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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

これまで、ワタクシたちは石狩市・望来(もうらい)の化石産地を随分歩きました。
車の免許を取得してから...と考えても何百回通ったことか。
最初の数年は、海水浴シーズンでも、わざわざ駐車料金を払い、
冬は遠回りして崖を降り、腰まで雪に埋まって通いました。
今思うと、いらぬ苦労ばかりしていました(苦笑)
でも、当時は、ただただ楽しかったです。

モーライでは多くの化石が産出しますが、当然、種類によって多少の差があります。
以下はワタクシの私見です。

========必ず会える===========
ワタゾコウリガイ
ツノガイ.....シンカイフトツノガイ(縦肋70-80本)ヤスリツノガイ(縦肋35-40本)
オウナガイ
植物化石

========よく見かける==========
トクナガキヌタレガイ
スエヒロキヌタレガイ
キララガイ系
ベッコウキララガイ
ハトムギソデガイの一種
小型のツノガイの一種(上記の種の稚貝の可能性も否定できないが肋の雰囲気が違う)
エゾバイ系の巻貝
エゾボラ系の巻貝
ウニの化石(破片が多い)

========たまに見かける==========
モロハバイ系の巻貝
ネジボラ系の巻貝
シラトリガイの一種
ムカシオオツキガイモドキ
魚の化石(メチャクチャなものが多い)

=========探せば会える========
タマガイの類
キヌマトイガイ系(チシマガイなど)
ソデガイの一種
クジラの骨化石

========割とレア=========
カニ(クモガニの一種?)

========かなりレア========
上記以外のカニ
魚類の歯
ヒタチオビガイ

========激レア========
サメの歯
大型の甲殻類

と、こんなカンジでしょうか?(あとで思い出したら追加修正加えます)
情報提供、ツッコミ、ご指摘等、マジンコで熱烈歓迎いたします(+∀+)。

そんなモーライですが、いくつか珍しいと思われる化石があります。
毎度、こ汚い化石で恐縮ですが...(+∀+;)。

ひとつは、キリガイダマシ(ツリテラ)の化石
殻長60mm
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もうひとつは、やや大型のタマガイの化石
殻長41mm 殻径43mm
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いずれも、地層から直接の産出で、大変もろいです。
ゼオライト(沸石)をまとう様はモーライでは極めてよく見かけます。
これらの種は、ノジュールからは1度も見たことがありません。

「いしかり砂丘の丘資料館」の志賀さんにお尋ねしたところ、
ツリテラに関してのみ情報がありました。

-----------以下引用-----------
ツリテラ、こちらは、いわゆる「月のお下がり」状態のものを、
採集された方に見せてもらったことがあります。
確か古潭(確信はありません)で、
露頭からではなく、落ちていたものを拾ったそうです。
----------------------------------

ワタクシは、もしかしてツリテラとタマガイは当別層の化石?
(どちらも多産)と思っていましたが、
古譚でも出るとなると、望来層から産出して良い気もします。

今回、なんの解明も出来ないのですが...
今後、モーライを歩いた方からの情報をお待ちしております。


ところで、ワタクシ、今、魚肉ソーセージをムニムニ食べながらお酒を浴びておりますが、
みなさまは、どんな風に魚肉ソーセージをお召し上がりになりますでしょか(+∀+)?
フリ?エスカロップ?ソーテ?ヴァプール?エマンセ?ベニエ?グリエ?ポワレ?ボンジュール?ボンソワール?ケスクセ?
拙宅では、Ryoさんがいる時は、たとえ深夜2時を過ぎたとしてもアメリカンドッグを作ります。
ひとりの時は、めんつゆにマヨと七味ぶちこみソースをつけて食べます(+∀+)。







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# by motoronron | 2016-02-07 23:59 | 石狩 | Comments(18)
1月、コンテナや段ボールに詰め込まれた石の整理をしていました。
クリーニングしているRyoさんの真横でハンマーを振るうので、
Ryoさんには何時間も小石が降り注ぎます(笑)。

そんな中、出てきたのがこのアンモナイト。
はからずも昨年最も通ったオビラッチョのラブラブの沢産。

ポロンと出てきた時には「ん〜、こーゆーのがいわゆるひとつのハボロセラスですか(+∀+;)?」
と、思いましたが、ワタクシにはよくわかりません。

時代はサントニアン〜カンパニアン
螺環は薄く、へそまわりに突起があり、キールが目立ちます。
サイズは15mm

みなさまのお知恵を拝借したく思います〜。
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# by motoronron | 2016-02-06 23:59 | 小平 | Comments(10)

201411


アルビアンさんに連れられて、ホロキャナィの超絶アンモハンターN様さん宅を訪問しました。

メンバーは、アルビアンさん、アンキロさん、S様さん、ホークさん…とベテラン揃い。


ホロキャナイ産の一級標本を前に飛び交う会話は高度なもの。

化石の事はもちろん、産地も知らぬワタクシは、ちんぷんかんぷんふいちんさん。

「あ〜。何故…ドシロートのワタクシがココにいるのでしょうか…(+∀+;)?」状態で

ベテラン様が驚く様子に驚いてみるのが精一杯。


N様さんのクリーニングは特大サイズから極小化石に至るまで、

微に入り細に入り、とても丁寧で深い愛情を感じるものばかり、

採取なさった御本人のエピソードを伺いながら

素晴らしい標本を拝見出来て、とても楽しいひと時でした。


ショーケースに並べられた化石の中、

唯一、ワタクシにも分かる化石がありました。

保存が良い大きなキヌタレガイ。

産地はホロキャナィとのこと。そして続く言葉に驚愕!!

時代はセノマニアンと仰るではないですか(+∀+;)!!

正直、にわかに信じがたいものがありました。

それほど生々しく、新生代と言われても疑問を抱かない保存状態です。

アルビアンさんに目配せすると、すぐにワタクシの胸の内を察してくださり、

「あの沢に新生代はありませんよ~(^ ^)」と教えてくださいました。


俄然、白亜紀のキヌタレガイに興味が湧いたのでした。


数日前、アルビアンさんが、近くに行く用があるから~…と、

拙宅にお立ち寄りくださり、その際、あのN様さんのキヌタレガイと

同産地の貝類化石数種、そしてハイパーもぐりさんからという資料を沢山下さいました。

貴重な標本の数々、そして、あまりにタイムリーな資料の内容に感涙しました。

その夜、N様さんからお電話をいただき、

今年は、キヌタレガイ産出場所へ連れて行って下さるとのこと(+∀+)!

N様さんも、未だにひとつしか採取したことがないそうですから、

ワタクシが採取出来る可能性は極めて低いですが、運が良ければ、

年内に追加標本を公開することが出来るかもしれません。


78mm

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アルビアンさん、N様さん、グレートもぐりさん、おありがとうございました!!








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# by motoronron | 2016-02-04 23:58 | 道北 | Comments(8)

2015年 9月下旬


シルバーウィーク。スーパもぐりさんが来道されました。


この日のメンバーは…

もぐりさん、apogon2さん、もーりんさん、じゅりあさん、やままんさん、

そして、Ryoさんとワタクシ。賑やかに歩きます。

産地はapogon2さん当たりまくりの三笠ポンポコ川。


アルビアン産地ですから、ワタクシにはまともなアンモなんて採れまてーん(+∀+)ので

そこら中に転がるトリゴニア砂岩層(三笠層)を片っ端から叩いて、状態の良い貝やサメの歯を探します。

サメの歯は出てきますが、やはり叩き出しでは貝は厳しい様です。

しかし叩かなければ、どれが良い貝かわかりません…あー難儀(+∀+;)!!


モタモタ小割りしているワタクシは随分と遅れてしまいました。

お昼頃、上流からRyoさんがやってきて、おにぎりと飲み物をポイポイと置いて、また戻って行きました。

やっと皆様に追いついた頃には、もーりんさんとやままんさんは

すでにお帰りになった後…(+∀+;)。。。ご挨拶もできず、しーませんでした(涙)。


この日、ワタクシが最も楽しみにしていたのは、エクセレントもぐりさんが、

化学合成群集化石産地に連れて行ってくださるオプショナルツアー。

前回の記事でも書いた様に、ワタクシたちの化石人生は石狩市モーライの

化学合成群集化石がスタートなので、格別の思い入れがあるのです。


ポンポコ川にも、それらが出るのを知り何度か通ったのですが、

全くわかりませんでした。 そのうち、三笠博物館のカノーさんから

「あそこの産地は消滅しました~(^ ^)ザンネン」と伺い落胆しました。

ワタクシたちは採取を始めるのが少々遅かった様です。


それでも、地図も入手していたため、諦めきれず、

もしかすると痕跡くらいはあるかもしれない…と

apogon2さんとK師匠様のお供をした時にも付近を調べました。

けれど、なにも見つけることが出来ませんでした。

ワンダフルもぐりさんは

「見つかるかはわからないけれど、場所だけは教えてあげる」と仰ってくださいました。


メインの採取が終わり、ワタクシ待望のオプショナルツアーです。

林道を移動し、グレートもぐりさんが川の向こうを指差しました。

「あ…(+∀+;)。。。やっぱし、あそこなのですか…」

「う~ん、私が採取した時に比べると随分埋まったな~」

「埋まった、のですか?と言うことは、上の方じゃなくて下の方?」

「そう、この辺で採取したんですよ。もちろん上の方も全部調べたけど何も無かった」

「ですよね~!!でも、下もありませんでした。すっかり埋まってしまったのですね」

カノーさんが「消滅した」と仰ったのも、かつてネット上に掲載された調査中の写真で

皆が深みを歩いていた訳も理解しました。

アメージングもぐりさんは、付近をキョロキョロし、川の中からスイカ大の泥岩を拾い上げ、

ワタクシのところまで持ってきてくださいました。

「こんなのに入ってるんですよ。割ってみてください(^ ^)」

ワタクシの予想とは全く違う、とても脆い泥岩の塊でした。

端から慎重にスライスしてゆくと、チラッと貝の破片が見えました。

「ある...確かに、この中には何かが入っている(+∀+;)。。。」

ドキドキしながら細かくしてゆきます。

さらに大きい破片が出ました。直線的な雰囲気、

そして、とうとう貝とわかる化石が登場しました。

「もぐりさーーん(+∀+)!!!ありましたよーーーっ !!

「あぁ、これは間違いないですね(^ ^)よかった」


この化石に出会うのに何年かかったことでしょう…。

35mm

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40mm
うっすらとですが、キヌタレガイ特有の放射肋がわかるでしょうか。
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しばらくすると乾燥してヒビが入ってきたので

慌てて木工ボンド水に漬け込みました。


マーベラスもぐりさん、本当におありがとうございました!!








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# by motoronron | 2016-02-03 23:59 | 三笠 | Comments(12)
皆様、マイナーなネタにもコメントをくださり、おありがとうございます〜(+∀+;)。

2015年 6月上旬

夢の中、あっちの世界にお住まいのR-9XZさんに、
またまたマボロし産地へ連れて行っていただきました。
川底のファミマで棚にあるおにぎりを全て買い占め、
二人で分けっこしたり、ぶつけ合ったりして遊んだ後、
ワタクシ達は歯に海苔をつけたまま
産卵のため再び遡上を開始しました...。

途中、拾ったノジュールに、スレた二枚貝の端が5mmほど覗いていました。
「こ...これってΣ(+∀+;)!!!??まさかのキヌタレガイではないですか!!?」
「こ...これってΣ(+∀+;)!!!??まさかのキヌタレガイではないですか!!?」
驚きのあまり、目覚めてしまいました。
しかし、ワタクシの手にはガッチリとノジュールが握られていたのでした。

モーライで化石採取を始めたワタクシにとって、キヌタレガイは特別な貝。
古い時代からいる貝ですし、北海道では三笠のアルビアンからも出ているので、
さほど珍しくないのかもしれませんが、ワタクシにとっては初めての白亜紀キヌタレ。
風化で状態がイマイチですが、大変嬉しい採取品となりました。
昨日ご紹介したノコギリウニ同様、昨年ゲッチョして嬉しかった化石上位にランクイン!!

合弁ではありましたが、クリーニングしてみると、表は殻がほぼ溶け去り、裏は破壊されていました。
コニアシアン〜サントニアン 45mm
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XZR-9さん、おありがとうございました〜(+∀+)!!!







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# by motoronron | 2016-02-02 23:59 | 道北 | Comments(10)

2015 8月上旬


ryoheiさん来道の日が近づき、ご希望を伺うとワタクシにはご案内出来ない産地。

悩んでいたのですが、もーりんさんがサポートして下さることとなり実現しました。


この日の詳細な記事はまたいつか…。


午後、2本目の沢に下りてすぐ、近頃、お馴染みとなったサメの歯ゾーンそっくりの石を見つけ

割ると小さなサメの歯が2本現れました。

気を良くして、さらに細かくしてゆくと見慣れぬものが…。

断面はウニやウミユリといった棘皮動物特有の輝きが見えるのですが、

如何せん初めて出会った化石なので自信がありません。

「ん~…本で見た事がある様な…エイの尾?いゃ、お魚系じゃないですよね~。そもそも全体的にトゲトゲしているし…やっぱりウニ系?ぐぬぬ…」

と、悩んでいるところにタイミング良くryoheiさんがやってきたので質問したところ

「ノコギリウニのトゲじゃないですか」とのこと

「Σ(+∀+)それだっ!!!」さすがは化石厚生大臣ryoheiさん!!

昨年ゲッチョしたウレシー化石ランキング上位の化石となりました。


現地では、濡れてよく見えたのですが...実際はガサガサと砂をまとい分離が悪く

クリーニングには随分と時間がかかってしまいました。


45mm チューロニアン

もーりんさん、ryoheiさん、本当にありがとうございました〜(+∀+)!!








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# by motoronron | 2016-02-01 23:58 | 小平 | Comments(12)

Ryoさんがクリーニングしちゃう企画・第3弾~(+∀+)。


Ryoさんは、明日からまた1ヶ月ほど北海道を離れます。

しばらく化石に触れないので、この1週間、朝から晩までクリーニングルームにこもり

急ピッチでクリーニングを進めていました。


先日ご紹介したメヌイテスに比べると小ぶりではありますが

トゲトゲ感はより強い感じです。

「少しコツが分かってきた」とのことで、確かに作業も早かったです。

ワタクシは、チゼルを研がせて頂いたり、お肩をお揉みしたり、ドリンクをご用意したり、

そして、最後に仕上げをちょっとお手伝いしただけ、で(+∀+)超ラクチン。


道北・三毛猫系産地

72mm

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# by motoronron | 2016-01-31 23:55 | 道北 | Comments(16)
昨日の記事の続きです(+∀+)。

夢の中でZX9-Rさんに連れて行っていただいたマボロし産地。
いくつかサメの歯を採取したのですが、下のクレトラムナはその内のひとつです。
艶やかで透明感のある美しいグレー。
右側の副咬頭と歯根が欠損しているのが残念ですが、
これは、夢の中に置き忘れてきてしまったのかもしれません。
18mm
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# by motoronron | 2016-01-30 22:05 | 道北 | Comments(10)