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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

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ワタクシたちがお気に入りのダイスキノ川に沿って林道を走り、
山を越えるとスキスキノ川です。
下流はコニアシアン、上流サントニアン、横沢カンパニアン。
色々な化石が採取出来て楽しい川です。

今回の化石を採取したのは下流のコニアシアン・ゾーン。
全体のフォルム、板状になる輪肋からルシノマの仲間、
ミルティアの一種(Myrtea sp.)と思います。
保存が悪く。殻の割れた付近は分離が悪く石を除去するに骨が折れました。

30mm
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by motoronron | 2016-02-29 23:59 | 夕張 | Comments(8)
2015年月
ウリューの沢で採取したノジュールの中にあったマコマです。
本日、Ryoさんが完全に剖出させました。
強い振動をあたえるハンマーやタガネを使わず、
相当な時間をかけて慎重に作業を進めていたのですが、
やはり殻の一部が破損してしまいました。
新生代のこのタイプの化石のクリーニングが最も気を使います。
ノジュールは昨日のハイファントのものに比べてずっと硬質です。

地質図幅「国領」説明書(昭和39年刊)によると、増毛層では
Macoma tokyoensis(ゴイサギ)
M. praetexta(オオモモノハナ)
M. optiva(ダイオウシラトリガイ)

...などが産出するそうです。

先日、貝殻大王様に教えていただいた「ダイオウシラトリガイ」とは、まさにコレのことではないかと思います。
手持ちの資料の写真とも「そっくり〜(+∀+)!!!」と言って良い雰囲気。
なかなか、マコマでそう思えることもありません(苦笑)。

中新世・増毛層
ダイオウシラトリガイ(暫定)
Macoma optiva
63mm
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by motoronron | 2016-02-28 23:49 | もろもろ産地 | Comments(8)
2015年5月

春の恒例、夕張ダイスキノ川巡検。
もう、かつての様に「行けばリュックが重くなっちゃう(+∀+;)!」ということもなく、
元・ダイスキノ川になりつつありますが、これまで良い思いをした川ですし、
白亜紀化石採取の面白さを教えてくれた愛着のある産地ですから、一応歩きます。
この日も林道の上から見下ろしただけで、石があまり動いていないのがわかりました。
昨年、割り残した石はそのままの状態で、落葉は流されずに堆積していました。
川自体も細かな土砂が堆積し、以前の様な河原は見当たりません。
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「今回も期待できないね...」
「ま、これは行事の様なものです(+∀+;)"無くても"一応歩くのです...」
「今日、横沢だけ見て他に行かない?」
「いゃいゃ...。何も無いなら、すぐに降りて来る事ができます。それに、1ヶ月前にテキサを拾ったではないですか。ポテンシャルはある川なのです。おそらく、たぶん...」

予定通り...化石がありません。人の割り痕もありません。
見つけたのは、こんなコザコザノジュールと、大きなスレ・インターの破片のみ。
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「思ったより無いですね〜。右1号の沢の露頭に期待しましょう。ハウエリが出るかもですよ」
水を含んだ表土を除き、泥だらけになって、ノジュールをいくつも掘り出しましたが...ほとんど空。
「ハーハーハーハーッ(+∀+;)。。。もんのすごく疲れました〜。。。今日はここまでにしましょう」
沢を降り、本流に帰ってきました。
「...ちょっとだけ上流を見てもイイですか?」
「いいよ。あの広場のところから上がろ」
しばらく行くと川の中にノジュールが落ちていました。
ハンマーを当てると簡単に割れ、こんなものが顔を出しました。
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「何ソレ?随分トゲトゲしてるね」
「ハイファントセラス・オオシマイというヤツなのですか?...この部分だけですが...持って帰りますか」

そして1年近く放置...(+∀+;)。

本日、Ryoさんが「何かクリーニングするのないかな〜(^ ^)♪」と、
部屋の隅に積まれたタンボール箱を物色していました。
「これ、どうですか(+∀+)?」
「何コレ?異常巻き?」
「ほら、昨春、ダイスキノ川で採ったじゃないですか」
「しらないわからないおぼえてない」
「...(+∀+;)。。。石もそんなに硬くないですし、分離は良いのでクリーニングしやすいと思いますよ」
「じゃ、それにするか〜」
「余分なところは取ってあげますね」
毎度の様にハンマーで豪快に叩いていると、後ろからも現れて慌てました....(+∀+;)。

同一個体なのでしょうが、折れておかしな格好に重なり、全く螺旋を描いていないのは残念です。
ベテラン様の様な標本を得るのは難しいです...。

で...ですね。
このアンモナイトは、ハイファントセラス・オオシマイで「OK牧場(+∀+)!!」なのでしょか?
時代は上流にコニアシアンがありますが、採取したあたりは基本的にサントニアンです。

幅90mm
最大径40mm
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by motoronron | 2016-02-27 22:00 | 夕張 | Comments(12)
以前、ホロキャナィ産、三笠ポンポコ川産、マボロ産のキヌタレガイを掲載しましたが、
今回は小平、北のダィスキの川(サントニアン〜カンパニアン)産です。
破片であまりにひどいのですが...(+∀+;)。
ノジュールに含まれていたのはこの部分のみなのです。

この石が、どこからやって来たものなのか...気になります。
現時点、このキヌタレが化学合成生物群集に属するものなのか不明です。
17mm
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by motoronron | 2016-02-26 23:56 | 小平 | Comments(16)
前回の突き出し(380円)記事にも多くのコメントをくださり、おありがとうございました〜(+∀+;)。。。
本日の記事のため、先ほど慌ててクリーニングしましたよ〜。

最近、よく登場する北のダイスキノ川はゴードリ・テヌイが多産します(Lサイズが多い様です)。
そして...驚くほどアサヒガニが登場します。殆どは、よく見かけるSサイズのアサヒガニなのですが、
時折、Lサイズも採取できます。

今回のは最大サイズではありませんが、ワタクシが採取した中では大きい方ですし、
多くの脈が走ったコザコザノジュールの中から出た割には、突起もよく保存されていると思います。

Notopocorystes intermedium
42mm
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参照記事

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by motoronron | 2016-02-25 21:49 | 小平 | Comments(12)
昨夜、Ryoさんが、1ヶ月ぶりに帰還したので〜。
本日は午後系の更新となるます〜(+∀+)!!

ところで、只今現在の気温マイナス9度。
先日、珍しく雨が降ったりして、春になるのが嬉しいような、
ちょっぴり残念なような気持ちでいたので、ウレシーです。

ではまた、後ほど...。
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by motoronron | 2016-02-25 00:04 | その他 | Comments(10)

望来の崖下で、時折ノジュール中から産出するのがマコマ(macoma)の一種。

多産種と言っても良いかと思いますが、ワタクシ、ず~っと、悩んでいます…。


「望来層の産出化石」の各リストでは下の様になっています。


・石狩市の公式ページでは、シラトリガイ属


・地質図説明書「厚田」(S.31刊)では

 Macoma tokyoensis(ゴイサギ)


・地質図説明書「当別」(S.31刊)では

 Macmoma praetexta(オオモモノハナ) Macoma.sp(マコマの一種)


・地質図説明書「石狩」(S.33刊)では

Macoma tokyoensis(ゴイサギ)とM.praetexta(オオモモノハナ)


望来で、ニッコウガイ科の二枚貝は3種類は産出している気がしますが、

その内、小型のがオオモモノハナ(殻長30mm)なのかしらん?


そして、よく見かける、この2つ。これがゴイサギ?

55mm

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たしかにゴイサギと似ているのですが、なんだか超違和感…。

ゴイサギはもっと前縁が直線的でシュッとしたイメージなのです。

望来のマコマはMacoma calcarea(ケショウシラトリガイ)の可能性はないのでしょうか。



そして、この横長のは何者なのですか(+∀+;)。。。全然わかりません。

55mm


今年は、モーライのこういった謎をひとつでも解明出来たらと考えております。

みなさまのお力添えを超期待しております~。。。ほとんど全面的に頼りたいと思っています~。よろぴこです~。








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by motoronron | 2016-02-24 03:51 | 石狩 | Comments(12)

2015年 3月上旬


その日は、ワタクシの誕生日でした。

毎年、自分でケーキや料理を作るのですが…。Ryoさんのお休みが短いので、

化石採取に行くことにしました。目指すは初山別!!


最初に初山別を訪れたのは2011年10月。

数日前に雨竜でイモートさんがカシパンウニを採取したのを見て、

その頃、大きめのカシパンウニを採ったことのないワタクシたちは羨ましかったのです。

「カシパンいいね…羨ましいね…(^ ^;)」「カシパンウニが出るのはドコでしょね(+∀+;)?」

本に”初山別で密集して出る”と紹介されていたので、早速、出かけましたが、

この時は波も高く、とても目的のゾーンには到達出来ませんでした。

その日の記事はコチラ


その後も初山別を訪れましたが、タイミングが悪くいつもウニに出会えませんでした。

今度こそは、とリベンジです。

朝に弱いワタクシですから、前夜のうちに全ての荷物を車に詰め込み、

起きて出発するだけの状態に準備を整えました。

しかし…いつも夜の遅いワタクシは寝ることが出来ません。

Ryoさんはあっという間に眠りにつき、横でスースーと寝息をたてています。

結局、ワタクシはほとんど眠ることが出来ず、目覚まし時計が鳴るや勢いよく止めたのでした。


行きの車中も寝ているRyoさん。

「そうか…遠出の時、Ryoさんはいつもより早く寝て、現地まで寝るのですから、普段以上に睡眠時間が長いのですよね…(+∀+;)いいな~…」

暗い車内、iPodに入れてきた落語がかすかに流れていました。


留萌を過ぎ、セイコーマート(北海道でポピュラーなコンビニ)で朝食を買います。

「あと1時間もあれば着きますよ」

「今日はどんなかな?いつもウニゾーンに行けないからな~」

「まぁ、ウニが採れなくても、化石は豊富なところですから何かありますよ」

「でも、もうクジラはいらね!!」

「骨はね~…よほどちゃんとしていないと、ですよね(+∀+;)破片ですと微妙ですし、大きいのはカッコイイのですが、想像以上に重くって持てませんでしたよね(笑)」


天文台のイラストをあしらった初山別のカントリーサインが現れました。

よいお天気で、空気はまだ冷たくとも、肌にあたる日光はすっかり春のものです。

いつも車を停める所を過ぎ、今回は逆側から歩くことにしました。

残雪も多くありましたが、運良く車を置けるスペースをみつけました。

早速、ウェーダーを履いて、一足ごと雪に埋もれながら海へ降りて行きました。

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Ryoさんは海岸沿いをズンズン進み、テトラを乗り越え視界から消えてゆきました。

ワタクシは露頭に登ったり降りたり、地質を観察しながらゆっくり歩きます。

なかなかウニの化石はみつかりません。

露頭には大小沢山のノジュールが入っていますが、望来に比べ化石の含有は少ないです。

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南下してゆくと貝化石が多く見られる様になりました。

取り出すのは難しいですが美しい植物化石もありました。

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「Ryoさんありましたか~?」

「ん~、無いね。どんな石にはいってるのかな~?」

「写真ではかなり粗めの砂岩に見えましたよ」

「そんなのばっかだけどね。大きさは?」

「直径5cmくらいだそうですから、大きくてもせいぜいワタクシの小指くらいじゃないでしょうか」

「でも、いつもの豆カシパンじゃないんだよね~」

「あ、それよりは、ずっと大きいのは間違いないです」

「ビッシリ入っているのが欲しいな~(^ ^)」


途中、二枚貝や巻貝の入ったノジュールを割ります。

河原石の様に硬く、表面もワタクシたちが普段見慣れたノジュールとは随分と違うので

化石が見えない状態で落ちていたらノジュールとは気づかないかもしれません。。

大きな岩を夢中で割っていると汗が噴き出してきました。

ワタクシは、コートを脱ぎ、フリースも脱ぎ、Tシャツになりました。

まさか、3月の北の海で、こんな格好で歩くことになるとは思いませんでした。

露頭の下部、波が侵食した洞穴がいくつもあります。

その中には鐘乳石のような大きなツララが出来、

内部に滴り落ちる水滴は、青白いぬらぬらとした物のけを作り上げていました。


「この中から見る海はいいですね」

「気持ちがイイよね~、風景がくっきり見える感じだね。...それにしても、なかなかウニがいないね~」

「石の雰囲気からしても、この辺りだと思いますよ。これまでワタクシたちが歩けなかったゾーンに入りましたし」


海へとせり出した大岩の縁を波の引くタイミングを見計らって乗り越えます。

もうひとつの岩を超えた時、足元にウニの痕跡を見つけました。

「Ryoさん!! これこれっ(+∀+;)!!見つけましたよ~!」

「あ、ホントだ。こんな感じなんだね~」

「似たような岩を探しましょう!!」

この後は沢山のウニ化石を見つけました。

美しい花模様を雌型に残して溶け去ってしまったもの、

細かく複雑な針金細工のような内部のみ残したもの、

一見まともそうに見えて、裏表の皮と内部の三つに分かれてしまうもの…。


随分粘りましたが、完全なものを得ることは難しいのがわかりました。

仕方が無いので少しでも状態の良いもの、観察しやすいものだけを採取しました。

「大きな岩に入っているので、どうしても小割りする時に壊しちゃいますね」

「簡単にバラバラになっちゃうから、復元も難しそうだよ」

「せっかく見つけたのに~(+∀+;)」

結局、3時近くまで化石採取をしました。

良い化石が沢山とれたとは言えませんが、念願のカシパンウニ化石を採取出来

思い出に残る良い誕生日となりました。


羽幌の街を過ぎる時…

「あぁーあ、また、この海鮮屋さんに入れなかった」

「11時~3時という営業時間、ホントどうかと思うんですよね~(+∀+;)!! ちょうど、そのくらいの時間は採取の真っ最中ですから、この先も食べることは出来なそうですね…」

「ま、帰ってなんか食べよ(^ ^)ケーキも食べたいな~」

「はい~(+∀+;)。作ります~。はぴばーすでぃ、とうーみー…」


帰りしな、苫前の露頭で植物化石を採取している最中、猛吹雪に会い、慌てて帰路につきました。


50mm

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by motoronron | 2016-02-23 03:36 | 道北 | Comments(18)
石狩市モーライで沢山の化石が採れるのは、これまでご紹介してきた通り。
崖の下に転がる化石を集めるだけでも結構な数と種類があり楽しいです。
ただ風化が進んでいることが多いのが難点です。
やはり保存の良さは、ノジュールの中に入っているものが一番です。
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ワタクシたちが「ノジュールの旬」と呼ぶ時期があります。
台風が過ぎた後の穏やかな日、初冬から厳寒の時期、春、凍った露頭が溶けて崩れ始める頃。
海水浴シーズンはあまり見かけません。もちろん全く無いわけではありませんから、
焼けた砂浜をふぅふぅ言いながら歩けば、
面白い化石と出会えるかもしれません。

9月下旬
家庭菜園の帰りにモーライに寄ってみました。
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波は穏やかで水の中もよく見えます。
こんな時は、普段指をくわえて見ているだけの海中のノジュールも拾えるので狙い目です。

ノジュールの多いゾーンに来ました。もう見えています。白っぽく見えるのがノジュールです。
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Ryoさんが片っ端から拾い集め、ワタクシがどんどん割ります。
わずか数分、十数メートルほどで、こんなに集まりました。
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数歩進めばノジュールがいくつも拾えます。
そう珍しい化石は出てこないかもしれませんが、
割ってみなければ、探してみなければ、そんな化石にも出会えません。
長い北海道の冬ももうじき終わります。
春には、みなさまもお弁当をもって気軽に化石採取にお出かけになって下さい。

ただ、絶えず崩落している崖の下だということはお忘れなく。
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by motoronron | 2016-02-22 02:43 | 石狩 | Comments(18)
昨日のアルビアンさんの記事とコラボ...?です。

2014年 7月中旬

大雨の中、アッシーベッシーのお月見の沢を歩きました。
どうにか川の入口までたどりついたと言うのに、橋が崩落していて渡れません。
すっかり当てが外れてしまいましたが、最下流では植物化石も出るようなので、
橋を降り、そこから上流へ向かいました。
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荒々しい岩が続く景観が素晴らしく、とても気持ちの良い川歩きでした。
増水して河原を見ることはできませんでしたが、途中で大きなプゾシアの破片を拾いました。
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余分な部分を落としてクリーニングしたのが下の標本です。
欠け、変形もありますが、黒い肌に薄く金色をまとい美しい化石です。

160mm
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この時の巡検の詳細はコチラ(+∀+)!







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by motoronron | 2016-02-21 02:35 | 芦別 | Comments(8)