ワタクシとRyoさんは、古丹別の細い沢にやってきました。
「この沢は久しぶりですね〜(+∀+)」
「来たことない(^ ^)」
「いゃ、ずいぶん前に歩いたのですよ…」
「全然しらん。記憶にない」
「...(+∀+;)。。。」
草をかき分けながら斜面を降ってゆきます。
歩きやすくアクセスも楽な沢なので、おりて早々に割り跡が目につきました。
ひと足もふた足も遅かったかかもしれません。
「大きめの石はほとんど割られているね」
「もう初夏ですからね。今日はゆるゆるとまいりましょう。最上流は未踏ゾーンなので楽しみです」
コザコザした密集ノジュールも少なく、先人の割った石からハイエナ採取もできません。
しばらくして、ようやくひとつ見つけました。
河岸の砂に埋もれた手頃な石を掘り出して割ると….割れました...ジャポンを割っちゃった〜…(+∀+;)!!
「あら〜、綺麗なメヌイテスだったのにね(笑)なんとかなりそそう?」
「裏からならイケるかもしれません。保存がイイだけに残念です(涙)」
先を歩くRyoさんが気になった石にオレンジの蛍光テープを置いてゆきます。
「おっ!? このノジュールにはサメの歯がついてるではないですか(+∀+)」
「キレイに出てるね〜」
「さすがにこれは叩くと飛びますね。はぁ。この石を丸ごと背負うのか〜(+∀+;)」
「ノジュールみっけ。Σ(^ ^; )!! あー….裏返してびっくり。イモムシがつているのかと思った〜」
「えー!! 叩いたら割れちゃうよ!!」
「まー、お任せください(+∀+)」
バシバシバシッ!!!!!
「あぐぅ…(+∀+;)。。。」
「ほら〜(^ ^; )!!! ちゃんと破片回収してよ!!」
沢のサイドの急斜面が雪解けで土砂崩れを起こしたようです。流れが細くなってぬかるみ、大木が何本も重なっていました。木の隙間を這うように進んでいると、巨大パキディスカスの破片が落ちていました。四つん這いで体勢が悪い上、石が何度もぬかるみに沈んでしまい、引っ張り出すのに苦労しました。
「も〜。。。汗だく。一応、割ってみますか」
「えー!! 叩いたら割れちゃうよ!!」
「まーまー、お任せください(+∀+)」
バシバシバシッ!!!!!
「ひぐぅ…(+∀+;)。。。」
「ほら〜(^ ^; )!!! ちゃんと破片回収してよ!!」
「なんかデジャブ〜(+∀+)」
おヘソは無さそうですが、ブリブリしていてカッコいいです。
分岐ポイントにやってきました。この右枝が未踏ゾーン、本日のお目当てです。
ここまで来ると先人の割り跡もなくなりました。期待できるかもしれません。
「ん?急にあたりが霞んできましたよ。…うむ。なるほど(+∀+;)そーゆーことか。。。」
汗ばむくらいの気温でしたが、上流にはまだまだ沢山の残雪があったのでした。
「仕方がありません。石を回収しながら帰りましょう」
化石の少ない日だと思っていましたが、結構な重さになってきました。
ワタクシのリュックは生協のワゴンセールでみつけた600円のシロモノ。この重量に耐えられるか心配です。そして背面パッドも貧弱なので背中に尖った石がグリグリと突き刺さります。
「あ、そこにアンモ置いてあるよ(^ ^)」
「これなんですか?」
「さぁ?丸いからイイかなと思って」
螺環はやや薄く、肋は弱くて細かい感じです。
「この産地じゃなかったらプゾとか言いそうですが、突起があるのでパキなんですね…あ、この台にされているデカアンモの一部だったんですか?」
「そうそう。デカアンモを叩いてたら中巻きが出てきたんだよね」
成長した外巻きの部分も薄く側面は平な感じです。一瞬、キャナドやエクセルサスといった名も思い浮かびましたが、どちらもよく知らない上、時代的にも当てはまらなそうです。
「ん〜。あんまり見たことないからレアパキ(+∀+)!!」
「まもなく終点で〜す。これが最後の石ですね。あれ、この丸々マークはメヌイテス・ジャポンのトゲではないですか」
「えー全然気づかなかった。最初に採ってたんだね(^ ^)」
現在、メヌイテスはRyoさんがクリーニング中。
ほとんど露出していたサメの歯は即クリーニングが完了しました。
歯の裏側が出ていたので、どうしたものかと思いましたが、結果的に”浮かし彫り”的な感じになりました。
クレトラムナでしょうか。多少エッジが欠けていますが、石の表面に出ていたわりには良い保存です。
なかなか話題沸騰!!!しないのでCMをつづけます(+∀+)
テラハウス製エアーチゼル用・互換超硬針の販売をしております
安くて長くてイイ感じです。是非おためしくださいませ。