MacrowavecatさんとRyoさんと3人で小平・不二子ちゃんの沢を歩いた時のお話です。
久しく通行止めだったミドメモ川沿いの林道が一部補修され、これまで歩いて辿り着けなかったゾーンまで行けるようになりました(現在また不通かもしれませんのでご注意を)。
不二子ちゃんの沢は、下流からチューロニアン〜コニアシアン〜サントニアンと時代が変化してゆくようです。ど素人のワタクシにとっては化石判別の難易度が上がりますが、歩いては楽しそうです。
しばらくミドメモ川を歩き不二子ちゃんの合流を目指します。メソプゾシア・パシフィカ、ユーボストリコセラス・ジャポニカム、アナゴードリセラス・リマタム。大小の木石や最上流からの転石と思われる新生代の貝化石も目立ちます。貝化石は風化していて詳しい種はわかりませんが、砂岩質の大きめの石にびっしりと入り迫力があります。ミドメモ下流〜中流ばかり歩いていた頃は、ここまで時代の違う化石が混在した記憶はありませんが、上流に来ると結構混ざるようです。新生代の化石も見てみたかったのでワクワク感UPです。
ミドメモ本流にて。おそらく写真しか残っていないと思います。あらためて見るとコレなんでしょね?
合流です。思ったより細い沢のようです。
入口付近でMacrowavecatさんが大きめのノジュールを見つけました。アンモナイトが見えています。
不二子ちゃんの沢は、人の歩いた形跡はありませんでしたが化石は少なめでした。(こ〜れはチョイス間違えたかしらん(+∀+;)...)と思いながら歩いていると、やっとアンモナイトが出てきました。コスマチ系のようです。保存はイマイチですが、それまでワタクシはこのタイプの大きめを採取したことがなかったので嬉しく思いました。一緒に腕足さんも出てきました。
写真はありませんが、たしか近くで太めのハイファントセラスも登場したはずです。
先を歩いていたRyoさんに追いつきました。
「なにかありましたか〜?」
「さっき、そこで小さいアンモみっけたよ〜(^ ^)」
指をさした岩盤の上に錆色のアンモナイトが置いてありました。
遠目でもあまり見ないタイプなのがわかりました。
近寄って拾い上げると…細めの螺環…3本のキール…。
「うはっΣ(+∀+;)こ、これはペロニセラスではないですか!! ここにあったんですか?」
「そうね。そこでひらった(^ ^)」
「おぉ…(+∀+;)。。。」
「泥化石っぽいし、内巻き無いでしょ」
「いやいや...これは、なかなかですよ。直感ですがラータムではないような…」
「めずらしい系(^ ^)?」
「ワタクシは初めて見るペロニです」
先ほどの大きめアンモの感動が一気に吹き飛びました。
この後、化石はさらに少なくなり沢も細くなってきたので帰りました(翌日、同じメンバーで地獄の当別探検でした)。
Ryoさんのペロニさん
長径75mm
図鑑を見るとPeroniceras tehamense(ペロニセラス・セハメンセ)というのが似ている気がします。
ラータムより肋が斜めっている感じでしょかね?
ワタクシのアンモさん。
ん〜、割れまくっている上、殻ハゲハゲじゃないですか(笑)感動的に雑(+∀+)!!
採取時はKossmaticeras theobaldianum(コスマチセラス・ゼオバルディアナム)かと思ったのですが、今回、あらためてみると分岐肋はなく、初期殻の肋が細かく弱いので、Yokoyamaoceras ishikawai(ヨコヤマオセラス・イシカワイ)のjaponicaタイプかな~と思いました。
長径145mm
楽しいCMタイム(+∀+)
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