてしまったRyoの事も心配なので戻る事にしました。
やや行くと、足下に短い干し草の様なものがワンサカあります。
シカの脚の骨がいくつも落ちていました。モハモハしていたのはシカの毛だったのか~。
あ~ヤな予感。。。間もなく、角も立派な頭骨が出てまいります。
コレは...ちとナマナマですね~。ドライだったら持って帰るんだけどな~。
今度は背骨と骨盤がニョロンと落ちています。
暫くしゃがみ込んで骨を突き回して観察していたのですが、気付けばそこら中に熊タンのウンチさんがテンコモリ....!!!
どぅえ~....「熊タンに気をつけて~」はワタクシの方だったのか(+∀+;)!!!???
イッパイあるな~...。あ~あ...まだフレッシュなのもあるじゃないですか~。
食卓なんだかトイレなんだか...。
キョロキョロ辺りをうかがい、当り鐘を手に持ちカランカランカランカラン...鳴らしてみます。
「ワタクシはこのシカさんにはキョ~ミないですよ~(+∀+;)かえりまー。。。カラコロ」
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本流に戻り、Ryoを追いかけます。
熊タンの事もあったので少し早歩きです。Ryoの鐘の音はなかなか聞こえてきません。
カーブを3つ曲がり、ようやく遠くに赤いジャンパーが見えました。
強く鐘を振ると気がついた様です。鐘を鳴らして返事をしています。
「何かありましたか?」
「ぜ~んぜんない...」
「さっきの支流で大きめのイノセラムスを採りましたよ」
「こっちはぜ~んぜん無いんだよね~...」
すっかりテンションが落ちている様です。
「もうすぐ林道にぶつかるはずです。そこまでにしましょう」
途中、小振りなノジュールを幾つか見つけました。ひとつRyoに手渡します。
「あ...なんか変なの出たよ」
「植物の種子でしょうか」
「こちらは巻貝が出ましたよ。ネ、一応あるでしょ(+∀+;)?」
林道との交差地点が見えて来ました。後ひとつくらい何か欲し~...。
願いが通じたのか、手のひらサイズのノジュールを拾いました。
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「Ryoさ~ん、コザコザ系発見しましたよ~(+∀+)」
「おっ!アンモも入ってるじゃん!?」
「最期の最期でゲット出来て良かったですね...イロイロ入っているみたいですよ。
サンプル程度とは言え、少し収穫があり一安心です。

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「ほらほら、赤ミズバショウ」
「ザゼンソウですね」
「アタシ、ミズバショウよりコッチの方がスキだな」
「キモカワ系大好きですもんね(笑)そういえば...この子は自分で発熱して雪を融かすそうですよ」
「じゃ、コレ、触ったら熱いの!?」
「...いんや...そこまででは....それじゃ煮えちゃいます...(+∀+;)」

ミルキーな川にやって来ました。ここは市街からあまり離れていないので、少々心配です。
建物が無くなってから1km程進みます。
川は場所によって深かったり、道路の下の方を流れていたりします。
どこから降りたものかと悩んでいるうちに、中間地点と考えていた橋まで来てしまいました。
しかし、ここからなら降りやすそうです。
木々の間から大きな露頭が見えます。あれも白亜紀なのでしょうか?
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「今度は公園から突き当たりのT字路まで位の短い範囲です。時間的に、この川がラストです。
今後の為にも破片でも良いので、何か見つけて下さいね」

やはり先行者はいない様です。この川も化石は少ないですが、
欠片の入ったノジュールをいくつか見つけました。これまでよりはマシです。
イノセラムスの破片が多い様です。
Ryoは疲労がたまってきたのか遅れ始めました。
太陽が傾き、光の届きづらい谷間は薄暗くなります。
しばらく何も出ない状態が続いた後、ポリプチの入ったノジュールと、破片ですが大きなイノセラムスを見つけました。
目の前に傾斜のややキツい支流がありました。ここに来て急に出始めたので、
これらの化石はこの沢から運ばれて来たのかも?と思い雪を漕ぎながら登り始めます。
↓は第三紀でしょうか?
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やはり、大きめのイノセラムスの痕跡や破片が多くあります。もう少し登ると沢は分岐していました。
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枝沢はさらに急なのでRyoには待機してもらい、ワタクシだけが登りました。
見つけたイノセラさんはどれも大きいのですが破片ばかり、完全体採取には至りませんでした。
残念ながら、ここでタイムアップです...。
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まだあるんじゃないかな?もっと先も見たいな...と思いつつも、車に戻り、帰り支度を始めると、
どこか「ほっ」とした気分もあり、ワタクシも疲れてきていたかしらん(笑)?と思ったのでした。
さすがのRyoも車に乗るとすぐにウトウト....。井寒台を過ぎた頃にはぐっすりでした。
到着は何時になっても構わないのですから運転も気楽なものです。
途中、富川のセイコーマートでインスタントラーメン、おにぎり、中華まん...で夕食です。
すぐに沙流川にかかる橋を渡ります。
「この川にもアンモがでるんですよ」
「行くか?」
「(笑)グダグダなのに、よく言いますね~(+∀+)あとはずっと寝ててイイですよ...。」
「目が覚めたら、雪国だね....」
ワタクシは二日間の出来事を思い返したり、家についてRyoが「お腹すいたなんか食べたい」と言い出した時の献立を考えたりしながら...夜道をひた走ります。
我が家に近づくにつれ、少しずつ雪が増え、時を遡る様な感覚を覚えました。
春の雪が降りしきる中、11時頃、無事帰宅しました。

今回、奇跡は起きず、普段ならありえないほど収穫物は少なかったです。
何かと残念な事の多い浦河~様似でしたが、ワタクシたちにとっては新地開拓...
それも仕方がありません。いつか、また行きたいと考えています~(+∀+)!!
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by motoronron | 2012-08-25 13:24 | 日高 | Comments(8)
様似海岸の崖では、一応、目的の化石+αを採取出来ました(+∀+)ヨカタ〜。
ここからです....ここからが、ワタクシたちにとって高いハードルなのです。

・様似で白亜紀(アンモはもちろんガッパイウニ(※)が欲しい)
・浦河の山側で白亜紀(同上)

(※)ガッパイ...Ryoの愛読書「わたるがぴゅん!」登場人物、宮城君のあだ名。
沖縄方言で「後頭部の大きいヒト」高さのある白亜紀ウニをなぞらえRyoが命名。

様似市街の西を流れる冬○川へ向かいます。
地質図によると一部ですが白亜紀層が覗いていそうです。
しかし...地図を見ると民家があり、道路と川の間にJR日高本線が走っています。
アクセスはあまり良さそうにありません。

川に沿った道に入ってすぐ踏切があります。少し行くと左手に支流があり、
この沢の上流も気になっていたのですが、突き当たりは民家で車も置き難いです。
川も護岸してあり、水量もあります。ここから上流を目指すのは諦めました。
本流は前述の様に線路が邪魔をし川を見る事ができません。
線路と道路が分かれると橋が出て来ます。しかし下は採取出来ない状態です。
しばらく進むと、よく整備された砂利道になります(これはイヤな予感)。
林道脇では枯草の間から顔を出したフクジュソウやエンゴサクが咲いています。
「あ、フキノトウがあるよ!!今晩、天ぷら作って!!あれ美味しい!!」
「採ってから置いておけないので、今日はダメで〜す。家の周りの雪融けを楽しみに待っていて下さい。一ヶ月以上後ですけど...」
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カーブの先に丸太が高く積んであるのが見えました。やはり伐採作業の真っ最中でした。
辺りには新しいおがくずの匂いが濃く漂っています。
休止中の様だったので、もう少し車を進め、川が見えたので降りてみました。
雰囲気は良さそうに見えるのですが...破片ひとつ、痕跡ひとつ見つける事が出来ません。
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派手なエンジンの音をたて作業用の白いトラックが入って来ました。
慌てて車を移動させてから、作業員の方に声をかけました。
「このあたりで、化石が出ると思うのですが御存知ありませんでしょか〜?」
「ココで化石??いやぁ知らんなぁ...聞いた事もないわ」
山で作業されている方は化石に興味がなくても、何らかの情報を持っている事が多いので期待したのですが残念でした。
後ろからモノスゴイ大型機械を運んで来た他の作業員の方にも訊いて下さったのですが、やはり同じ答えでした。
全く無いのか。あるけど少量過ぎて話題にもならないのか...。
さらに上流を見に行きたいのですが、作業が始まりそうでしたので退散しました。
「いやは〜...やっぱり、コッチは難易度高いです〜...(+∀+;)」
「いつも、すぐ見つけちゃってるから」
「甘やかされてますからね〜(笑)」
「"ボウズで帰らない"がモットーなのに」
「ん....。キビシイですね...。次、行きましょ」

浦河と様似の境を流れる鵜○川にやって来ました。正午になって日差しは強く暑いくらいです。
昆布干場と思われる砂利敷きの広場があります。わざわざここへ持って来て干す様です。
大きくカーブするあたりまでは、立派な牧場が多く川も整備され採取は不可能です。
馬たちは悠々と草を食みながらも横目で闖入者を気にしています。
民家も無くなり、川も護岸が途切れがちに...いよいよ、でしたが...こちらも伐採作業中でした。
山の中腹に信じられない角度でショベルカーがはりついて作業をしています。
アームの先に変わったアタッチメントが付いていて、丸太を掴むと、
その掌中でスルスルと丸太が横に移動します。丸太のどこを摘んでも大丈夫な仕掛けです。
「ああいうのがカッコイイんだよね...♪」と働く車大好きのRyoが写真を撮りまくります。
お昼ご飯を食べながら、しばらくの間、伐採作業を観覧しました。

まず下流へ歩いて行きましたが急に水深が深くなり断念。
続いて上流へ。こちらは、やや良い感触ですが、
化石の入っていそうな石が少ないです。泥岩層の露出も少ないです。
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やっと怪しげな石をひとつ発見しましたがこれだけでした...。
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....なんというハードルの高さ...(+∀+;)!!!
普段ならば「採れないね〜...今日はダメダメですね〜...そろそろ終わりにしますか...」と言っていると
何かポン!と良いものが出るというパターンが多いのですが、本当にダメダメです。
よくよく考えると、先行者の割跡にまだ一度も遭遇していません!!

様似のガッパイウニとの出会いは、まだまだ先の様です...。
最終回・浦河の川編にショボショボとつづきます〜(+∀+;)。
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by motoronron | 2012-08-24 19:39 | 日高 | Comments(10)
Sサイズ 14mmX16mm Lサイズ 40mmX32mm
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殻高53mm 殻径29mm
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殻高28mm 殻径29mm
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殻高37mm 殻長40mm
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殻高125mm 殻長55mm
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厚54mm
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by motoronron | 2012-08-23 17:28 | 日高 | Comments(6)
浦河~様似のプチ採取旅。2日目が始まります(+∀+)...。

カーテンの隙間から差し込む朝日は眩しく、今日は良いお天気の様です。
ワタクシたちが宿泊している「ホテル・イー○ト」はオーシャンビュー。
太平洋に沈む雄大な夕日が売りのひとつなのです。
昨晩は天候悪い中、暗くなってからのチェックインでしたので、海を見る事が出来ませんでした。
勢い良くカーテンを開きます....。オープン(+∀+)!!!

「おぉ~、オーシャンビュ~(+∀+).......(笑)」
「ほほ~、オーシャンビュ~.......(笑)」
「......宣伝文句に偽りナシですね」
「ん〜。たしかに海だね...(笑)さ、行くか」
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夜は冷え込んだらしく、駐車場の水たまりは凍っていました。
車中泊にしなくて本当に良かったです(+∀+;)。
セイコーマートで朝食を仕入れ、再び様似の崖へ向かいます。
浦河警察署前から、道路の両脇にズラーーーッと蛍光黄色ずくめで大きな旗を持った一群が
並んでいます。交通安全キャンペーンです。
「こんな寒い朝に御苦労サマですね~...でも、なんだか緊張して、ワタクシ逆に集中力を削がれるんですけど~...(+∀+;)って...!! Ryoさん!!??」
Ryoが鞄からiPadを取り出し、猛烈な勢いで彼らを激写し始めました。
おそらく、この旅でRyoが初めて撮影した写真です。何かツボにはまった様です。
しばらくして、別の一群が現れました。
「あっ!!またいたっ!!」と、慌てて激写!!激写!!! 通過中も激写!!激写!!
「(笑)...も~、珍しく写真撮ったと思ったら、それですか~...(+∀+;)ワタクシ、運転中は写真撮れないので、できれば途中の風景を撮っておいて欲しいのですが~...」と言うと
「いいよ」と、テキト〜な感じで、ブレボケのローソク岩を一枚だけ撮ってくれました。
海は良い天気の上、大潮なので、昨日は見えなかった岩礁が現れ始めていました。
少し○寒台の事が頭をよぎります。

「えりも○○Km」の表示が出ます。
「襟裳岬」を口ずさみつつ、朝の道路を快調に飛ばし、20分程で崖に到着しました。
落石防止フェンスの途切れるあたりが崖へのアクセスも良く、路側帯も広く駐車しやすそうでした。
車の中で海を見ながら朝食を頂き...さぁ、採取開始です(+∀+)!!
昨日、チェックしたのは左側の方。今日は右からスタートです。
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崖の上の方までコンクリート製のフレームでしっかりと覆われています。
いずれ崖の全てに施すのでしょうか?
危険な箇所ですし、襟裳までの一本道ですから仕方ありませんが、産地がひとつでも、
こうして消えてゆくのは残念に思います。でも...造形はカッチョイイ(+∀+)!
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昨日と違い、こちら側は低位置にも露頭があり採取しやすいです。
数種類の二枚貝、巻貝、ウニ等が散見されさます。岩質は硬い場所もあり化石の分離は悪いです。
カシパンウニは最初から欠損している事が多い様ですが、ウニ自体は比較的硬く丈夫です。
イガイが埋まっていました。イガイ類化石の常ですが厚い殻のわりに脆く、
割れたり剥がれたりしてしまいます。運良く傷の少ないモノを採取出来ました。
膨らんでいますが、朝日の崖のイガイほど異形ではありません。
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S教授の記事によると、絶滅種のPlicatomytilus hidakensisだそうです。
「絶滅種!!」(+∀+;)!!ん~、なんともテンションの上がる言葉です。
今、グーグル先生に質問してみたところ、英語ですが論文が出て来ました。
この論文を、採取前にチェックしていれば...と悔やんでおります(涙)。

グリキメリスが密集していましたが分離が悪過ぎ、なかなか良品を採取出来ません。
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Ryoは手が届かなかったり、割れなかったりで、早くも萎えたらしく
「アタシ、むこう見てくるね~」と枯れ草の中に消えて行きました。

足下が滑り、ちょっと怖いのですが「出来るだけキレイなウニを...」と
岩肌にへばりついて採取を続けます。
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しばらくして、Ryoの姿を探しましたが、またしてもいません...。
辺りを見回していると....思いもよらぬ所にRyoを発見しました。
崖の中腹辺りの出っ張りにチョコンと座って足をブラブラさせいるのです。
(赤い点が見えますでしょうか?)
ワタクシは軽い恐怖を感じ、急遽そこへ向かいます。
Ryoがワタクシに気付いて手を振っています。
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ハァハァ息を切らして草を掻き分け斜面を登って行きます。
そして、次に見上げた時、目を疑いました。
「#"$&#※∑øπ≈ç√(+∀+;)キャーーーー!!!ヤ~メ~テ~!!!」
あろうことか、Ryoがさらに登り始めたのです!!
「いったいドコに行くつもり!?」ワタクシは息も絶え絶え追いかけます。
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ようやくRyoの側まで辿り着きました。一気に駆け上がってきたので足はガクガク...。
Ryoは岩と岩の間の斜面をトラバース中です。
「はぁはぁ...Ryoさん...たんま!!そこまでです...はぁはぁ...ストップ!!....戻って来て下さい」
「ん~...後ろ向けないから、戻れないよ」
「いや...かと言って進むのは不可能でしょう?それ以上行かれるとサポート難しいです!!」
ワタクシ、笑顔のまま心は凍り付いています。
「ちゃんと見てますから、言う通りに足を動かして下さい...」
少しずつ、後ずさりするRyo....手を伸ばし....ふん捕まえました!!!
ようやく、元の位置まで戻って来て座り込みます。
「フ~ッ...。なんで、登ってちゃうんですか~(涙)びっくりしましたよ」
「ん~、なんか、アッチの方までずっと行けそうだったんだよね~(笑)」
「行けません!!ゼッタイに行けません(+∀+;)!!!少なくともワタクシには無理です」
フェンスまでノンストップで転がり落ちそうな斜面に、あらためて下半身がザワつきます。

このあたりでも、幾つか採取しました。さらに上は化石が少ない様に見えました。
遠景に襟裳方面が見えます。
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「ここは見晴らしがイイね~」
「そうですね...心拍数上がるくらいに....」
「潮、引いて来たよ。岩がイッパイ出て来た」
「1時間後がピークです。井○台にリベンジ行きます?」
「もう行かね」
「(笑)じゃあ予定通り、様似方面から順番に気になる川を見て行きます。全部は難しいですが、出来るだけ多く見たいと思っています」
「アタシ....化石のある川がイイんだけど」
「え~え~、そりゃ、ワタクシも同じですよ(+∀+;)!!」

しばらく、座ったまま、海を眺めたり崖を見上げたりしていました。
広く高い青空はゴゥゴゥ....と微かに震える様な音を立てています。
ワタクシたちの体はいつだって地面に支えられているのに、こうして崖に座っていると
その想像を絶する大きさや重さを感じ、不安や緊張を覚えます。しかし同時に虚脱する様な安らぎも湧いてきて、相反する感覚がない交ぜになります。

「いつか、あの洞窟みたいなところも見たいですね。子供の頃あんな所に住むのが夢でした」
「じゃ、行ってくる?」
「いんや!今日は絶対に行きません(+∀+;)!!な〜ぜか朝からヒローコンパイなんですわ」

少し下へ降りて梱包作業をして、それでは...次の場所へ移動しますか(+∀+)!!
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冬2川・ウとマ川編につづく...。
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by motoronron | 2012-08-23 17:25 | 日高 | Comments(2)
前回までのあらすじ。
浦河海岸採れない〜(涙)→よし山側産地なら...採れない〜(涙)→時間が無い!!次はサマニだっ!!

と...いうことで、明日、行く様似海岸の下見に向かいます。
純白のカシパンウニが待っている予定なので〜す(+∀+)。

様似は五年ぶり、今回が二度目です。
まだ免許を取る前、土日祝日・指定区間内普通列車乗り放題「1日フリーきっぷ」で
ふたり旅をしていた事があります。その最後の旅が様似でした。
ほんの一時間少々の滞在でしたが、駅のホームに降り立ち、日高山脈の雄大さに驚きました。

5年前...2月・様似駅
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市街に入ると、記憶が甦って来ました。
「あ、Ryoさん見て見て。このラーメン屋さん!!前に来た時に入ったお店ですよ」
「つぶラーメンのとこだね。まだあったか」
「奥にカラオケやミラーボールがあって飲み屋さんみたいでしたね(笑)」
「じゃあ、この横の道を通って海を見に行ったんだ~」
「まさか様似に車で来るなんて思いもしませんでしたね」
「しかも化石採りでね〜(笑)」
「まったくです(+∀+)。でも、なんだか嬉しいですね...」
五年前の写真を見返すと。海岸で撮影した写真の遠景に今回探していた崖が写っていました。

札幌教育大学S教授の記事によると、海岸沿いに第三紀の露頭がある様なのです。
地形図を見ると可能性がありそうなのは一カ所。
「市街を抜けて...少しカーブすると、すぐです...」
「これ?大きい崖があるよ?」
「どこか停まれる場所は....どぅわっ!!トラックにあおられてる(+∀+;)!?ひ〜っ!!」
一本道なので車通りが多いです。停車のタイミングを逸し、あっと言う間に
通り過ぎてしまいました...。
ヨロヨロ折り返し、とりあえず防波堤の駐車スペースに停めました。
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朝の穏やかだった天気とは打って変わり、重苦しい雲が垂れ込め、小雨も降りはじめました。
風も強さを増し、波が崩れるたび飛沫が霧の様に漂い辺りを濡らします。
まず、防波堤から海岸に降りてみました。キレイな砂浜で、沢山の昆布が打ち上げられています。
いくつか大きな岩がありますが、化石はありません。
どちらを見ても砂浜が続いています。堤防工事もしっかりしてあります。
しばらく探してみると、古い防波堤が波で破壊され、その下に岩が見えました。
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「Ryoさん、この白い破片...二枚貝ですよ」
「たったコレだけ?ジョータイ悪いな〜。」
「S先生のブログでは、採取している学生さんに対して一生懸命とか、頑張ってるとか...そんな表現があった気がします。こんな場所では、そういう言葉は出ないと思うんです。やっぱり、あの崖ですね」
「行ってくる?じゃあ、アタシ、この辺見て待ってるね〜」

道路沿いの落石防止フェンスの隙間から入り、崖に近づきます。
何とも荒々しい様相。頂上は60m近くあるようです。
立ち枯れた葦やイタドリが邪魔をして、掻き分けて歩くだけで息が上がり、汗が流れます。
ななめ歩きで少しずつ高度を上げます。地層に色々入っているのが遠目でもわかります。
ようやく枯草地獄を抜け、岩の露出している部分に近づいてみると大小の礫が多い様でした。
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密な部分に、先ほど海岸で見た二枚貝の破片と同じものを見つけました。やはり、ここで良い様です。
風化した滑らかな所に白く鮮やかな楕円。
とうとう見つけました〜(+∀+;)!!カシパンウニです〜。ウレシ〜!!!
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岩の間をすり抜けながら、もう少し登ってみます。
元来足場は悪く、その上、雪融け水と雨でさらに悪化しグリップがききません。
ここまで来るとかなりの高さがあり、少し恐怖感を覚えます。
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海風は崖にあたって方向を変え、ワタクシの足下から吹いて来ます。
飛び出た岩に手を添え、体を固定し周りを観察します。
手が届かないのが残念ですが、巻貝、二枚貝、大きめの二枚貝の破片(イガイ?)ウニなどあります。
遠くからノジュールかな〜?と思っていたものは、大きめの礫でした。
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また明日来るのだし、とりあえずはRyoさんにお土産...と思い、ウニの破片を握りしめ降り始めます。
泥の流れた跡はもちろん、斜面に沿って倒れた枯れ草も滑りだすと止まらず怖い思いをしました。
こういう場所のアップダウンは本当につかれます。汗だくになって下へ辿り着きました。

海岸へ降りると、Ryoさんがいませんでした...。
車で待っているのかもと戻りましたがいません。おトイレでもない様です...。
まさか、波にのまれたということは無いだろうし...(+∀+;)。
それから大分経ち、遥か彼方、点の様に赤いジャンパーが見えてきました。
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「ど〜こまで行ってたんですか〜。心配しましたよ〜...。」
「なかなか戻ってこないからさ、ずーーっと歩いていっちゃったんだよね〜」
「...そう...(+∀+;)お疲れさま...」
「チョウチョの形の貝殻とガラス玉とプラッチックの浮きをひらった」
「貝はヒザラガイの一部ですかね...?ワタクシの方は...じゃ〜ん(+∀+)ウニです!!」
「あったんだ〜。朝日の崖(岩見沢)のよりずっと大きいじゃん!!」
「他にもまだまだありそうなので、明日は早起きして来ましょうね」

車通りの多い道路で慌てて着替え、浦河のホテルへ向かいます。
「....なんだか、顔がすんごく生臭いんだけども...」
「(笑)潮かぶりながら歩いてたからですね。だけど、こんなドロドロの格好でホテルに入って行くの気が引けますね〜...」
「ダイジョブ×2...(^_^)v」
Ryoは出張が多く、年中ホテル生活なので馴れたものです。
ワタクシは数える程ですから、ちょっとキンチョ〜。
宿泊する「ホテル・イー○ト」は、オーシャンビューだそ〜です(+∀+)。

お風呂に入ると今日の疲れが出て、ふたりともバスタブの中でグッタリ土左衛門。
このまま眠ってしまいそうなので、気合いを入れて夕食を食べに行きます。
二人で外食は珍しいです。散策も兼ねて繁華街をぐるり周ってみました。
どこも路駐であふれ(笑)地元客で賑わっている様で店外まで明るい声が聞こえて来ます。
結局ホテル近くの、地物の魚介が美味しいという居酒屋に入りました。
ここも常連さんでイッパイ、大騒ぎです。夫婦二人では捌ききれずアワアワ状態(笑)
つきだし2品、シシャモ、刺身の盛り合わせ、海鮮汁、地鶏丼、ビール3杯、焼酎のお湯割り...。
土地柄、お刺身はどれも新鮮で甘く美味しかったです。
店を出ると、ほろ酔いの頬に冷たい夜の潮風が気持ちが良かったです。

部屋に帰り、これまた久しぶりのテレビを見ながら(拙宅テレビレスなので...)
ポテチとビールを飲みます。Ryoが番組についてアレコレ教えてくれました。
Ryoが眠ってからも、ワタクシはさらにビールを飲みつつ、地図をチェックしたり、
他に何か情報がないかしらん?とiPadをチョイチョイしながら過ごしました。
皆様のブログもチェックしてましたよ〜(+∀+)。

さて...明日は良い化石が採れるでしょうか...。様似の崖からスタートです。
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by motoronron | 2012-08-22 20:07 | 日高 | Comments(6)
超有名産地、浦河海岸での採取はイマイチの成果でした...。
こんなコトもあろーかと、他に化石の出そうな場所をいくつかチェックして来たのです(+∀+)!

ホテルのチェックインまで、残り時間わずか、でも頑張って探すのです~。
まずは~、絵を描いたり笛を吹いたりしたくなる様な川です。
ココは一部のみの産出となっている様です。もしかするとキビシイでしょか?

駐車場から少し静内側へ戻り、山の方に向かいます。踏切を過ぎ、どんどこ行きます。
予想よりも規模の大きな牧場が多く、どこもしっかり整備されています。
いつもの様なお気軽採集が出来そうにありません。
小さな川でもキンキンに護岸している場所が多いです。
馬は繊細な生物の様で(子供の頃乗馬をした事があり馬の過剰なビビリに、こっちがビビった程です)
生産者の方もその点は気を使っておられるでしょうから
牧場近くでのコンコンも出来るだけ避けようと考えていました。

最初の白亜紀層がある場所は完全に牧場の真下。これは地図にもあったので諦めていました。
次の白亜紀ゾーンは支流に沿う林道との分岐あたりから...。
山に近づくにつれ残雪が目立ち始めます。
道路にも所々積もっていて、ハンドルが取られ走りづらいです。
林道は通行止め。Ryoには待機してもらい、支流のチェックに降りてみます。
ん~(+∀+;)ゴガーン。沢の雰囲気は臭うのです。でも、見つかりません。
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「ど~ぉ?ある~??」
Ryoが、のり塩ポテチを片手に声をかけて来ます。
「ありませんが、雰囲気はイイ感じです。本流へ移動しましょう」
道路脇の露頭も調べますが、ありません。

この季節は夏と違い、木々は落葉し、枯草もペシャンコで見通しが良いので助かります。
作業道を見つけ本流に降りてみました。よさげな泥岩層がありました。これは期待大です。
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「ココからですと上流方向へ広がっているそうです。もしノジュールが無くても、泥岩層に直接インもあるので、良くチェックしてくださいね」
「ここも護岸してあるね」
「ん~、どこも手が入っていますね。今日は痕跡だけでもイイので見つけて下さ......」
「バシャーンンッ!!!!」
突然、Ryoが水の中に手を突き入れました。横にいたワタクシにも豪快に飛沫が飛んできます。
「....(+∀+;)....ど、どうしました??」
「獲ったっ(^o^)/!!!!」
振り上げたRyoの手には、大きなカエルが前後の脚をピーンと伸ばして握られていました。
「....なぜ、いきなりカエルを...?」
「足下に流れて来たから」
「??...そうですか...(+∀+;)手袋も袖もビチョビチョじゃないですか...寒いのであんまり無理しないで下さいよ〜...」
ナンダ...今のは....。狩猟本能なのか...?(+∀+;)...ドキドキ。。。

「あ、見て下さい!!これ、イノセラさんの抜け跡じゃないですかね?結構大きめですね」
「コッチのもそうかな?」
「一応、白亜紀ゾーンにはいるようですね...」
「おっきいイノセラ欲しい〜!!」
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けれど...発見はこの抜け跡だけでした。
この後、道路と交差した先の上流へも行きましたが、ありません。
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今日はタイムアップ...。

「なんだかんだ言っても絶対ボウズで帰らない!!」が、信条のワタクシたちですが...お手上げです。
たったコレだけのチェックで「浦河あんまし無い(+∀+)!!!」とは言いませんが、
いつも甘やかされているからか、正直キビシ〜感じです。
一見自然が多いのですが、前述の様に牧畜の為の開発と整備が安定して施され、
故にノジュール等の供給も少なく、採取出来る範囲も限定されてしまう様に思いました。

「では...様似のウニの場所がどの辺りか下見してからホテルへ行きましょう」


浦河〜様似の採取記、しばし続きます〜(+∀+)。。。ちゃかちゃかりん。
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by motoronron | 2012-08-22 02:06 | 日高 | Comments(4)