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化石のはなし

motoron.exblog.jp

北海道で化石採取をしている motoron と Ryoのブログです。

石狩市モーライで沢山の化石が採れるのは、これまでご紹介してきた通り。
崖の下に転がる化石を集めるだけでも結構な数と種類があり楽しいです。
ただ風化が進んでいることが多いのが難点です。
やはり保存の良さは、ノジュールの中に入っているものが一番です。
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ワタクシたちが「ノジュールの旬」と呼ぶ時期があります。
台風が過ぎた後の穏やかな日、初冬から厳寒の時期、春、凍った露頭が溶けて崩れ始める頃。
海水浴シーズンはあまり見かけません。もちろん全く無いわけではありませんから、
焼けた砂浜をふぅふぅ言いながら歩けば、
面白い化石と出会えるかもしれません。

9月下旬
家庭菜園の帰りにモーライに寄ってみました。
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波は穏やかで水の中もよく見えます。
こんな時は、普段指をくわえて見ているだけの海中のノジュールも拾えるので狙い目です。

ノジュールの多いゾーンに来ました。もう見えています。白っぽく見えるのがノジュールです。
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Ryoさんが片っ端から拾い集め、ワタクシがどんどん割ります。
わずか数分、十数メートルほどで、こんなに集まりました。
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数歩進めばノジュールがいくつも拾えます。
そう珍しい化石は出てこないかもしれませんが、
割ってみなければ、探してみなければ、そんな化石にも出会えません。
長い北海道の冬ももうじき終わります。
春には、みなさまもお弁当をもって気軽に化石採取にお出かけになって下さい。

ただ、絶えず崩落している崖の下だということはお忘れなく。
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# by motoronron | 2016-02-22 02:43 | 石狩 | Comments(18)
昨日のアルビアンさんの記事とコラボ...?です。

2014年 7月中旬

大雨の中、アッシーベッシーのお月見の沢を歩きました。
どうにか川の入口までたどりついたと言うのに、橋が崩落していて渡れません。
すっかり当てが外れてしまいましたが、最下流では植物化石も出るようなので、
橋を降り、そこから上流へ向かいました。
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荒々しい岩が続く景観が素晴らしく、とても気持ちの良い川歩きでした。
増水して河原を見ることはできませんでしたが、途中で大きなプゾシアの破片を拾いました。
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余分な部分を落としてクリーニングしたのが下の標本です。
欠け、変形もありますが、黒い肌に薄く金色をまとい美しい化石です。

160mm
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この時の巡検の詳細はコチラ(+∀+)!







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# by motoronron | 2016-02-21 02:35 | 芦別 | Comments(8)
昨年、最も歩いたオビラッチョの沢。
沢山の良きものを採取しました。
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この沢は新生代の化石がチラホラ落ちています。
アンモナイト採取の方は「三紀か!」と言って嫌うのですが、
ワタクシからしてみると、とってもお得な沢と言えます。

この三紀は「築別層」と呼ばれる、有名な中新世の層です。
かつて築別炭鉱があり、古くから調査されているため研究も進んでいると思います。
しかし、この層に注目して化石採取をしておられる方は少ないかもしれません。
ネットに出てくる化石写真の多くは、アマチュアの方のものですから、
検索してもあまりヒットしないのは必然です。

道北には築別層が広くあるので、ワタクシは白亜紀産地に行く度、
あわせて築別層の化石も採取しています。
いずれも珍しいものではないのでしょうが、
ワタクシにとっては新鮮で夢中になってしまいます。
産出化石リストにないものが出てくると嬉しいものです。

北のダイスキノ川の築別層は粗めの砂岩で礫が混じります。下部なのかもしれません。
下はホタテ系の化石です。
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保存状態が悪いのでなんとも言えませんが、
出た瞬間は「コシバニシキ(+∀+)!??」と思いました。
もし、詳しい方がいらっしゃいましたら、是非ご教示くださいませ。
ご要望があれば、違う角度の写真も追加いたします。
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「今、築別層が超アツイ!! もんげーアツイ!! ワタクシの中だけでっ(+∀+)!!」
と、いうことで....今年はどんな化石にであえるか、今から楽しみなのでした。







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# by motoronron | 2016-02-20 02:17 | 小平 | Comments(6)

2012年9月


Ryoさん長期出張前日。

しばらく、どこへも行けないから…ということで、すこし遠出をしました。

久しぶりに小平にやってきましたが、あいにく連日の大雨の直後。

青空が見えても、川幅はすっかり広くなって河原の石を見る事も出来ません。

濁った川の中を右往左往。わずかにのぞいた石溜まりを渡り歩きます。

ワタクシは、ようやく綺麗なイチョウの葉を見つけたというのに、

トリミング中、まさかの川ポチャ…(+∀+;)。。。

なんとか拾い出そうと川底を探っていると、

Ryoさんが向こう岸からザブザブと川を漕いでやって来ました。

「コレと、コレ。何かな?」

「こっちは、ユーボですね。太いですが一部しかないと思います。もう一つはアナゴーですね。ほら、波打った肋のラインが見えるでしょ?」

「そっか~。欠けちゃってるけど、持って帰るでしょ?今日はあんまり採れないみたいだし」

「そうなんですよ~(涙)。今、やっと見つけたイチョウの葉っぱ、落としちゃったんです…」

「(笑)ムリムリ、こんな濁った川の中からなんて探せないよ。ここは諦めて、他の川に行こうよ」

確かに、化石採取が出来る状態ではありませんでした。

横沢を幾つかを歩き、結局毎度のミドメモを少し覗いて帰りました。

Ryoさんは、採取したアナゴーは石から見えている部分だけだと思ったのか、しばらくの間放置していましたが

当時、あまりコニアシアンを歩いていなかったワタクシたちにとっては割と良い標本だったので

「これ、もう少し続きあるみたいですから、きっとイイ標本になりますよ〜(+∀+)」と促しました。


115mm

クリーニングは完成したのですが、その写真はブログにUPされることなくお蔵入り。

…と、書いたところで思い出しました! 2012年大晦日企画で「民謡・化石節」を掲載しました。

あの歌詞の背景にあるのが、今回のRyoさんの白いアナゴーでした(笑)。


ところで「民謡・化石節」どなたか歌ってくださいませんか?

ちゃんとメロディーもあるのですぅ~(+∀+)!!

参照記事

「小平に行ってきました〜(+∀+)!!」

「大晦日おありがとうございました〜(+∀+)!!!」











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# by motoronron | 2016-02-19 02:40 | 小平 | Comments(16)

石狩市厚田区望来で産出する化石は、地質図の説明書にも記載されていますが、

60年近く前のものですから、さすがに情報が古くなってきました。

今は石狩市の公式リストを参照するのが一番です。

専門家の方が多くの資料を元に作った最新版です。


それでも、残念なことに何故かリストから外されている貝も多くあります。

今回、ご紹介する小さな小さな二枚貝「ハトムギソデガイ」もそのひとつです。

ネット検索したところ、望来に関するものは、先日ワタクシが書いた記事のみでした(涙)。


主にノジュールの中から産出するので、崖下で拾ったりはできません。

もし、あったとしても小さくて気付かないかもしれません。

こざこざ系の密集ノジュールを割るとかなりの高確率でハトムギソデガイが出てきます。

複数入っていることもよくあります。


望来の化石にしては珍しく分離も保存も良好です。

コロンと厚みのあるフォルムも可愛いらしく

肋と形も美しいので、出たら必ず持ち帰ってしまいます。

ハトムギソデガイの仲間はいくつかいるようですが、

キリリとした肋の感じからハトムギソデガイと同定しました。

(もし間違えていましたら、どうか御遠慮無くご指摘下さい。可及的速やかにソッコー爆速系で修正致します)


小さくて地味な二枚貝ですが、ワタクシたちのお気に入りの貝化石です。


ハトムギソデガイ Neilonella dubia

殻長13mm~14mm (図鑑には10mmとあるのでやっぱりちょっと大きい?)

水深100m~500m











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# by motoronron | 2016-02-18 01:45 | 石狩 | Comments(12)
2010年10月

三笠の沢を順に歩き、とうとう夕張ゾーンに到達しました。
小さな谷川に買ったばかりのロープを使って下りました。
化石はあまりなかったけれど、初めての沢を歩くのは楽しいものです。
ワタクシはキノコを採り、Ryoさんは「珍しいクモがいたよ〜(^ ^)」と
ロープにつかまったまま写真を撮ったり...。

そんなわけで、何を持ち帰ったか、さっぱり記憶にありませんでしたが、
箱を開けると少しだけ石が入っていました。
ものになるかわからないゴードリセラス...。
Ryoさんがコンコンとクリーニングをしている横で
ワタクシも並んで一緒に作業をしました。

「あまり状態の良いものではありませんが、こうしてみると、見られるものですね」
「うん、イイ感じよ。で、これ、どこの?」
「ほら、夕張の小さな沢で...ロープで降りた...」
「知らない、わからない、おぼえてない」
「え〜...(+∀+;)結構苦労して降りたんですけど〜」
「ぜんぜん記憶にございません」
「ほら、Ryoさん、クモの写真を撮ってたじゃないですか〜」
「あ、わかった(^ ^)!あそこか〜。」
「それは、覚えてるんですね...(+∀+;)。。。」

縦140mm
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# by motoronron | 2016-02-17 01:40 | 夕張 | Comments(22)

石狩市厚田区の海岸沿いの崖下を歩くと沢山の中新世の貝化石に出会えます。

その中でもツノガイは最もよく見かける種のひとつです。


これまで「ヤスリツノガイ」と紹介されてきましたが、

石狩市の資料館のリストには「シンカイフトツノガイ」という種も加わっていました。

地質図幅説明書「厚田」(昭和31年発刊)には


Dentalium yokoyamai(ヤスリツノガイ)

Dentalium sp.


の、2種類が載っていました。

このsp.がシンカイフトツノガイ(D.horikoshii)を指すのか不明ですが、

ワタクシもDentaliumの仲間は2種しか確認していません。


この産地、産出数の割にツノガイの完全体は得られません。

露頭から直接出るものは風化してもろく、浜に転がっているものは寸断され磨耗しています。

「目玉のおやじ」よろしく断面が覗くノジュールは名物と言えるほど沢山拾えますが、

やはり短い上、ちゃんと化石を取り出すのは至難の技。

長い楕円形ノジュールに殻頂が少し覗いているものは

保存が良好かもしれませんが、ハンマーで叩くとほぼ間違いなく破損します。


シンカイフトツノガイの方が「太」というくらいですから、

やや、ずんぐりした印象がありますが、細切れになっていてはわかりません。

現地で少しでもマシな破片を見つけたら、縦肋を観察してみましょう。


比較表を見れば、違いは一目瞭然。

シンカイフトツノガイの方が圧倒的に肋の数が多いです。

半周程度数えることが出来れば十分でしょう。


つぎに断面の形状です。ルーペなどで観察すると下の様になっています。

(わかりやすい様に大げさに表現しています)


「ヤスリツノガイ」


平坦な印象です。

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表面には縦肋と交わる微細な輪肋がはっきりと見えます。

(上の写真右側、光が反射しているあたりがわかりやすいです)

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「シンカイフトツノガイ」

幅広の肋は平で、細い肋は丸みを帯びています。

ヤスリツノガイの様な交差する線はやや不明瞭です。

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少々判りにくいですが、ルーペなどで確認すると特徴が見えてくると思います。

学名のDentaliumは、dental 「歯」に由来します。
英語ではtusk shellやtooth shellというようです。tuskは「牙」toothは、やはり「歯」のことです。
いずれもイメージにピッタリですね。

最近の図鑑を見ると、Dentalium yokoyamai Fissidentalium yokoyamaiとなっていました。
確証はないのですが、fissiは「割れた」というニュアンスの意味の様です。
上の表、ヤスリツノガイの特徴の説明に「殻頂に長い切れ込み」とあります。
これに関係があるのかしらん?と思っています。
ただ、モーライで殻頂まで保存された化石を得るのは、奇跡のようなことですけれどね(+∀+;)!!
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# by motoronron | 2016-02-16 02:45 | 石狩 | Comments(14)
マボロし産地には年に一度現れる幻の産地があります。
そこで、初めて長めのナエフィアを採取しました。
けれど、クリーニングの際バラバラにしてしまいました。
どうにか繋げたものの、隔壁が壊れてしまったためか
完全に元どおりには出来ませんでした。
13段 47mm
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内殻、鞘形類つながりで、おなじみのトグロコウイカを...
19mm
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連室細菅が見えます。
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# by motoronron | 2016-02-15 02:58 | 道北 | Comments(16)