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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

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望来でタコブネを採取したのは、2012年10月下旬。

各ブログがアオイガイ漂着の話題で賑わっている頃でした。


ワタクシたちもアオイガイを探しに行き、Ryoが流木の後ろでタコブネを見つけたのでした。

背後に聞こえた「アオイガイみっけ!」というRyoの声を今でも思い出せます。

拾い上げた殻を手にして、こちらにやってきました。

遠目に白いものが見えず、ワタクシは「なんだかアオイガイっぽくないな…」と思って眺めていました。

Ryoは「もしかしたら、オモチャかも…」と自信なさげに手渡してくれました。

「Ryoさんっ!!これはタコブネです(+∀+;)!!」

「やっぱり、違うの…?」

「アオイガイの仲間ですが、アオイガイよりずっと珍しいと思います! やりましたね~!!」

「そうなんだ。な~んか違うな~とは思ったけど、わからないからアオイガイって言ってみた(笑)す~ごく軽くてプラッチックみたいだからオモチャかと思ったよ」

「ん~…アオイガイのオモチャ…というのも、かなりレアだと思いますけどね(+∀+;)」


『石狩砂丘の風資料館』へ連絡すると、すぐに学芸員の志賀さんからお返事がありました。

既に「Seaamberを探して」のユキさんから情報が入っていたらしく、

私のブログもチェック済みとの事でした。


<<メール引用>>

「タコブネの漂着は、北海道では今年より前は、

2例しか知りません(いずれも公式な報告ではありません)。

1件は道南(10~20年前?の知内?)、

もう1件は、2010年の蘭島です。

それが今秋、とうとう高島岬を越えました!

小樽大浜で1件、石狩浜で2件、漂着が確認されたのです。

そして、motoronさんによる望来の1件。

これは、タコブネの最北の漂着記録です。」


1年後、志賀さんから、漂着記録を学会誌に載せたいので、

採取したタコブネのデータを教えて欲しい、という旨のメールを頂戴しました。


そして、さらに1年後。

可愛らしいオリジナルのスタンプが押された、大きくて分厚い封筒が届きました。


これまで志賀さんが執筆された論文が、なんと2部ずつ入っていました。

タコブネの論文にはRyoさんの名がありました(+∀+)。。。



論文によると積丹半島より北でのタコブネ漂着の報告は…。


2010年

・10月7日 小樽市塩谷 44.2mm


2012年

・10月25日 石狩市望来 59mm

・10月29日 小樽市大浜 79.2mm

・11月9日  蘭島

・11月10日 石狩市海水浴場 49.2mm


の5件だそうです。

やはり、アオイガイが大量漂着する年に多いのでしょうね。


アオイガイすらろくに拾えないでいるワタクシたちが、

タコブネと出会えたのは奇跡の様な事なのだと思いました。


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by motoronron | 2014-10-12 18:57 | 石狩 | Comments(26)