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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

7月中旬
2週間の出張を終え、やっとRyoが帰って来ました(+∀+)!!
早速、明日からドコヘ行こうか〜...と会議。
疲れもまだ残ってるから〜と、久しぶりの三笠系に行く事に。
でも、それはまた別のお話〜・・・今回はその2日後に行った小平でのお話です。

小平行きの前日、タイミング良く背負子とツルハンマーが届きました。
前回のデカアンモ採集で泣きをみたので買い揃えたのでした。
ツルハンマーは黄色がカワイイく、とっても気に入りました〜。
ただ、馴れない所為か石に当たった際、ツル部分のブレで力が逃げる様です。
とりあえずグリップを良くするためテープを巻いてみました。
背負子は、安いものなのですが、案外しっかりした作りで、何より軽くてビックリでした。
これでも40Kgまで耐えられるとの事なので、とりあえずは安心。
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当日、とても良いお天気でした。風もあり化石採集にうってつけの日です。
「今日は、お弁当持って行きたいな〜、おいしいの作って〜」とRyoが言うので
朝食を作りながら、いそいそとお弁当を作ります。ダム公園で頂くつもりです。

前回の事もあり、小平蘂ダム近くの何かと記念している川の印象は当然良く、
また、先の長い川なので、つづきを見に行く事にしました。
林道は前回のスタートポイントまでが整備されていて、その先は細くなっていました。
道に覆い被さる様に伸びたイタドリをワシャワシャとかき分け
対向車に用心しながら進みます。坂道が続き川は随分下になってしまいました。
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林道脇の露頭にも化石が入っていそうなのですが、ノジュールからは何も出ませんでした。
しばらくして目標の小橋に着きました。欄干は随分前に壊れてなくなってしまった様です。
覗き込んだ川の様子は川原石っぽくイマイチでしたので、さらに先へ進みます。
林道脇が崩落したところに来ました。川は下の方ですが降りやすそうです。

やはり、先行者が幾人もいる様で、大きめのノジュールは全て割られています。
「やっぱり今日もコザコザ系狙いですかね(笑)」
「見通しが良くて気持ちが良いですね〜、でも、もう少し涼しいとウレシイ...(+∀+;)」
そんな事を話しながら、意気揚々とスタートです。
前回同様、小さなものはよく採れるみたいで、Ryoもワタクシもご機嫌で進みます。
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「おぉ〜超コザコザ(+∀+)発見〜。Ryoさん向きですよ〜」
「割っていい??」
「もちろん(+∀+)!!」
「あ、また、なんかニョロっとしたのが出た〜(+∀+)」
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4月三笠ユウパキ34cm→7月穂別17cmミホ&アナゴ→前回のデカアンモ50cm...
今年は、こんな体験が続いたので、全く期待していないと言えばウソになります。
だから背負子も買ったし、ツルハンマーだってゲットしました。
それでも、丸々ゴロンドカーン体験が少ないためか、全然実感がわきません。

大きなノジュールの割跡を見つけては近寄り中身を確認してみますが
どれも中はまっさらで化石が出た様子がありません。
「こんなに大きなノジュールがゴロゴロあるのに、難しいものですね...」
「んぅ〜、コザコザがイッパイあるから全然いーよ」
Ryoは氷砂糖を頬張りながら鼻歌を歌っています。
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正午過ぎ、日差しは強く、風は弱まり、ますます暑くなって来ました。
ツルハンマーはクチバシ部分が歩く邪魔になるばかりで、なかなか活躍の瞬間は訪れません。
「今日は下見がメインなので、少しずつポイントを変えましょうね。あと30分程で折り返しましょう」

どこまでも先行者の足跡と割跡は続き、時折、大小多数のクマたんの足跡が混ざります。
夢中になっている時、気持ちが良い時、ついクマに対する危機意識が薄れてしまいます。
慌てて、ぶら下げているクマ鈴(当り鐘)を勢い良く鳴らしてみます。

「ん〜、今日はイマイチですね〜...」と少しガッカリしたり、自分の欲に恥じたりしながら
歩いていると、ネットリとした泥の中に埋まった「ブツ」に目が止まりました。
「こ〜れ〜は〜(+∀+;)!!!もしかして〜の...アンモかも〜!!!!」
ようやく、新品のツルツルのツルハンマーが活躍する時が来たのか!?
「それグサッとよいしょ〜っ(+∀+)!!!ぬぬぬぬ!?出てこない...?お、重い?」
「もいっちょ、おいしょ〜っ!!!」
グポン...と水っぽい音を立ててアンモが起き上がりました。
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まるい...。状態がすんごくイイとは言えませんが、よく見かける破片でも
前回の様なバラバラでもないです〜!!!
50cmクラス!!ん〜!!テンショーンMAX(+∀+)!!!
「Ryoさーん!!Ryoさーん!!見てみてみて〜(+∀+;)!!!!でっかいアンモだよーーっ!!」
穴から出そうと手をかけると想像よりはるかに重く動きません。
急に不安になってきました。こ、これは持ち帰れるのか??
そもそも、ワタクシの腰はガラス製で何度も砕けています。
しかし、ど〜してもお持ち帰りしたい...。
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全身全霊の力を込めて持ち上げ、少しずつ慎重に移動します。
はぅううぅぅぅ....。もう、この作業だけで鼻血が出そうです。
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背負子に乗せるまで本当に大変でした。
新ピカの背負子は、あっという間に傷だらけになってしまいました。
丸デカアンモの上にリュックを乗せてみました。
それまでの採取品も合わさり、とんでもない重さです。
一回目にして背負子は壊れてしまうのでしょうか?
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背負う段になって驚きました。本当に立てないのです。
70kgのヒトでもオンブくらい出来るのですから...大丈夫とナメていました。
位置の問題でしょうか?実際よりも酷く重く感じます。
腰より上にあるものを背負い始めるのと、足下の位置にあるものを
背負って立つのとでは随分違う様です。

しばらく、ジタバタジタバタしていましたが、ようやく、しゃがむ事に成功しました。
どうにか立ち上がり、歩を進めます。一歩一歩が足に響き、
関節が何かの弾みで簡単に外れてしまいそうです。
一度下ろすと動かせなくなってしまうので、背負ったまま倒木を越えるのは怖かったです。
とても車までは歩いていけそうもなく、なによりスタート地点の斜面を上がる事は不可能でしたので、
途中の高さ5m程の斜面から林道へ上げようと考えました。
チゼルで土を掘り足場を作りながら登ってゆくのですが、
重さのため足場は簡単に壊れてしまいます。その度に後ろにひっくり返りそうになり焦ります。
最後の一歩というところで、足が上がらなくなってしまいました。
垂直になっていて、どうしてもバランスをとれず、足をかけられないのです。
手で持ち上げるのは絶対無理だし...グロッキー状態で土の中に顔をつっこみ考えます。
下からはRyoの「だいじょ〜ぶ〜?あと少し〜、頑張って〜」という声と
カランカランという当り鐘の陽気な音が響いてきます。
息を整え、背負い投げの様な体勢で林道へアンモを上げることにしました。
これ以上は無いというほどの渾身の力で背伸びをして体をひねりました。
アンモの重さが半減しました。うまく林道に乗ったのです。
「ハーハー...やりました〜。えらいワタクシ(+∀+;)!!ホメテツカワス」とホッとしたのも束の間
大変なことに気がつきました。ワタクシの体は斜めになった状態で宙に浮いているのです。
胸の部分のストラップを締めたままだったため、体がフリーにならないのです。
逆さの視界で、Ryoはワタクシに全く気付かずパン!パン!!と調子良くコザコザを割っています。
はたから見れば何ともシュールな光景だったと思います。
しばらく、そのままの体勢で一休みしてから、身をよじり暴れに暴れ、
出来たスキマから手を差し入れ、どうにかストラップのロック解除に成功し、
力なく、ズリズリと斜面を滑り落ちてゆきました。
Ryoに顛末を話すと
「全然しらなかった......。写真撮っておいた方が良かった?」と言われました(+∀+;)
スタート地点まで、のんびりと採取しながら戻ります。体の軽い事この上なし!!
着替えてサッパリしてから、丸デカアンモを迎えに行きます。

「どすん!!!」やはり車が一気に沈み、二人の歓声が上がります。
帰る途中、ロープで深いところに降りてみました。先行者の割跡はありませんでした。
けれども、良い露頭もあり、ノジュールも沢山あるのに、よい採取は出来ませんでした。
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でも、今日はもう満足なのす(+∀+)文句は言わねーのす。

帰りの車中、やはり腰に違和感が...。家に着いてアンモを下ろすと、さらに腰に違和感が。
あくる日、ケルヒャーした頃には、軽い痛みが...。
玄関に運び込んだ時には、かなりの痛みが...。
夜、シャンプーして腰を屈める頃には...(+∀+;)わひーーーーーーーー!!!!

しばらく、怖くて丸デカアンモに触れる事も出来ませんでした。
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同じ川で二週間という短い間に、大きいアンモを2個も採取してしまう夢の様な出来事でした。
もう一生こんな体験はないのでは〜?と思っています(+∀+;)。。。幸せでした〜。

<おまけ>
たまに、こんな感じで何枚かの地形図と地質図をフォトショ合成したの作ってます〜。
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# by motoronron | 2012-08-13 23:35 | 小平 | Comments(6)
ワタクシたちは大抵、前日の夜、トートツに採取の予定をたてます。

7月某日
「さて、明日はどこに行きますか(+∀+)?」
「ん〜...○○や○○は行ったし〜、○○は人が入りすぎてるだろうし..」
「じゃあ、新地開拓ということで、行った事がない所にしますか?」
「じゃあ〜....羽幌!白アンモあるんでしょ?」
「あー、んー、ちょっと、それ遠いな〜(+∀+;)ん〜ん〜...小平でどうです?」
「採れるなら、ドコでもイイよ」
「では、小平ということで...。少し遠いから早く寝ましょうね」

ワタクシの住んでいる町からは、三笠・夕張が行きやすく
小平は憧れつつも、なかなか足を運べないでいました。
第一、三笠や夕張だって、行っていないところが沢山です。
けれど、4年目を迎え、昨年あたりから少しずつ遠出するのにも馴れてきました。
小平は昨秋の初山別の帰りに通った事もあり、とうとう小平行きをケッコー(+∀+)!
いつもより、少々移動時間がかかるだけなのですが
朝の苦手なワタクシたちは移動時間が長いと、ちと困るのでした。

Ryoはさっさとお布団に...ワタクシは下調べやプリントで遅くまでかかってしまいました。
結局、気持ちだけは焦りつつも、いつもとあまり変わらない朝の時間を過ごし、
化石採りの人間にはあり得ない時間に出発。一路ニーナナゴーを北上します。
方向音痴のワタクシでも迷わないニーナナGo!Go!(+∀+)!

「今日、行くところは...スカフィテスがでますよ〜!いつもと時代が違うので
きっと知らないのも出ますよ。あ...でも、有名なところだから、沢山人が入っていると
思うので、そこんところ...御了承下さい(+∀+;)」
「コザコザ系あればイーよ」
「きっとベテランの方は、あまりコザコザ割らないので、大丈夫だと思いますよ...
(そーなのか?そもそも化石あるのか?ドキドキ(+∀+;)」

沼田ダムの横を抜け...山をくねくねと越え...久しぶりの小平に到着。
山頂付近にガーッと岩が露な天狗山が左手に見え、冒険気分を盛り上げてくれます。
小平蘂湖にかかる長い滝見大橋を渡って目的地へ向かいます。
超・有名な川、なにかと記念している川です(+∀+)。
あぁ、ココに本当に採集に来てしまった...。博物館のラベルや本でしか知らない産地...。
ドシロートは、もうそれだけて感慨無量です。

幸い入口にゲートは無く、比較的奇麗な林道が続いています。
しばらくは道から川までが遠く様子が窺えませんでしたが、急に視界が開けました。
工事現場でした。この冬は大雪だったので林道が崩壊したらしく大々的に補修工事が行われていました。
今回は下見でもありますので、降りやすそうな、この場所から下流へと向います。
降りてすぐ、泥岩層に大きなノジュールが"入っていた"のがわかりました。
なぜなら〜...すでに先行者がボカンボカンと割りまくっていたからです。
例によって、片っ端からカチ割りまくっています。
まぁ、ワタクシたちが一番乗りをしたのは、春の上桂橋の露頭の時だけですので、
あまりショックは受けません。ましてや有名産地です。
割跡を観察すると、あまり出ていない様です。
手頃サイズはそのままお持ち帰りかもしれませんので
一概に言えませんが、巨大ノジュールからは出ていない様でした。
「今回も、コザコザ狙いかハイエナですね(笑)」
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暑い日でしたが、歩きやすく気持ちの良い川です。
すぐに小さめのノジュールを幾つか見つけパンパンすると、ちびアンモが覗きます。
大物は期待出来ませんが、ワタクシたちを満足させるくらいは出そうです。
次々と割ってゆきます。パン!パン!!....ワタクシが今まで見た事のない異常巻きが出て来ました。
螺旋になってる...もしかしてユーボさんとかおっしゃる方?
くぅ〜、短いけどウレシイ〜(+∀+;)!!これは幸先良いですよ。
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しばらくして、Ryoがワタクシに割ったノジュールを差し出しました。
今回の目的とも言えるアンモでした。
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「おぉーーー(+∀+;)!!やったじゃないですか!スカフィテスです!」
「すかひてす」
「ス・カ・フィ・テ・ス」
「...すかひてす」
「...(+∀+;)...まぁ、いいです...。はやくも初めてのスカフィテスをゲットですね!!」
何となく冷遇されている気もしますが、ワタクシはスカフィテスのカワイイ形がお気に入りで
いつも図鑑でイイな〜...と思っていたのでした。

「ねー、コレ...」またRyoが何かを見つけて来ました。
「あれ...これサンゴ(+∀+)?」
「だよねー!イッパイ入ってるよ」

ドシロートは何でもウレシイ。ましてや全方位型採集しているワタクシたちは何でもウレシイ。
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「巻貝もでましたよ」
「やや、知らない異常巻きが出た〜!」
「コレも、すかひてすかな?」
「伸びてるトコが無いとわからないもんですね...」

ふたり、ホクホクと川を下り、これ以上進めないところまで来てしまいました。

初めての産地で初めての化石。今後の期待も膨らみ、ワタクシたちにとって良い一日でした。
Ryoもすっかり気に入った様子で、またココに来ようと嬉しそうです。
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スタート地点まで戻り、上流の方も少し見てから帰る事にしました。
こちらは、同じ泥岩層が続いている様ですが、ぐっと化石が減ってしまいました。
そして、それまでなかった巨大な岩がゴロゴロあります。
それでも、相変わらず先行者の割跡は眼につきます。
大分歩いたのですが、下流ほど採れないと判断し戻る事にしました。
帰るとなると、ますますキョロキョロと熱心に探してしまいます。

泥岩層をジロジロ見ていたワタクシ...
「あ....(+∀+;)こ、コレ....アンモ....たぶん...アンモの背中!!」
「どれ...?」
「コレコレ、白いところ」
靴底で水苔を落とします。状態は悪い様ですが縫合線が浮き出ました。
「ね!?アンモでしょ?これ、かなり大きいですよ...この丸さの延長なら
50cmくらい?どうします?持てるかな?状態悪いのでドコまであるかわからないけど、
とりあえず掘ってみますね。Ryoさんは、採取済みを一度車に置いて、新聞紙を沢山持って来て下さい....」
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勢い良く掘り始めましたが作業は全くはかどりません。道具はチゼルハンマーと大きめのチスだけ。
ひび割れてアンモは何分割かになっているようで、各パーツがグラグラと不安定に動きます。
さらに悪い事に、アンモの埋まっている高さが川の水位より低く水が入って来ます。
流れが速ければ、穴の中の濁った水や泥を流してくれるのでしょうが、
マターとした流れは、ただただ作業を邪魔するばかりです。
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手で水をザブザブ掻き出しては、一瞬見えた底の様子を眼に焼き付け、手探りで掘り進めます。
全身ずぶ濡れ泥だらけです。
予想通り、状態はあまり良くなく大きさの割に端は潰れて極端に薄く、殻の境も不明瞭に見えます。
2時間近くかかりましたが、結局、丸ごと取り出すのは難しく
バラバラにして運ぶ事に。最下部は完全に泥水の中、今、崩してしまうより
いつか渇水の時に来たら回収しようという事になりました。
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破片をふたりで分け、リュックに詰め込みます。背負うと...ミシッ!!ミリミリミリミリ...!!!
リュックが危なっかしい音を立てます。重い...重すぎる...(+∀+;)!!
ふたり、膝に手をつきながらヨロヨロと歩きます。
Ryoは重過ぎて護岸を上がってくる事が出来ないほどでした。

「どすん!!」
車体が沈みますが、心はウキウキです。
「今日は良い日であった...」
「ホントですね(+∀+)...目的のアンモも採れた上、でっかいオマケまで...」
「今日は...もう帰りましょう...」
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車もヨロヨロとお尻を降りながら走ります。帰りの会話はいつも以上に弾みました。

帰ってからキッチンに運ぶのも洗うのも、一苦労でした。
デカアンモさん、50cmで、55kg。重いはずです(+∀+;)。
あまりに状態は悪いですが、短いワタクシたちの化石人生で初の大物です。
これまで「おーきなアンモを見つけちゃったらどうする?」は、あくまで笑い話であって、
本当に採取するなんて思いもしませんでした。

上桂橋の20kgに続いて、55kg今年は大物づいているかも(+∀+)。。。

中はキレイなマルッとしたのが入っていたので、コレを残したい気もするし...。
やっぱりデカイのがどーん...がイイ気もするし...。とりあえず、一体化してみる事に。
只今、接着作業中で〜す。
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サンゴ
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巻貝
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コレを機に、ワタクシ背負子とツルハンマーを注文しました...。
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# by motoronron | 2012-08-12 23:58 | 小平 | Comments(6)
昨日発見した、すれアンモさんをお迎えに行きます。

帰り道、林道の入口らしきものを見つけたので
帰宅してから地形図を見ると林道が川に沿って続いている様です。
Ryoから誕生日に貰ったカメラはGPSロガー付きなのでココで威力を発揮(+∀+)!
PENTAX Optio WG-2
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ワタクシの999円リュックと何となくおそろです〜。
採取を始めた頃は、地図をたよりに「左曲がって〜、ややまっすぐ....いまこの辺り?
んで、右に大きくカーブして?ちょっと行ったら、橋が....なーーーーい(+∀+;)!!!???」
そんな事が幾度かあり、地図の川は当てにならないのを知ったのでした。
その後、地図の読み方も少し上手くはなったのですが、それでもやっぱり曖昧でした。
今では地図に実際にあった横沢を書き込み、より実用的なMY地図を作る様になりました。

「すれアンモ」の待つ場所に一番近く、川に容易に降りられそうな場所を探します。
知らない場所から不明地点に近づくなんて、GPSロガーが無ければ絶対無理です。
ゲートを越える技も魔法も無いワタクシたちは、ゲートは最大の敵!開いているゲートは悪魔の誘い!
徒歩を覚悟していましたが、幸いこの林道にゲートはありませんでした。
速やかにお迎えに上がり、デカハンマーで、ボカンボカーン!!回収!!
大きなノジュールでしたが残念ながら他には入っていませんでした。
それでもホクホクなワタクシたち(+∀+)。速やかに作業が終了したので、
オマケとして、昨日行かなかった支流の方へ行く事にしました。

こちらは、安全で歩きやすく、さらに先行者の割跡の多い沢でした。
「やっぱり、あんまり無いですね...ま、下見ということで...一応、橋のところまで行きましょう」
大きめ採取済みなので、気持ちは太平洋ぜよ(+∀+)氷砂糖をアゴアゴ食べながら進みます。
「しっかし、よく割ってありますね...」
「こんなにあって出てないのも凄い(笑)」
「ワタクシなら、こんなに体力ばかり使って出なかったら心が折れちゃいます」
「さぁ、今日はササっと流して上がりますか〜......ややっ(+∀+;)!?」
巨大な大福が転がっています...。コレは...。思わずじーっと見つめるワタクシ。
「それ、裏返してみて...」とRyoにお願い。
「じゃーーーん(+∀+)!!!きた!!おーきめ、にこめー!!」
なんだか見慣れないアンモで嬉しい嬉しい。
その後は極薄にのされたアタリメプゾシアをゲット。
オマケのつもりが、すっかり荷物は重くなりました。
護岸は高く上がるのは無理なので荷物はそこへ置き、身も心も浮き立つ気分で先に進みます。
間もなく終点、続きはまた次回のお楽しみです。
その後、ロープで降りて回収作業。

車に戻り、着替えていると後ろからジムニーが近づいてきました。
(もしかして化石の人...???)実はマジ化石探しの方と会うのが初めてなので緊張。
車が停まり、年配の方が二人降りてこられました。
「なんだ!?化石採って来たのか?」
ぐへっ、なんかコワイ感じ....(+∀+;)
「はい〜!そうなんです〜(+∀+;)へへっ...!!」極めてニコヤカに...。
振り向くと、Ryoは何事も無い様な顔をして淡々と片付け作業をしています。
「どっから来た?」
「は?はいっ!○○でありますっ(+∀+;)!!!」
「○○ぃ〜?アッチでもでるんでねーか!?」
「いゃ、はい、でも、白亜紀系はなくって、あのその...(+∀+;)」
な、何だ...?縄張り争いがあるのか??コワイヨ〜。
よりによってこんな日に大きめ採っちゃったよ...。はよ解放しちくれ〜。
「どんなの採れたか、見せてみろっ!!」
「え!?いゃ、そんな大したものは無かったですありますだ。割跡ばかりでした(+∀+;)」
「いいぃから、見せてみろ!!」
「は、はいはいはい、タダイマ!!!」こ、こえ〜(+∀+;)。。。
おいちゃんは、ワタクシのリュックを手にとると
中のビニール袋から先ほどゲットしたのをゴローンと無造作に道路に放り出し
指で泥を拭いながら、ブツブツつぶやきます。
「結構いいの採ってんでねーか...ブツブツ...〜か...いゃ、〜じゃ...肋が〜...ブツブツ」
「他にはっ!?」
「え!?えーと、あとは...こんなもので...」と小物を出します。
「なんだ、こんなもん家に腐る程ある」
「ひ〜!さいですか(+∀+;)すびばせん!!」
「他にはっ!?」
「えとえと、....これだけです全部の以上ですっ(+∀+;)!!!!」

話がどういう流れになるのかわからなくって、ウソンコついちゃいましたよ、も〜....。
もう一人のおいちゃんは、良く喋る方で、やや社交的。
「ブツブツおいちゃんの化石コレクションは凄いんだぞ」と教えてくれました。
あと、こんなハンマーを使うんだとトランクを開けて特注?のツルハンマーを見せてくれました。
気付けば、ブツブツおいちゃんは先に助手席に乗ってイライラして待っています。
「はやく車出せ!」

ふ〜っ。。。きっと、お二人とも有名な方なのでしょうね。
まさか、覚えていらっしゃらないと思いますし、このブログを見る事もないと思いますが、
念のため...(+∀+;)。や〜、その節は、お世話になりました。いつの日か、お邪魔して、
コレクションも見せて頂きたいかもしれないかなと思っていますので、次、お目にかかる際は
もう少しフレンドリーでニコヤカでお願いしますです(+∀+;)。

さて...メインの収穫は、回収アンモと謎のぐるぐるアンモです。
回収アンモ
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ぐるぐるアンモ
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ぐるぐるの方は、表だけクリーニングしてみました。
掘り進めると、デベソでビックリしましたがチビプゾシアさんがくっついていました。
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潰れちゃってるので、一応、ココまで。17cmでした。
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裏は露出していないのでもっとキレ〜だと思うのですが...。
ワタクシ鑑定団では大胆強気の「ペロニセラス(笑)」と出ていますが...
正しくは誰なんでしょう(+∀+;)?
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# by motoronron | 2012-08-11 22:59 | 穂別 | Comments(4)
昨年から穂別へも足を運ぶ様になりました。
第一印象としては、ワタクシたちが普段好んで行く川に比べ、
全体的に化石の数が少なく、特にコザコザ系があまり無い様に感じました。
Ryoは特にコザコザ系ノジュールがスキなので面白くない様です。
三笠や夕張に比べて、ノジュールは柔らかく、
泥岩にポコンと泥アンモが直接入っている事も多い気がします。

注:コザコザとは...小さいものが密集する状態・九州語?Ryoは熊本人)

穂別定番パターンは...
化石になかなか出会えない。先行者もあまり採れていない様子。
Ryoが「ん〜あんまりないね」→「コザコザ系も無い...」→「ダメだな!この川は!!!」→「無言」
ワタクシハラハラドキドキ...(+∀+;)。
それでも、やや大きめのが最後の方でポンと出てホッと胸を撫で下ろす。

6月、稲里の初めての沢に行きました。草をかき分け降りてみると、
何だかスッキリしていて...逆に不安になる沢です。
はじめの方は護岸も多くしてあります。コレは...まずいです(+∀+;)!?
ウノメタカノメ...。どうにか小さなノジュールからアンモを見つけて
「ホラホラ!やっぱりありますよ!ココは白亜紀ですよ!」とRyoのご機嫌伺い。
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しかし、さすが穂別...無いのです(涙)予定の沢の分岐まで案外早く到着。
次回いつ来るかわからないので、とりあえず、入り難い方を選択して進みます。
時折、とても大きなイノセラさんやアンモさんの破片は落ちているのですが、
採取するべき化石があまりありません。
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先行者はもの凄い執念を感じる程、片っ端から叩き割っている様ですが、
中には何も入っておらず、ハイエナもできません。
こんな事では、とてもワタクシたちが見つけるのは難しいかも。
コザコザ系も無いし...。もう少しで白亜紀ゾーン終わっちゃう...(+∀+;)。
大分奥まで来てしまいました。Ryoも疲れ始め、そして...とうとうタイムアップ。

「大きい破片があったし、きっと出る時は出る沢なんだよね〜(+∀+;)ネ、ネ、ネ〜!?」
「歩きやすくって、奥の方はキレ〜で良い川なんだけどね〜(+∀+;)ネ、ネ、ネ〜!?」
と帰路につきます。テンション上がらず、疲れて言葉数も少ない二人。トボトボ...。
薄暗くなり始めた頃。小さな露頭の下でワタクシめとうとう発見いたしました!
大きなのジュールにアンモが入っています。スレてしまっていますが、なかなかの大きさ?
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一生懸命ハンマーを振るうのですが、余計な部分の石が硬くて全くとれません。
こんな時に限ってデカハンマー車だし...。とても丸ごと持って帰れません。
車まで45分かかるとして...往復+カチコン...とても時間が足りません。
「明日、迎えに来ましょうか?」とあきらめて帰りました。

きっと、ベテランの方なら、こんな化石をわざわざ採りに戻ったりしないでしょうね(笑)。
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まだ未クリーニングですが、何が出てくるのかな〜(+∀+)?
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# by motoronron | 2012-08-11 16:11 | 穂別 | Comments(6)
前回に引き続き、愛する厚田の崖です。

とにかく沢山の化石を産出する露頭ですが、圧倒的に貝類が多いです。
個人的にお気に入りで、レア度が高いと思っている一つが、カニ化石です〜(+∀+)!!
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サイズは、全長約30mm・幅約25mmと小型です。
これまで採取したのは全てほぼ同じサイズですから、これで成体なのだと思います。
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これはちょっと潰れちゃってます。
実はこのカニさん、クリーニングの際、殻の下側がバラバラに砕けてしまいました、
ガーーーーーーーーーーン(+∀+;)!!!!!と、ショックを受けていたら、
その下からまた殻が出て来ました。二枚殻だったのかしらん?脱皮直前?
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分離は貝類に比べ大変良いと思います。ただ細い脚などを取り出すのは難しいかもしれません。
クリーニングは容易ですが殻は極々薄いため、パラッ....と剥がれてしまう事もあるので注意です。
下の写真の様にノジュールの中、透明でショリショリした鉱物の被膜に包まれている事が多いです。
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産出場所は、河口からスタートし当別層〜望来層4分割1・2・3・4〜海水浴場という順に見た場合
望来層2付近で出る事が多い様です。クジラ化石もこの辺りで見つける事が多いです。

ところで、みんな大スキスキスキ(+∀+)!!!な、タラバガニ、ハナサキガニ、
ズワイガニ、イバラガニといった大型のカニ化石ってないのでしょうか?あんまり見た事がありませんね〜。
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# by motoronron | 2012-08-10 20:00 | 石狩 | Comments(20)
石狩の化石採集は皆様にも「おなじみ度No.1」の厚田の崖です。
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Ryoと二人の化石採集はここから始まりました。
海水浴シーズン以外は採集に訪れる大のお気に入りの場所です。
最初期は崖下のモシャモシャした堆積から、カサカサ化石を拾っていましたが、
天候と引き潮に恵まれた時、砂浜の下は泥岩層で、化石が白く見えていたり、
ノジュールが入っていることに気付きました。
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日によってはノジュールがそこら中転がっていました。
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テンションMAX(+∀+;)!!通いまくりました。吹雪の中、何時間も波にもてあそばれながら
素手で海中からノジュール採取していました(手袋濡れちゃうのイヤなので...)。
テンションが上がると冷たくもないし苦痛でもないです〜!!
大体、いつでも化石は採れるのですが、ワタクシたちが
「ノジュールの旬」とか「ノジュール・ブーム」と呼ぶ時期があります。
化石の入ったノジュールが海からやってくるのです!!
でも、無いとなると全く無く、海が荒れた後は崖下の土砂まですっかり無くなります。
特産のメノウすら無いことがあります。
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もし、この記事を読んで行かれる方、無くても諦めないで下さい。
とてつもなくひどく運が悪かっただけなのです。
タイミングが合えば、た〜〜くさん採れます(+∀+)!!

比較的よく産出する化石は、多い順に...
・ワタゾコウリガイ
・オウナガイ
・ツノガイ
・キヌタレガイ
・キララガイ
・エゾボラ
・ネジボラ
・ツキガイモドキ

植物化石もよく出ますが、キレイなのはたまにしかありません。

個人的にレア度が高いのは〜上位から順番に...
・魚(不明種)
・カニ(不明種)
・ウニ
・クジラ(不明種)

カニ、ウニ、クジラはブームがある様でパタッと採れなくなります。
カニはなんとなく他のノジュールと雰囲気が違います。
滅多に出ませんが保存は良いです。魚は大体グチャグチャです。
崩れウニ密集のデカノジュールはよく見かけますが、
マルッとキレイなウニにはなかなか出会えません。クジラ骨は殆ど摩耗しています。

上記以外にも、札幌市博物館活動センターの収蔵品整理のリストには
・ギンエビスガイ
・アラソデガイ
・タマガイ
・クダマキガイ
・サンジョガイ(サンショウガイのこと?)
・ヤリガイ
・フデヒタチオビガイ
・フネソデガイ
・クルミガイ
・サクラガイ
・ヒメエゾボラガイ

と、ありました。他の貝も産出しています。キヌマトイガイの仲間でしょうか。
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貝類の分離は総じてあまり良くなく、母岩に殻が残りがちです。
ツノガイは多産しますが、頭からお尻までシュッとしていて模様も奇麗なものは見た事がありません。

ん〜、いずれにせよ、ココは化石が出ても出なくても、とっても気持ちの良い崖なのです(+∀+)。
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# by motoronron | 2012-08-09 22:46 | 石狩 | Comments(4)
I春別川にかかる上○橋。化石採集を始めた頃から何度も訪れていました。
レトロな橋の姿はもちろん素敵ですが...やはり眼を奪われるのは高さ100m程の大露頭。
しかし、川は深く、ダムの斜面が急で怖いので、いつも断念してしまいます。
渇水時ダム底が露出し草原になったので歩いた事もあるのですが
川付近は深い泥で、足をとられたら動けなくなります。崖下は水深があり近寄れません。
すぐ側なのに...行けそうなのに...悔しい〜。

4月中旬。川がどんな様子か、ちょいと散策してきますか...と
Ryoと二人、お弁当をつくって軽い気持ちでお出かけしました。
おなじみの覆道上は雪で駐車スペースもなくダメダメ〜...残念。
「今年は大雪だったからどこも雪が随分残っていますね〜」と話しながら、
○桂橋の入り口を通過すると少しだけ除雪がしてあります。
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相変わらず、良い橋、よい露頭...(^ ^)。足跡がないので最近は誰も来てないみたい。
橋から露頭を眺めると、ダムの斜面で雪崩がおき、川に落ち豪快に飛沫を上げています。
崖の方では絶えず乾いた音を立てて崩落している様です。
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やっぱり、ダメか〜...と諦め気分でいたところ、
Ryoが指をさし「こーいって、あそこいって、あーいけば行けるんじゃない?」と言い出しました。
正直、ワタクシは怖くもあり、そんな簡単かな??と思ったのですが
「行きたい〜!!」気持ちを後押しされてしまい「じゃあ...行ってみようか?」
と言ってしまったのでした。

先に言っておきます。
採集に危険はつきもの...とは言え、二度と!!この様な軽率な行動はとりません。猛省しております。

さて、お弁当を食べて意気揚々とスタートです。
この時はまだ期待感と4月の空気の心地良さばかりです。
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斜面に取り付いてすぐに、アチャ〜...コレハタイヘンダ...と気がつきました。
足場は悪く、掴まる物もあまりありません。想像以上に斜面もキツいのです。
防寒長靴なので動作も制限されてしまいます。
ワタクシが先に立ち、足場を作りながら先へと進みます。
チゼルハンマーとチスを斜面に突き立て、慎重に体を移動させます。
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現場では疲労と必死さの方が大きく恐怖感が薄れていましたが、
改めて写真を見ると恐怖を感じます。川が下の方にありすぎる〜(+∀+;)コワイ〜

斜面の上の方にはノジュールがいくつか入っていました。
木の根を登り、いくつか割ってみると状態の良いものは出ませんでしたが、
ポリプチさん、テトラさん、イノセラさん等が入っていました。
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幾多の難所を抜け、ようやく崖下にたどり着きました。
たったこれだけの距離に一時間以上!?何もしていないのに既にドロドロで疲労困憊。
帰りは大丈夫なのだろうか...?はやくも不安になります。
陽が傾き始めました。暗くなってから戻る自信はないので、
一息つく間もなく化石探しを開始します。が、意外に無い(涙)!
これだけの石があるのだから、もっとありそうなのに〜。
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Ryo先生、疲れがひどく、おまけにあまり無いので、ご機嫌麗しゅ〜...くない!!
慌てるワタクシ!! 何でもイイから、とにかく化石化石!!どこどこ〜?
いつもなら荷物を軽くするため出来るだけ割る派なのですが、今日は時間がない。
ちょっと叩いて良さそうなものは丸々リュックに放り込みます。
落石を避けながら、崖下を行ったり来たり、登ったり降りたり。
たまに10cm程のアンモは出てくるけれど、想像と違って大物はいないのです。
ハーハー息を切らして、デカノジュールを割りまくるもハズレばかり。
憧れの場所故、期待が大き過ぎたかしらん...。
石に足を取られながら歩いていると...「うわっととと!!!!危ない!!」
大きなシカの死骸が〜。落石にやられたのか、落っこちて来たのか、
ぐっちゃぐちゃ〜でペッシャンコ〜(+∀+;)あ〜ぁ。チーン。
危うく踏んづけちゃうとこだった。
目覚めたクマたんがおやつ欲しさに来ないかとドキドキ。今来られたら逃げる場所は無いです。

陽も落ちかけ、Ryoはすっかり疲れてしまった様子。夢の大収穫ではなかったけれど、
二人ともリュックはそれなりに重くなっていました。
「そろそろ帰りますか...」と言いながらも、未練がましく目だけはキョロキョロ。
Ryoはさっさと先に歩き出しました。後からついてゆくワタクシの目に飛び込んで来たのは
川の側、水気の多い泥に埋まった40cm程のアヤシ〜玉でした。Ryoを呼び止め
「これ、多分....アンモだと思う」「ホント〜?」「多分...」
あまりに汚いのでワタクシも半信半疑...。手袋でゴシゴシとこすると
うっすらと縫合線らしき物が見えました。
「アンモ!!!アンモ!!!これアンモ(+∀+)!!!」
ワタクシが、これほど喜んでいるのは、初めての地で採取した!という事ではなく、
初めて丸っとそれなりの形を保った大きなアンモを見つけたからなのです(汗)。
まさか、自分が大きなアンモを採取する日が来るとは〜!うれし〜(+∀+)!!!
しかし、いざ掘り出そうとしてみると...重い。こ、こんなに重いのはとても無理だ。
手探りで裏側を少し削り、泥玉アンモを二人掛かりで無理矢理リュックに詰め込んでいると、
背後で、それまで耳にしなかった音がしました。ゴロゴロとググググを足した様なくぐもった音。
振り返ると高い位置からの落石が増えはじめ、しばらくして
「ブシューーーーーッ!!!ガラガラガラガラ!!!!!」と勢いよく崖から噴水の様に
泥水と石が真横に吹き出しました。
突然の鉄砲水の量と勢いに二人は「おぉ〜....」と感嘆するばかりでした。

落ち着いた様子なので、背負って立ち上がると、愛用の999円のリュックはミシッ!と
裂ける様な音を立てます。お願いだから帰るまでもって〜。
先に採取した分も合わせ、相当な重さになり、立っているのもしんどい...。
手ぶらで来る時だって、あんなに大変だったのに。これは...無事に帰れるのか?
足はガクガク、倒木をまたげずオロオロ。
その上、Ryoからは「家に帰って洗ったら泥玉だったりして〜(笑)」と言われ不安になります。
斜面にとりつくと、やはり怖い!眼下では足場として使っている積雪が
下の方から崩れては大きな音をたてて川へ落ちてゆきます。
斜面にへばりつき「あ〜重い、あ〜怖い、自分のバカバカ...」と猛省しつつ、Ryoに足場の位置など指示を出します。
しばらくしてRyoは「疲れた!アタシは上を行く」と一段上のルートを選んでしまいました。
ワタクシとしては、体力は使うけれど一度通ったルートの方がよいのでは?と思ったのですが、
川へ真っ逆さまの危険がやや少ない上ルートも悪くはないかと考え、二手に分かれる事にしました。
何度も足を滑らせヒヤヒヤしましたが、ルートを作る手間がいらないため
ワタクシは思ったよりも短時間で橋のところまで戻ることができました。
防寒具の外側まで汗でびっしょりと濡れ、足は疲労で震えていましたが、無事付いた事で安心し、
雪の上に寝転んだままクマ鈴(景品所で使うベル)を鳴らし続け
Ryoからの返事を待ちました。けれど、しばらくしても鐘の音が聞こえてきません。
さすがに不安になり、ハンマーと鈴だけを持って慌てて迎えに戻りました。
大分、引き返したところで、ようやくRyoを見つけました。
雪だけの急斜面の中程、全く手がかりの無いところで動けなくなっていました。
戻る事も難しい様なので、ワタクシが上からそこまで降りてゆき、
一度Ryoのリュックを引き上げてから、登って来る様に言いました。
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大きな声で笑いながら冗談を交えて励ましつつも、内心、いつ、Ryoがコロコロところがって
泥川へ落ちるかと思い激しい緊張に心臓が痛い程でした。
Ryoは泳げない上、雪どけの冷たい水に落ちることの危険性、足場がない場所では、
自力で上がる事も、引き上げる事も、水中からのサポートも出来ません。
ね〜(+∀+)!!!こんな事、子供でもわかるのにね〜!!!バカバカ!!

無事、橋にたどり着いて記念の一枚が、ブログ第一回の投稿の写真です。
帰ってからゴシゴシしましたら、泥玉じゃなくて、ちゃ〜んとアンモでした〜(+∀+)。
34cm20Kg初めての大きなアンモ。うれし〜。

ハラハラ体験のおかげで、二晩続けて夢でRyoが落ちて行くシーンを見て、くらくらでした〜(笑)。

上○橋の露頭に行く方は...
・ロープがちゃんと使える人
・ボートのサポーターと一緒の人
・寒中水泳が趣味の人
...の、どれかでお願いします。

さてっ(+∀+)!!
この、アンモさんは、いったい誰なんでしょう?
つぶれて、よれて、決して状態はよくありませんが特徴は残っている様に思います。

チビの時にはイボイボがある様ですが、育った後はツルンとして見えます。
モチモチと厚みもそれなりにある様です。
なんだかわかりやすそうなアンモなのに、図鑑等を見ていてもピンと来ません。
御存知の方いらっしゃいましたら、御教示お願い申し上げます〜。
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他の採取品の一部
ウニ好きなのでうれし〜(+∀+)
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# by motoronron | 2012-08-08 21:52 | 三笠 | Comments(8)
車の免許を取ったのを機会に、パートナーRyoと2人で化石採集を始めてはや4年目〜。
相変わらず、ぜ〜んぜんっ名前が分からない〜!!!!
化石と未クリーニングノジュールの数に比例して謎も増えるばかり〜。

採取日記として、そして、もしかしたら奇特な方が名前を教えてくれることもあるかも...
そんな淡い期待も込めて...blogはじめま〜す(+∀+)。

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# by motoronron | 2012-08-08 15:52 | その他 | Comments(2)