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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

昨夏、Ryoheiさん来道の際に採取した腕足類です。
小平・太陽の沢の流れに降りてすぐに見つけたものです。
同じ石から、以前ご紹介したノコギリウニも採取しました。
また、すぐそばにあった同質の大きな岩からはサメの歯を沢山採取しました。
どれもワタクシの興味を引くものばかり。良い拾い物でした。

完全体では無いのが残念ですが、これまで採取した白亜紀の腕足類の中では大きな方です。
殻がいとも簡単に剥離して飛んで行くので、小さな割にクリーニングには大変時間がかかりました。

28mm
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腕足類特有の雲母の様な積層構造と独特のツブツブ
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# by motoronron | 2016-03-13 23:59 | 小平 | Comments(6)
2013年初冬

三笠・アッチャッチーの沢の細い横沢で採取したエゾイテスです。


当時の記事を読むと、コルディセラムス・カワシタイと思しきイノセラムスが出ているので
時代はコニアシアンと思われます。
当時、エゾイテス・ペリーニとエゾイテス・マツモトイと悩んだのですが、
ペリーニよりも肋がざっくりしていて、薄っぺらい...ということで、
エゾイテス・マツモトイで良いでしょうか(+∀+;)??

20mm
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# by motoronron | 2016-03-12 23:59 | 三笠 | Comments(8)
3月8日

Ryoは一ヶ月もの長期出張を前に「何が何でもモーライに行く(^ ^;)!!」と言い張ります。
正直、ワタクシは風邪をひいてしまっては困るし...と悩みましたが、
短時間という約束で行くことにしました。

久しぶりの巡検、用意もままなりません。
途中でカメラを忘れたことに気付き、他にも何か忘れ物が...?とイヤな予感。
「まぁ、ハンマーと手袋は確実にありますから大丈夫です...よね(+∀+;)?」
現地に到着し、自分の防寒着を忘れてきたことに気付きました(涙)。
天気は良かったのですが、かなり強い風が吹いていました。

急な暖気で崖は絶えず崩落し、幾筋もの細い滝が勢い良くしぶきを上げています。
ねっとりと崖を流れ落ちる表土は砂浜を這い進み、波打ち際を黄土色に変えていました。
ビーチコーミングをするほど漂着物はなく、ワタクシは少しでも温まろうと化石ゾーンまで早足で進みます。
大きなノジュールはあまりありませんが、化石を含んだ石はそこかしこにあります。

最近、モーライの記事を幾つか書き、あらためて自分がモーライの化石について何も知らないことを知りました。
この産地の化石に見覚えがある程度なのに、よく知った気になっていたのは否めません。
初心に戻り、経験で判断しないよう意識し、よく見て石を割り、さらによく観察します。
這いつくばって、自分の周りにある石を丁寧に調べます。

当たり前ですが、殆どはよく知る化石でしたし、なかなか新たな発見というものはないものです。
それでも、30分程して、少し離れたところに落ちている石に目がとまりました。
それは、ワタクシの酷く悪い視力でもフジツボの密集化石に見えました。
駆け寄って拾い上げ食い入るように細部を観察しました。間違いなくフジツボです。
正直、これまで採取したことがないのか...よく覚えていないのです。
拙宅の物置に積み上げられたコンテナの大部分は望来のものですから、
その中にはあるのかもしれません。しかし、近年「フジツボの化石を採った」という記憶はありません。
少なくとも密集は絶対にありません。早くも今年一番の化石を採取してしまったかも...と気分が高揚しました。
砂上に印をして化石をまとめおきました。Ryoは随分先に行ったとみえ、姿が見えませんでした。
追いつこうと歩みを速めた時、数十メートル手前の崖が「ドッ!」と大きな音をたてて崩落しました。
アッと言う間のことでした。手を打つほどの一瞬で大量の土砂と岩が砂浜を走り海に届きました。
これまで、幾度か崖崩れを目の当たりにしましたが、あらためてその凄まじさに圧倒され肝を冷やしました。
崖の向こうに消えたRyoは無事かと不安になり波打ち際を早足で歩きました。

200mm
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下部中央やや右よりに三角形で横しまのある盾板の跡もみられます
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# by motoronron | 2016-03-11 23:59 | 石狩 | Comments(4)
2015年9月下旬

来道されたハイパーもぐりさん、apogon2さん、もーりんさん、じゅりあさん、やままんさんの巡検に
Ryoさんとワタクシがお供したポンポコ川。
ワタクシは三笠層からオモローな化石を採取すべく
三笠コザコザ砂岩層を見つけては、片っ端から割っていましたが、
そんなことをしていたので、皆様にすっかり遅れをとってしまいました。

座り込み汗だくで大石を割っていると、Ryoさんがお昼ご飯を届けにきてくれました。
「あ〜...わざわざすみません。Ryoさんは何か良いの採れましたか(+∀+)?」
「ん〜、あんましないね。あ、でも、サメの歯ちょっと採ったよ」
「凄いじゃないですか〜!! 見せてください」
Ryoは幾つか石を取り出しました。
「どれどれ...。うん、間違いなくサメの歯ですね。先端が欠けているのが惜しいです。こっちは...最初から破損していたみたいですね」
「ねぇ、コレは...ちがう?なんだかあんまり光ってないんだよね。貝かな?」
灰色のエナメルが1cmほど覗いていました。
「確かに...輝きが弱いですね。少し風化しているんでしょうけど、おそらく大きめのラムなだと思います」
「そっか〜。良かった〜(^ ^)。」
Ryoはそう言うと、リュックにポイポイッと無造作に石を入れ、また上流へ戻って行きました。

そんなRyoさんの採取したサメの歯化石のひとつがこれです。
先端が欠け、やや変形と風化がありますが、割と大きなクレトラムナだと思います。


# by motoronron | 2016-03-10 23:46 | 三笠 | Comments(8)
小平・北のダイスキノ川では白亜紀のアサヒガニが沢山採取できます。
また、ワタクシたちが知っている他のカニ産地よりも、やや大型が得られるようです。

今回の特に大きい訳ではありませんが、殻が残っているのが珍しいと思い掲載します。
ワタクシが知っているアサヒガニの化石は白っぽいイメージです。
そして、小型のものは突起が短く、鈍角であると思っていました。
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甲の大部分を占める白い部分がワタクシのよく知るアサヒガニの状態、
そして、下の方に、わずかに残った、こげ茶色の部分が殻です。
カニらしいツブツブもハッキリと確認できます
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これまでワタクシが採取してきたアサヒガニの多くは殻が残っておらず、
殻の裏側の形状ばかりを見ていたのです。だから突起は鈍角に見え、
本来の殻の特徴も確認出来なかったのでした。

残念ながら、クリーニング終盤で突起の先を飛ばしてしまいました。
粉になって吹き飛び、修復は不可能でした。実際はもう少し長いものです。

28mm
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# by motoronron | 2016-03-09 23:59 | 小平 | Comments(8)
2015年7月上旬

驚愕にナイナイのアッシーベッシーにて、どうにか採取した化石のひとつです。
採取当時、アルビアンさんが「プリオノカイクロセラスですよ(^o^)」と教えてくださいました。
あれから8ヶ月...割れを接着し、放置しておりましたが
現在、自転車操業キコキコ中につき、急遽クリーニングしてみました。
結果、変形や欠け著しく、あまり良い標本とは
言えませんけれど、初めて採取した種です。
手持ちの図鑑や資料、ネット検索してみたのですが、ピンとくるものが無く種名がわかりません。
ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示くださいませ〜(涙)。
産地はコニアシアン、アナゴードリセラス・リマタムの上に乗っています。


50mm
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# by motoronron | 2016-03-08 23:59 | 芦別 | Comments(10)
昨夏、来道されたryoheiさん、もーりんさん、Nとーさんのお供で歩いた
小平・太陽の沢で採取しました。

あまり珍しいものではないかもしれませんが、
注目されることも少ないと思い掲載してみます。
生痕化石は主が残る事が無く、謎が多いのが残念ですが、
形状は多様でとても面白いと思います。

ワタクシが採取した中で最もユニークと思ったのは
当別・青山地区のものでした。

道立図書館にて初めて化石の資料を複写して貰ったのが
生痕化石に関するものであったのを思い出しました(笑)。
化石を始めたばかりの頃、何故、その資料にはまったのか...?

小平・チューロニアン
ゴカイ類の生痕化石(暫定)
20mm
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# by motoronron | 2016-03-07 23:59 | 小平 | Comments(10)
サントニアン〜カンパニアンで多産するポリプチコセラス。
密集したもの、太いもの、長いもの...とにかく沢山出てきますが、
細長くクリップのような形状のためか、
破損している場合がほとんどで
ターン数の多いものは極々少ない様に感じています。
ワタクシレベルですと2ターンしていれば"良い標本"と感じます。

昨秋、北のダイスキノ川で採取したポリプチコセラスは、初めての4ターンでした。
相変わらず採取方法が乱暴なため、太いターン部分が折れてしまいましたが、
初期殻は崩れ去らずに、なんとか残ってくれました。
1mmほどの極細の初期殻は結晶化しており美しいです。
最初期の部分は太い殻の下に潜り込んでしまっています。

120mm
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# by motoronron | 2016-03-06 23:59 | 小平 | Comments(12)