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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

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暑がりで汗かきなワタクシは、どんなに虫の多い時期も防虫ネットは被りません。

すぐ汗を拭えない方が不快だからです。何より視界が悪くなるのが困ります。


熊本生まれ熊本育ち、生粋の”くまもん”のRyoは暑いのはへっちゃらですが、

虫刺されには弱いので防虫ネットは必需品です。それでも視界の悪さにはストレスを感じていました。


「顔の部分だけに透明プラスチック板を縫い付けよう」と話していましたが、

休みは探検ゴッコに忙しく、なかなか作るヒマがありません。

そこで、同様の商品があるのでは?と探したところ、まさに希望していた通りの商品を見つけました!!


『防虫ネット レンズ付き H-775』

残念ながら、レンズ付きとはいえ、遠くのノジュールを拡大して探す様な機能はありません。

ポリカーボネート製で普通の樹脂より丈夫です。


防虫ネットの細かい目でも、石の破片や砂は通してしまい、

これまで何度もRyoの目に入ったので心配していましたが、

このネットならばゴーグルとしても期待出来ます。


価格は700円台~2,000円台。

お安い店もありましたが、送料が高いのが難点です。

お近くのホームセンターで取り寄せ出来るのならベストと思います。


「この夏! 虫の煩わしさから解放されて、クリアな視界で化石採取をしませんか!!」


しかし…商品説明を仔細に読むと、このネット、防虫は出来ても防霊は出来ないようなのです。

使用例の写真でもネット内に一体入ってしまっています。

夏は霊が大量発生するそうですから仕方がないですね(+∀+)!!


「この夏! 霊の涼しさに癒されながら、クリティカルな視界で化石採取をしませんか!!」






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by motoronron | 2014-07-21 05:00 | その他 | Comments(26)

ダイスキノ川を過ぎ、山を越え7km。スキスキノ川上流に出ます。

一昨年まではダイスキノ川上流部で伐採作業をしていたため

絶えず重機が往来し林道の傷みが甚だ激しく、ワタクシの車では全く奥へ進めませんでした。

昨春、どうにか走れる程度の補修が入り、憧れだった未知の産地へ行く事が出来ました。

そこは、すっかり化石が少なくなってしまったダイスキノ川に代わる新天地でした。

ノジュールもそこそこあり、林道が並走し、大きな砂防ダムはひとつだけ。

ぬるい採取が専門のワタクシ達にとって理想的な川なのですが…。

とある事情があり、下流へ行けずにいました。


いつものスタート地点の大きな露頭。昨年、1m近いプゾシアが嵌っていました。


6月上旬

なんと運の良い事か!! 未体験ゾーンへ進む事が出来たのです。

「なるほど~…こんな感じだったんですね(+∀+)」

「これじゃ気軽に入れないね~」

「道は酷いですが、なんとか進めそうです。行けるところまで進みましょう」

「昔の林道まで行けるかな?」

「…たぶん無理だと思います。シューパロダムは3月頃から試験湛水をしていて、今は満水位まで上がっているので標高300m位まで水没していると思います」

「じゃ、全然ダメ?」

「旧林道は270~280mだったので完全に水没ですね。それどころか、今向かっている手前の横沢すら下流は水没しているかもしれません」

「昔の林道を通れたら最高だったのにね」

「一度見てみたかったですよね~。ずっと奥まで行きたかったです」

「絶対に行けないとなると”イイもの”が沢山あった様な気がすんだよね(笑)」

「ホントですね(笑)アクセスしにくい場所でしたから、あまり人も入っていなかったと思います。何より広大でした。時代もコニアシ、チューロ、セノマ、そして上ではサントニもあったんです」

「あ~!! 残念だな~。水引いてもダメかな?」

「すぐに道が消滅するとは思えませんが、一度、水の底になると、もう車では行けないと思いますよ」

「うあ~…急に道が悪くなってきました。スタックしたくないです(+∀+;)!!」

「あ…川が…ダプダプになってる」

「この辺りは完全に沈んでますね。そろそろ終点…って~!!! 道がありませんっ(+∀+;)!!!」

あわててブレーキを踏みました。

「….危なかったね~。道が川になってる...」

「ビックリしました。通行止めにしてないんですね。まぁ、これで水没地点もわかりましたし、諦めもつきました…。少し戻って護岸から降りましょう」

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「石はありそうですよ。ほら、イノセラです」

「ここはコニアシ?」

「そうです。上流はサントですが、この辺りは全部コニアシなんです。ミホちゃんでもトンゴボリでも採ってください(笑)」

大きめのノジュールはいくつもありますが中がパッとしません。

ワタクシ達の好きなコザコザ系も殆どありません。


「これ割って~」

「あ~…こりゃまた...大きいですね(+∀+;)」

打つ度に火花が散り、ハンマーが跳ね返される硬いノジュールを汗だくで割ります。

しかし、どこまで叩いても微妙な状態のイノセラばかり。

「はぁはぁ...。もぅ、ダメです~力尽きました~…手も痛いです」

「ん~残念…イノセラ玉だっか」


下流へ移動してゆきます。

「さっさきの水没ゾーンまで行きましょう。あっ!! Ryoさん!!大きな金魚がいます(+∀+;)!!」

「…鯉、でしょ…」

「あ…そか...(+∀+;)思わず金魚って言っちゃいました」

「こんなところにいるんだね」

「誰かが放流したんでしょうかね~」

鯉は近付いても少しも逃げる素振りをみせず、この広い水場が全て

自分だけのもの…とばかりに、ゆったり静かにヒレを揺らしていました。

「こちらも化石が少ないですね…。期待してたので、ちょっとガッカリです」

「横沢の方を見よっか」

「そうですね。じきにあそこも沈むかもしれませんし」


ここは広い沢ではありませんが、倒木の多い事をのぞけば歩きやすい沢です。

途中、いくつか露頭があり化石の痕跡もあるので、

ここからも随分供給されていると思うのですが、めぼしいものがありません。

「無いな~…」

「巨大アンモの破片は随分あるんですけどね~」

日が長い6月でも北へと伸びる細い谷川に光は届かず、石が見にくくなってきました。

「やっとデンセが出ました。もうすぐ4時です、この先はまたにしましょう」


いつものスキスキノ川のポイントでプチ採取をした後、

以前から気になっていた「ヘアピンカーブの谷」に降りる事にしました。

「あそこは林道に沿って露頭がありますし、林道の下も露頭なので沢にはノジュールがたまっているんじゃないかと思うんですよ~(+∀+)」

「あの急な谷を降りるのか~」

「本当の下までとなると大変でしょうけれど、林道からならなんとかなりますよ」

クラクションを数度鳴らしてから、10m以上一気に降りて行きます。

薄暗い中、腰を屈め、目を凝らしながら化石を探します。

「ノジュールはありますが期待した程ではないですね。もーりんさんの図鑑の様に、ドン!とメヌイテス!という瞬間には出会えないもんですね~(笑)」

「ないもんですね~。ん~…これは小さなゴードリとダメ…か。あ、これは!?」

「大きめのプゾでしょうか!?」(その夜、ポリプチと判明…(汗)

さらに細く急になった所に来ました。「今日はココまでに...」と言いかけた時、

頭上から「バキッ!!! ……バキ…パキ…。パキリッ…」と、かなり重量のありそうな生物が

ゆっくりと枝を踏みしめながら歩く音が降ってきました。

すかさず熊スプレーを手にし、大きな声でRyoに話しかけると足音はやみました。

しばらく、その場で耳を澄まし、相手の動きを探ります。

足音がやんだのは、ワタクシ達に気付いて歩みを止めたからか、落枝の多い場所を過ぎただけか、

横の細い沢を登っていったのか、それとも林道へ出たからか...。

ヘアピンカーブの林道に挟まれた深い谷、左右どちらも急斜面で上がる事は出来ず

沢を戻り林道に出るしか方法はありません。事態にどう対処するのが最善か...。

頭中では半ば自動的に様々なシミュレーションが浮かび、繰り返されます。

僅かの時間が随分と長い時間に感じられました。やがて、緊張の静寂が過ぎ、

せせらぎと微かな鳥の声が耳に戻ってきたところで、少しずつ遡上をはじめました。

林道に顔を出す瞬間、そして車までのわずかな距離を恐ろしく感じました。


「ふぅ...おつかれさまでした~(+∀+;)。。。」

「最後の最後でビックリだね」

「全くです。パッと着替えて帰りましょう。次回はスキスキノ川の奥の山も越えますよ~」

「とうとうチューロゾーンか、楽しみだな~(^ ^)!!」






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by motoronron | 2014-07-18 23:25 | 夕張 | Comments(12)
はい、続けてドンドコドバドバ記事をアップしますよ〜(+∀+)。。。

これまで、ワタクシ達は"クマ除け鈴"として、くじ引き等で使う"当り鐘"を使っていました。

「Fossil of Japan -電脳日本の化石集-」の「かせき風土記」というページに
「アンモナイトは神の石」やアンモナイト絵本でおなじみのイラストレーター
三輪一雄さんがエッセーを寄稿しておられます。
2001年、三笠博物館を取材で訪れた際、故・早川浩司先生の案内で化石採取へ、
そこで、入渓前に早川先生は大きな鐘を振り鳴らしたとのこと...。
ホームセンターで売っているクマ除け鈴に不安のあったワタクシは、これを読み、
「これじゃ×2(+∀+)!」とすぐ買い求めました。

Ryoさんのリュックにぶら下がっているのが当り鐘。
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柄を持って「カランカラン!」と遠くにいるパートナーの注意を引いたり出来、
それなりに便利ではあったのですが、鐘とのジョイント部分がそろそろ壊れそう...。

ベテランの方々の鈴は「カラコロ....」と、いつも良い音がしています。
先日、帰省したイモートさんとアウトドアショップでクマ除け鈴を買いました。
多くの商品の中から「これなら、今のよりうるさいかも(+∀+)」
と思えるカウベルタイプを選びましたが、
現地で比較したところ、当り鐘の方が大きい音でした。
また、カウベルタイプより高い周波数が多いので音が通る様でした。

Ryoさんの鐘も壊れそうだし...新しくしちゃいますか(+∀+)!!

「もとろん化石舎」から新発売!! 『スーパー・カラコロ 壱号』

新発売なのにすでに年季が入っているのはご愛嬌...(+∀+;)。
ビンテージ加工を施してあるのです...。
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化石採取を始めた当初に使っていた大きな鈴も再利用。
かわいいアクセントとなっております。
差込み錠は、これまでのカラビナより、はるかに着脱が楽です。

実は...前回の記事「夕張川上流・3日目」でRyoさんのリュックに下がっていました〜(+∀+)。





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by motoronron | 2014-07-14 22:37 | その他 | Comments(20)

5月末


昨夏、ひとりぼっちで下見に訪れた、あっぱーさんどりばー系の産地。

今回は、セノマニアンの石(三笠層)が多いと聞いて

ずっと行くのを渋っていたRyoを連れ、ようやく本格採取です。

前回は、下見だというのに肝心なカメラを忘れ、悲しい思いをしたのでした…。


“今年は冷夏”というのがウソの様な、朝から暑い日。

窓からコウコウと初夏の風を入れながら、久しぶりに275号線を北上します。

「ナニかあるかね~…」

「基本的にサントニアンでコニアシちょいかみ…なのですが、ワタクシが歩いた限り、その時代の化石は凄く少ないのです。それよりセノマ石が多いのでビックリしました。化石が含まれているのは殆どその石かもしれません。でもセノマ石なのに柔らかいんですよ~(+∀+)あれなら、硬いの嫌いなRyoさんでも大丈夫ですよ」

「アンモでるの…?」

「…で、出ます…。デスモとか見ました。5mmくらいですけど…(+∀+;)」

……

「でも…三笠層ならいつものチビウニが出るかもしれませんよ。それどころか超多産地かもですよ! Ryoさんウニ好きでしょ??それに福童上よりも殻の保存や分離が良いんですよ~!」

「サント少なめな上、セノマか~…やっぱし採れる気しないな~」

「ま、ま、ま…新地開拓は大事な事ですよ~(+∀+;)!!」

「ま~ねぇ」


「もうすぐ着きますよ」

「あれ…このあたり知ってる」

「随分前に始新世の植物化石や二枚貝化石を採取しに来ましたからね」

「そうだ、公園の東屋でハンバーグ弁当食べたんだよね~。また作ってよね」

「あの日も、すごく暑い日でしたね」

細い砂利道に入ります。道路脇には緑に隠れて函淵層の高い露頭が見えます。


「この川です。どうですか?」

「うん。思ってたより明るくて歩きやすそうな川だね」

「きっと、三笠層の石は降りてすぐに見つかると思いますよ」

「あの大きいの、ノジュールかな~」

「(笑)めちゃくちゃ大きいですね。でも、先日、三笠のドバで皆さんが割ってたのは、あんな感じでしたよ」

「あんな大きいの割るの!?」

「えぇ。ベテラン様達は割ってました(+∀+;)」

「スゴイな~…あれを割れなきゃマンテリと会えないんだ。大変だね」


「Ryoさんの足元にあるのはトリゴニア砂岩ですよ」

「ホントだ〜、おなじみの石だね」

「ほら、アンモマークのあるノジュールがありました」

「アタシも見つけた~!! なんだ思ったよりあるじゃん」

「ですよね~!!ですよ~、そーなんですよ~(+∀+;)!!きっと、入る人も少ないでしょうから、今後も期待出来ますよ~」

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しかし…以降、Ryoはノジュールをほとんど発見出来ず…。


「いや~、なかなかありませんね~。それにしても...ココは本当に気持ちの良い川です(+∀+;)ははは」

「ノジュールあれば、ね…。…ちっ、これも全部トリゴニアかっ!!」

「…(+∀+;)。それも良いですよ。福堂上で保存の良い物はあまり採取出来てませんし、二枚貝や巻貝もいろいろ集めたいのでよろしくです」


「お、スカフィテスが出てきましたよ。ここでコニアシ系のノジュールは初めてです。イノセラもキレイに出ました。お持ち帰りと...」
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化石が寄って入っているのでポンポン割ってゆくと...破片がキラリと光りました。

(もしかして、今の…サメの歯!?)

拾い上げると紛れも無くサメの歯の化石でした。

「Ryoさ~ん!!サメが出ましたよ~!」

「おぉ~。やったじゃん。最近サメ採取しているから、だいぶサメ目になってきたんじゃない?」


「う〜ん。サントニのド真ん中なのですが…まだまだ三笠層の破片が多いですね。今、上流に向かって右側にある横沢はセノマで、これまで見た石は主にそこからの転石です。ここから先に転がるのは1kmほど上流のセノマからの転石でしょう。最上流部にはアルビアンだってあるんですよ~。山の向こう側に流れるオーガスト沢と対称な感じなんです」

「その沢の方が化石イッパイ採れるの?」

「…(+∀+;)…さ...さぁ。どうでしょう...。でもコッチよりは良いかもしれませんね。よく名前を聞く有名沢ですから…。今度、行ってみましょうね」


「あっ!何だコレ!?」

「魚の卵でしょうか…?キレイですね」

「石をうらっ返したら付いてたんだよね」

「 ほとんど隙間も無いのにどうやって産んだんだか...」

「黒い点々は目なんだ。ね、みんなコッチ見てるよ…(笑)」

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三笠層の石がずっと続きます。

フォラドマイアとサンゴが出ました。なかなか保存がいいサンゴです。

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この巻貝はやや大きめ。


「お、この川で初ピンナです」

「やっぱり、ピンナはカッコイイね」

「ここはアンソニアが少なめでオボ様(エントリューム・オボバータム)が多いんですよ。三笠よりやや大きめサイズが目立ちます」



前回、ワタクシが下見したポイントを過ぎました。

「ココからが未知のゾーンですよ。楽しみです」

「でも...なんだかノジュールもセノマ石も少なくなったような...」

「ん~確かに(+∀+;)この泥岩質の河床にもあまり無いですね。雰囲気は良いんですけどね~」


しばらく行くと川岸に小さな露頭が続きノジュールが無数に入っていました。

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「なんとなく普段の感じと違うけど、これも白亜紀なの?」

「地質図ではこの辺りに新生代は無いので、たぶんそうだと思うのですが…」

いくつノジュールを割ってみても何も入っていません。

「何か破片でも入っていると参考になるんですけどね...」

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倒木をいくつも越え進みましたが、大した発見も出来ぬままタイムアップ。

帰りしな、先のノジュールゾーンで往生際悪く割り続けたところ、

一つだけダメシテスが出てきました。良かった~(+∀+;)。。。


次回の上流探査に期待です。








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by motoronron | 2014-07-13 23:53 | もろもろ産地 | Comments(6)

『You張川上流・3日目


「ん~…。いつもより早起きしたハズなのに...。なぜかお昼ですね(+∀+;)」

「はい...。今日もセーコマのオニギリが美味しかったです」

「さて、今日は1日目のポイントから下流へ向かいます。コニアシ中心、チューロニアン転石アリアリと言った感じです」


やはり、しばらくはチューロニアンの化石が目立ちます。

気になっていた横沢でアナゴーを発見!やっぱり、ここはコニアシアンで正解の様です。

「Ryoさ~ん、アナゴー採りましたよ~」

「キレーだね。家にある中ではかなり良い方だね」

「何より、ヘソが一発で出てきたのが嬉しいです(+∀+)」

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「ん~、コレはムラモトセラスというヤツでしょうか。結構出てくるのですよね~…」

「でも、全部、壊しちゃってますか(笑)?」

「ハイ…(+∀+;)」

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謎のアンモを拾いました(そして...回収し損ねてしまいました(涙)。

拾った方がいらっしゃいましたら、正体が何かお教え下さいませ。

はじめ、ダメシテスかと思ったのですが、変形している訳でもないのに、

断面が随分と薄いのです。ワタクシめには全く予想がつきません。

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右の方、螺管の断面がシュッと細いのです。


「ん~っ!!こ、これは!? いわゆるひとつのフォレステリア様系をキャッチングですか?」

横にはやや小型の同じアンモが入っている様です。

余分な石を叩くと突起が出てきました。

最近、この手のデコデコ系を目にする機会は増えたのですが、

とにかく経験が浅いので、ワタクシにはなんだか分からないのです。

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美しい露頭が続きますが、風化したイノセラムスをわずかに確認したのみで、

嵌っているノジュールに化石は殆どありません。

それでも何かひとつくらい…と思って探していると、風化したプゾシアを見つけました。

「カッコイイけど、泥アンモだね~」

「縫合線もキレイなのでなんとか持ち帰りたいのですが、どんどん崩れちゃいます~(涙)」


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「今日も沢山とは言えないけど、そこそこあったね」

「次回は…自力で道を補修して、さらに奥へ行きますよ~(+∀+)!!」

「よし、行くぞっ!!」



<後日談>


Mailにて...

[ アルビアンさ~ん(+∀+)!!化石の同定シルヴプレ!! ]

[ 持ってきなさ~い(^0^)!! ]


「これが~、昨晩、メールで見て頂いた時に”バロイシセラスかな〜”と仰っていたアンモです。何個かくっついてるみたいなんですよ~。ホクホク。」

「ん~…(^_^;)??現物見たら違うな…。異常巻き?」

「いっ!!異常巻きなんですかっ!?これ(+∀+;)」

「ほら、ココがこうきて...こうなって...。ちゃんとクリーニングしないと分からないけれど、突起の感じからするとマリエラかな~」

「な、なんと、マリエラ系様ですか...(+∀+;)セノマゾーンが上流にはあるですが、まさかのアンモ…です。予想もしませんでした」

内心、ワタクシめは嬉しさよりも、パーツをちゃんと持ち帰ったかドキドキでした。






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by motoronron | 2014-07-11 20:46 | 夕張 | Comments(14)

『夕B川本流・2日目』


岩見沢を通過中です。

「そう言えば、出張中マクドナルドのW杯バーガー、何か食べました(+∀+)?」

「食べたよ~」

「何バーガー食べました?」

「ん~、ブラジルだったかな?でも、アレはあんまりオススメしません。イメージと違った。もっとボリュームあるかと思った」

「へぇ~。じゃ…何ジルがオススメですか?」

「のっぺ汁」

「 ∑(+∀+;)!!!」

「JALで貰ったマック無料券沢山持ってるから寄ってこうか」

お目当てのコルドンブルーは完売。結局、ブラジルとジャパンを購入。

「へぇ…バンズがサッカーボール模様で凝ってます。味は…バーベキューソースか、なかなか美味しいですよ。シュラスコのイメージでしょうか」

「分けっこしようね。はい、コッチはメンチカツ」

「うん、揚げたてサクサクで美味しいけど、あっさりです。洋食屋さんの味かな。それならデミグラ欲しいですね。ところで、W杯、日本ってどうなんですか?」

「ん、負けたよ」

「 ∑(+∀+;)!!!」


「はい、今日もやってきました夕張川に~」

「はい、お昼を過ぎてやっときました~」

「今日はMS沢の合流より少し上で降りましょう」

「コニアシですね」

「そうです。サントニ石は少しあるかもしれませんが、昨日と違ってチューロニアン石は少ないと思います」

「サントニとコニアシなら結構拾えるかもね(^ ^)」

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ところがところが...。

河原は広く、良い感じの露頭もあるのに化石が少ないのです。

午後の日差しは強く気温も上昇。広い川を左に右に隈無く歩くワタクシ達はグッタリ。

初めは「無い無い」とこぼしていたRyoも無言になってしまいました。

「イノセラとアナゴーの破片は多いんですが、ちゃんとしたのは無いですね…」

「先に入った人の割跡も少ないよね」

「割跡見ましたが、あまり大きいのには入ってないみたいです」


これは、コリグノニ系様の一部でしょうか...。

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「あ…!!これは...アカント系のスレ」

「残念だな~。小さくてもマルッとしたのが欲しかったね」

「スレがあるんですから、きっと、いつか完品に出会えますよ!! …とか、言ってみちゃったりして~(+∀+)」

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すっかり疲れてしまい、日も傾いてきた頃、50cm程のノジュールをみつけました。

これまで、中身の入っていないタイプの石でしたから、

あまり期待せずに、力いっぱい何度も叩きました。

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ポーンと飛んで水に落ちた破片にアンモの模様が見えました。

「ア...アナゴー??」

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ようやく、まともなアナゴーに出会えたかも…と小割りをはじめると、

5~6個入っているのがわかりました。

「Ryoさ~ん、アナゴーが出ましたよ~!!それもイッパイ~。アナゴー玉でした~(+∀+;)!!」

状態が良いとは、とても言えませんが、最後の最後で見つけた密集化石、嬉しいものです。

「あれ、このヘチマみたいな石にもアナゴーが...」


「いや~、やりました!! ワタクシって ”そろそろ帰りましょうか~”という時に良い物のを採っちゃう事が多いんですよね~」

「たしかにそうだね。…じゃ、もっと早く”帰りましょう”って言ってよね」

「今度から現地に着いたら、すぐ言いますっ(+∀+)!!」

「それは、あまりに見え見え…」

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ズシリ重くなった背中にホクホクしながらしばらく進むと、

林道がぐっと高くなりはじめる地点に来てしまいました。

その上、ここから先は林道もどんどん離れてしまいます。

次に川と林道が近付くのは約2km上流。日が長いとは言え、

重い荷物を背負って5時過ぎに延々と林道を歩きたくはありません。

「Ryoさん...この斜面を登りましょう。10m以上ありますが、左側は少しなだらかで低いですし、掴まる木もあります」

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「ハーハーヒーハーゼーハー(+∀+;;)!!!!!」

何十キロもの石を背負って登るにはあまりに辛過ぎる角度でした。

手摺りになる樹々も乗り越えなければならず、早くも息が上がります。

「バーハーブューハーゲーハー(±∀≡;)!!!!死ぬ死ぬ死ぬ!!!!」

やっとの思いで登りきり、吐きそうになりながら薮を漕ぎ、林道に膝をつきました。

「はぁはぁはぁはぁ...久しぶりにハードでした~…」

「はぁはぁ...今度来る時は、もっと早い時間にスタートしなきゃだめだね…」

「ですね~。それでも、収穫物があって良かったです(+∀+;)。これでボウズだったら目も当てられません」

「さー、どんな標本になるのか楽しみだな~」

「…あまり期待しないでください...(+∀+;)なんせ重なって密集してるんです。何個か救えれば上等ということで...」







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by motoronron | 2014-07-11 20:22 | 夕張 | Comments(8)

おひさしびり~(+∀+)!!


5月にワタクシめのオトータマの信金が高速で光速入院&拘束手術をしてから

毎日病院通いをしてみたり、畑おこしてみたり…とかなんとか、イロイロあって…

あったので…巡検に行く気がすっかり無くなってしまった…というワケもなく、

あちこちウロウロしておりました。が、クリーニングやブログを書く気力は

全然ナッシング!! だった。という事にしておいて下さい(+∀+;)。。。


比較的最近の活動を羅列すると…。


・apogon2さんとK師匠様さんと三笠アラサーの沢

・アルビアンさんとアンキロさんとジュリアさんと芦別サメの歯ゾーン

・Ryoさんと芦別本流

・Ryoさんと上砂川系の白亜紀

・アルビアンさんとアンキロさんとジュリアさんと芦別サメの歯ゾーン

・ZX9-Rさんと早朝・憧れの羽幌隧道系

・イモートさんと芦別川本店&支流

・Ryoさんと夕張川本家

・Ryoさんと夕張川本元

・Ryoさんと岩見沢系白亜紀

・恒例メンバー、ホークさん親子、サブチリさん、Sセンセと芦別奥地

・Ryoさんと夕張川本舗

・Ryoさんと夕張奥地


さて…どれを書いたものか…(+∀+;)。

ドレニシヨウカナカミサマノイウトオリペペンガペンノカキノタネパパンガパン!ダ~レガコロシタクックロビン…。

ハイ!! 決まりました。夕張川上流篇を書くです。


一挙に3本アップしますが、軽めですのでヨロシクです。



『夕B川上流・1日目』


Ryoが3週間ぶりに出張から帰ってきました。

夕食は札幌で買ってきてくれたお肉でステーキ丼です。

「ねー、明日ドコ行く?」

「すぐにお出かけして大丈夫なんですか(+∀+;)?」

「全然だよ~。でも今年はダイスキノ川もスキスキノ川もダメなんだよね」

「えぇ…昨年の石があまり動いていないですからね」

「ドコが良いのかな~?今時期はどこも人が入ってるしな~」

「そもそもマイナー産地は石が少ないですし…やっぱり大きな川でしょうかね」

「芦別行く?」

「ん~、無いとは言いませんが、先週、イモートさんと行った時は随分石が少なかったですよ。Ryoさんブチ切れるんじゃないかな~…(+∀+;)」

「じゃあ、幾春別にするか」

「そうだ、夕張にしましょうよ(+∀+)!! 上流の方は行った事ないですもの」


夜、地形図や地質図をプリントアウトし予習と対策を練りました。

仔細に眺めていると次々と妄想が湧き、目の前に広がる風景に心が弾みます。

採取において、とりわけ楽しい時間のひとつです。


翌日、ママーサマを札幌の病院に送り届け、三夕トンネルを抜けて久しぶりの大夕張へ。

「さぁ、間もなく到着ですよ」

「ゲートの向うには行った事なかったんだね」

「以前は鍵を持ってなかったですからね~。記憶では随分大きなゲートだと思っていましたが、普通のゲートだったんですね(笑)」

「良いお天気だけど...暑そうだな~」

長い間、雨が降っていないので渇水し広い河原が現れています。

それでも水は澄み、陽光が川底の石を明るく照らし、小魚が機敏に泳ぐ様も分かります。


ゲートを過ぎるとすぐに大きな露頭が見えました。


「ん~、いかにもって感じだね」

「本で見て憧れてた”露頭”って感じですね(笑)」

「ドコで化石採れるの?」

「たぶん…ここでも、そこでも...全部です」

「今日行くところは、ナントニアン?」

「一部、サントニアンが出ている様ですが、主にコニアシアンです。今日は下見なので、出来れば上流のチューロニアンまで行きたいです。気になる支流も沢山あるんですが…林道の状況次第ですね。」

「コニアシか~、芦別みたいな感じだ」

「川も広いですし似てますね。蛇行しながら歩くので距離は稼げませんから、何度も通いましょう」


「所々、穴はありますが道は比較的整備されている方ですよね~…あ~あの露頭もイイ感じだな~」

ズガッ!!!!!ンゴリンゴリゴリッ!!!

「きゃ~!! 言ったそばから底を~(+∀+;)」

「…ちゃんと前見て運転してくれる?」

「はい~…。あっ! 今、走行距離がジャスト22万キロになりましたよ(+∀+)!!」

「おぉ~頑張ってくれたね~(^ ^)」


蛇行する川が近付く度、現れる風景は素晴らしく、どこで降りても化石がありそうに思えます。

川向こうにチラと見えるコンクリート製の橋桁は森林鉄道の跡の様です。

MS沢との合流を過ぎると上り坂となり、そのうち川から離れ、

しばらくの間、流れは見えなくなります。

左手に泥岩質の露頭が現れ、再び眼下に川が見えましたが、

ここから先の道は雨水で荒く削られ、ワタクシ達の車で通過するのは難しく

残念ながら、今回はここまでとしました。


「もう、2時になりますね」

「じゃ、軽く下を見てこよっか」

「少し先まで歩いて、低くなった所から川に降りましょう」

「何があるかな~(^ ^)」

「予想では、ここはコニアシアンで、500m~上流あたりからチューロニアンです。ですからチューロの転石も少しはあるでしょう」

「人は沢山入ってそうだね」

「入りやすい上、この時期ですから仕方ないですよ...。でも、これだけ広いんですから、きっと採り残しはあると思います」


丁度良く、斜面には草が分けられた獣道がありました。

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川縁に降りてすぐ、足元にノジュールが落ちていました。

「あ、早速、見つけましたよ(+∀+)!」

「おぉ~、大きいじゃん」

「どれどれ....。うげっ....(+∀+;)。。。早速、割ってしまいましたよ…」

「あぁ...綺麗なプゾだったのにね~。まったく、いつもいつも...」

「一応、続きはあるので...なんとかなるかと」

その後は、あまり立派な化石とは出会えませんでしたが、

ムラモト、スカラリ、アカントの破片等を幾つか拾いました。

「これは~?」

「ゴードリのスレですね。ん~…あんまり、決定的なコニアシの石がありませんね。もうチューロに入っているんでしょうか?」









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by motoronron | 2014-07-11 20:15 | 夕張 | Comments(8)